「ご連絡ありがとうございます」は連絡に対するお礼の言葉
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「ご連絡ありがとうございます」は、連絡をくれた相手へのお礼の言葉 です。
「連絡」に接頭辞の「ご」をつけた丁寧な言葉であるため、目上の人にも使用できます。日常会話やビジネスシーンを問わず、幅広く使用できるため、正しい使い方を身につけましょう。
使い方によっては相手に冷たい印象やクドイと感じさせる恐れもあるため、本ページで注意点についても確認してください。
「ご連絡ありがとうございます」の使い方を知る前に、「ご連絡」を使ったほかの言い回し表現もチェックしておいてください!
・ご連絡申し上げます
・ご連絡お待ちしております
・ご連絡いただければ幸いです
「ご連絡ありがとうございます」の使い方・例文
ここからは、ビジネスシーンで電話やメールをもらったときに使える「ご連絡ありがとうございます」の使い方を例文とともにご紹介します。
ビジネスメールでも使える!「ご連絡ありがとうございます」の例文
相手からの電話やビジネスメールに対するお礼は「ご連絡ありがとうございます」が基本の形となります。
「ご連絡ありがとうございます」の前後に名乗りを添えたり、相手への配慮を表現した言葉を入れることで、さまざまなシチュエーションに対応可能です。
ビジネスシーンで使用頻度の高い「ご連絡ありがとうございます」を使ったそのほかの例文も見ていきましょう。
「お忙しい中ご連絡ありがとうございます」
多忙が予想される相手から連絡をもらったことに対する感謝の言葉です。”もらったこと”を「いただいた」に言い換えたり、相手への感謝や労いを表現する言葉を用いるとさらに丁寧になります。
※「お忙しい~」の使い方は下記記事をご覧ください!↓↓
「お忙しいところ」とはどんな言葉?会話やメールでの使い方・英語表現を解説(例文つき)
「お忙しいところ恐れ入りますが」の意味とは?上司に使える?電話やメールでの使用・類語・英語表現を解説
「早速のご連絡ありがとうございます」
相手から早い時期に連絡をもらえたことに対するするお礼の言葉です。相手の早い対応を表現した「早速」は、「迅速」「早急」「早々」などの類語に言い換えることも可能。
「早々(そうそう、はやばや)」は目上の人に使うと失礼になる恐れがあるため、親しい相手以外への使用は避けましょう。
「ご連絡」を「ご対応」や「ご返信」に言い換えることで、電話やメールなどあらゆる連絡に対して応用が可能です。
※「ご返信」をもっとよく知りたい人はこちらの記事がおすすめです!↓↓
「ご返信」の使い方を総まとめ|シチュエーション別の例文・類語との使い分けも解説
「早朝にもかかわらずご連絡ありがとうございます」
ビジネスシーンでは勤務中に連絡をもらうとは限りません。こちらの例文は、わざわざ時間外の朝早くに連絡をしてくれた相手に感謝を示す表現です。
「早朝」は”時間帯”を表現した言葉に言い換えて表現することも可能です。
「ご連絡ありがとうございます」に対する返信の仕方
こちらから連絡をして、相手に「ご連絡ありがとうございます」と言われた場合の対応に悩んだ経験はないでしょうか?お礼に対するお礼ではクドすぎるし、そのまま終わらせるのも失礼になるのではないかと不安になりますよね。
こちら側からの確認や返事に対する回答をもらったときは、相手からのメールで終わらせることなく、「恐れ入ります」や「とんでもございません」などの慎んだ表現を使用して返信するのが適切です。
注意点として、ありがとうの返事に使われる機会の多い「どういたしまして」はビジネスシーンでは不適切です。
「どういたしまして」は”相手の感謝を打ち消す否定”の意味をもち、上から目線の物言いと受け取られる恐れがあります。相手が目上であることを意識し、ハッキリとした感謝の表現を使いましょう。
「ご連絡」を含んだそのほかの表現
ビジネスシーンではお礼だけではなく、相手に「連絡してほしい」とこちらからお願いする際にも「ご連絡」が使用できます。ここからは「ご連絡」を含んだそのほかの表現を確認していきましょう。
ご連絡いたします
こちらから相手に連絡することを伝える表現です。
使っている人が多い「ご連絡させていただきます」は、自分に対して謙譲語を用いた誤用です。日本語としては間違いなので「ご連絡いたします」を使いましょう。
ご連絡申し上げます
謙譲表現の「申し上げます」を用いて相手に「連絡」することを伝える丁寧な表現です。「連絡させていただきます」よりもシンプルで丁寧な言葉として目上の人に使用できます。
同じ謙譲表現に「ご連絡差し上げる」がありますが、こちらは「連絡してあげる」と上から目線の意味で受け取られるケースがあります。リスクを回避するなら「ご連絡申し上げます」がベストです。
ご連絡お待ちしております
相手からの連絡を待つ表現です。このままでも丁寧ですが、目上の人に対しては謙譲語を用いて「お待ち申し上げております」がベター。
強要と取られるのを避けたいときはクッション言葉の「恐れ入りますが~」を添えたり、頼みごとを曖昧に表現した「幸いです」を使用します。シンプルに「~のほど」を使っても相手への印象を柔らかくすることが可能です。
ビジネスメールでