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準備しないまま挑むなんてもったいない!という面接の「逆質問」について、面接を受ける方に知っておいてほしい内容をまとめてみました。
まずは、なぜ逆質問が行われるのか?を知ることが重要です。その上で「逆質問」の準備をすることで、ミスマッチをなくし、自分のアピールしたいことも残さずにアピールできるようにしていきましょう!
面接における逆質問とは?【重要度】
そもそも逆質問とはどんなものをいうのでしょうか?そして、なぜ企業側から逆質問はされるのか・・・その理由は何でしょうか?
逆質問をされる理由を知れば、どのような質問をするべきかが見えてきます!逆質問の対策をする準備段階として知っておきましょう!
なぜ最後に質問させるの?【理由を3つ紹介】
逆質問…面接の最後の方でよく聞かれる「何か質問はありますか」という質問のこと
この質問は、「時間があまったからとりあえず聞いている」というわけではないんです!
この質問の理由を汲み取った回答ができるかどうかで、採用の合否を左右することもあるんです! そのために、逆質問の理由・意図をおさえておきましょう。
1)志望度合いの確認
就活生や転職活動をしている人は、基本的に1社しか志望をしないということはありませんよね。複数、しかも10数社~数10社面接を受ける猛者もいます。
そういった場合、企業としてはどれくらいの気持ちで自分の会社へ入社を志望しているのか?という部分はしっかりと把握しておきたいところです。
その観点でいうと、以下のような質問ができると好印象だといえるでしょう。
・入社して「何がしたいか」がはっきりする人
入社後のビジョンをしっかり考えられていると感じられ、入社志望が高いと判断することもできます。
・企業や業界に関しての知識があるような質問をしている
2)コミュニケーション能力・質問力を見る
企業側は逆質問に答える姿勢や、質問内容もしっかりチェックしています。なぜならその質問の仕方にあなたの「コミュニケーション能力」や「企業・業界に対しての理解度(情報収集能力)」があらわれるからです。
少し詳しく見ていくと以下のように説明できます。
・コミュニケーション能力
面接の始まりから終わりまでを聞いたうえで、適した質問ができていること、面接の雰囲気を加味したうえでの質問ができていることなどが見られています。
入社した後でも、質問力は重要なスキルなので、そういった観点も。
・情報収集能力
企業で勤めるにあたって、与えられたことのみをこなすというのでは、どんな職種でも向上心がないとみなされるでしょう。
必要な情報を自分で調べて得るという能力は必要不可欠です。
また企業や業界の知識が浅いまま志望していますといくら言われても「本当に興味があって、この会社でしたいことがあるのか?」と担当者は疑問に感じてしまいます。
逆質問で好印象を与えるためといわず、面接を成功させるためにも下準備である情報収集は怠らないようにしましょう。
3)ミスマッチを減らす・お互いの理解を深める
面接の最後の質問ですから、「単純に採用試験の受験者のわからないこと・不安をなくして、志望の気持ちを強くしてほしい」という意図もあるでしょう。
もし、採用試験を受ける前に調べてもわからないが気になっていることがある場合、聞くことができるチャンスだとも言えます。
また、その部分を確かめないまま入社してしまい、実は思っていたことと違ったという事態は採用試験を受ける側も企業側も避けたいはずです。
ミスマッチが起こらないためにも、本当に確認したい事柄は聞いておくのがいいでしょう。
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こんな逆質問が望ましい【スタンス】
念頭に置いておきたいのが、「逆質問」のスタンスです。
「相手にとって好ましい・答えやすい質問がいい」ということ。
これを行うことで、面接官である相手も気分がよく、面接の雰囲気も良くなる可能性が高いです。
ただ、会話の流れや面接の雰囲気にもよりますので、気にしすぎなくても大丈夫です。逆質問を考えるうえでのスタンスとして知っておいてください。
逆質問は準備で質がどんどん上がる!
前の【スタンス】の部分で状況や雰囲気ありきで質問を選ぶことが重要だと紹介しましたが、それを含めても逆質問を何も準備せずに、行き当たりばったりで挑むことは危険です。
企業側としては志望度合いを見たり、コミュニケーション能力を見ています。志望者側にとっては最後のアピールタイムであるため、おろそかにすると痛い目にあう可能性もあります。
内定を勝ち取りたいのなら、志望者は逆質問を活かすことが合格への大きな一歩となります。そのため、どのような状況(雰囲気・それまでの情報)でも対応できる質問を5つくらい用意しておき、ほかの志望者との差を見せつけたいところです。
もし準備していなかったら?
もし、逆質問「何か質問はありますか」に準備をしていなかった場合はどのような結果になるでしょう。
・自分が重要に思っていることを聞けないまま採用試験が進んでしまう
・アピールしたいことを思ったように伝えられない場合も
・相手が不快に思う質問をしてしまうことも
・2~3つくらい用意して臨んだら、すべて面接の中で出てしままって頭が真っ白に
このようなことになってしまったら、せっかく志望して面接に出向いているのに合格から遠ざかってしまいますよね。
そんなことにならないために逆質問の準備を始めていきましょう。
逆質問を準備するフローを紹介
逆質問といわれても、無数に質問内容は考えられます。もちろん志望職種や業界などによっても異なりますし、何次面接なのか、面接官の人の役職などによっても変わってきます。
そのあたりも頭の隅に置きながら、あなたが聞きたい(アピールしたい)逆質問はどのような内容なのかを考えてきましょう。
以下のフローに沿って考えていけば、自分がしたい逆質問の大枠が見えてくるはずです♪
図にもありますが、まずは逆質問であなたが面接内でしたいことを考えます。
大体「強み・得意」のアピールがしたいのか、入社後の「やる気」をアピールしたいのかの2パターンに大別されると思います。
以下に質問の例をテッパン質問として紹介しています。あなたの志望している会社や職種について合うようにアレンジしてみましょう。
1社につき、最低5パターンくらい用意しておくと先に質問されてしまったり、面接内で紹介されて焦ってしまうことが少なくなるでしょう。
安心して堂々とした姿勢で質問できると、面接官の印象もよくなります。
得意・強みをアピールしたい時のテッパン質問方法
私の強みは~ですが活かせるでしょうかというスタンスで強み・得意をアピール
・「私の強みは○○なのですが、御社ではどのような場面で活かせるとお考えでしょうか」
・「私は今まで△△のような経験(資格)がありますが、御社で活かすことはできますでしょうか」
など
やる気をアピールしたい時のテッパン質問方法
「入社後のイメージをはっきりと持てている」と志望度が高いと感じてもらえる
・「御社の□□部署で活躍していくためには、どのようなスキルが必要だと考えられますか?」
・「私の場合、入社までに身に着けておくべきスキルはありますでしょうか」
・「御社に入社後、昇進していくためにはどのような能力が求められますか?」
・「御社ではどのような人材が活躍しているのでしょうか?」
・「希望している職種の1日のタイムスケジュールを教えていただけますでしょうか?」
+αを目指す人は知っておきたい状況把握術
ここまでは誰でもできるかなという逆質問の準備を紹介していきました。しかし、これだけでは実はまだ逆質問に失敗してしまう可能性もあるんです!
質の高い逆質問を用意したとしても、面接の場の雰囲気を読み違えてしまうと、同じ質問でも「悪い」逆質問になってしまうことも。
そんなことになってしまわないためには何に気を付けたらいいのでしょうか?場の雰囲気を読むことで、「的をはずさない」「コミュニケーション能力の高さをアピール」できる逆質問を繰り出してみましょう。
【面接の雰囲気を読むためにおさえておきたい情報例】
●何次面接なのか?何を確認されている段階なのか?
●質問に答えてくれる人の職種・役職は?
●和やかに進んできたのか?
⇒少し砕けたような質問もしやすい
●固い内容で感情の面に踏み込んではいけないような雰囲気ではないか?
⇒業務内容の質問の方が好まれるかも
以下の危険質問で、マイナスになってしまう例を挙げて詳しく紹介していますので、続けてチェックしてみてください!
マイナスになりうる!危険質問
先にも紹介していますが、基本的には状況把握が必須です。状況に合うか合わないかは面接によって異なります。
最後の最後まで集中して聞かなければいいやり取りはできない!という気持ちで、その面接で出た質問や話しを心に焼き付けながら過ごしましょう。そのうえで、自分が出す質問を吟味する必要があります。
そのため、必ずこの質問はNGというわけではないですが、次項で注意が必要な質問の例を挙げておきます。参考にしてみてください。
避けたい危険質問を紹介する前に、「逆質問をしない」という選択肢について少し説明しておきます。
基本的に逆質問を「しない」選択肢はありません。なぜなら、「この人は弊社に興味があまりない」と企業側にとられてしまうからです。
しかし、「面接がとってもいい雰囲気で進み、所々で気になることを確認しながら進めることができた」場合は別です。
「十分にご説明をいただきましたので、特に質問はありません。お話をお聞きし、ますます御社へ入社したい気持ちが強くなりました」などの文言で入社の意欲を示しつつ断ってもいいでしょう。
×避けたい危険質問
まず、【してはいけない質問】は以下のものです。当たり前かなという感じですね。
①調べればわかることを質問する
②面接の中で出てきた内容を質問する
③福利厚生ばかり質問する
①については、してもいい質問に変えることができます。
例えば「御社では~という商品を扱われていますが、これからの○○はどのように変化していくとお考えでしょうか」など深堀できれば調べてきたうえでの質問だということになり、好印象でしょう。
③については、気になることなので質問すること自体は問題ではありません。しかし、一番気になるからといって最初の質問に選んでしまうことや、福利厚生について質問を重ねてしまうのはNGです!
面接官からすると「うちへの志望動機は福利厚生だけ?」と感じてしまいます。残業時間、休暇などの質問はいきなり持ってこない方が無難でしょう。
●避けたい危険質問【例】
・御社の他社とは違う強みとはどのようなものですか?⇒調べればわかるはず
・有給休暇(や産休・育休など)の取得率を教えてください。⇒1番に聞くことや重ねての質問はNG
▲状況によっては危険質問
先にも少し触れましたが、面接の場の雰囲気は重要です。さらに状況(何次面接なのか、面接官の職種、役職)によっても危険な質問になりうる場合もあります。
①質問するタイミングが適切ではない
②面接官の役職では答えにくい質問
①は何次面接であるのかをまず考えるということです。採用スケジュール(何次面接まであるのかなど)が先に知らされている場合はわかりやすいですね。
スケジュールがわからない場合でも、1次面接でしてOKな質問でも最終面接で聞くと不適切な質問になってしまうこともあります。逆もあります。例は以下に紹介しています。
②面接官がどんな職種や役職なのか面接が始める前に紹介があったり、テーブルに名札があるなどわかるようにしてあることが多いでしょう。
例)1次面接:人事担当、2次面接:現場マネージャー・上司になる人、最終面接:役員・社長など
面接官の職種・役職、面接のそれまでの雰囲気を把握したうえで、考えて質問をしなければいけません。例は以下に紹介しています。
●状況によっては危険質問【例】
・昇進するにはどれくらいの期間がかかるでしょうか?
⇒入社後のことを考えられているとプラスに取られる場合もありますが、その人ごとにかかる年数は変わるので、答えにくい質問ととられることも。また人事やその職種ではない方が面接官の場合は本当にわからない場合も。
・私は○○という資格(経験)がありますが、活かせる職種に就けますでしょうか?
⇒これも人事権のない人に聞く場合は答えにくい質問ですよね。
・今後の御社の経営についての展望を教えてください
⇒この質問は最終面接ならOKな質問です。しかし、1次面接などでしてしまっては答えられない社員さんが面接をしている可能性が高いので注意です。
面接に自信をもって望もう!
面接に挑む前に逆質問の重要性を理解したうえで「対策」までしている方はどれくらいいるでしょうか?
思い付きで質問して失敗・沈黙となってしまったらもったいないです。
場の雰囲気を読んで適した逆質問をし、合格へ一歩前進できる行動をとってくださいね。
面接の最後のチャンスとして活かせるように準備をしておくことでライバルと差をつけちゃういましょう!
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以下に、面接に臨む方向けのCHEWYおすすめサイトを紹介しています。転職の方も、新卒・第二新卒の方向けのサイトもありますので、チェックしてみてください♪
エージェントサイトによっては面接対策もしてくれる場合もあります。不安な方は利用してみるのもいいですね。
①大卒や20代の方の転職におすすめなのが、doda(デューダ)です。転職についての「いろは」も学ぶことができます。求人情報は毎週2回更新され、公開求人だけでも約6万件あります。
さらにスカウトサービスやエージェントサービスも無料で利用できるので、自分に合った転職活動が可能です。
②スキルアップして年収もアップさせたい30代にもおすすめなのが、転職エージェントサイトであるマイナビエージェントです。マイナビだからこその案件が盛りだくさん!全国の大手企業や優良企業への転職で年収アップが狙えます。
③新卒はもちろん、第二新卒の就職にもエージェントがしっかりと正社員就職までサポート。それを実現できるのが就職支援エージェントサイト、DYM就職です。相談からの就職率96%、優良企業求人2,000以上の数字も安心できます。
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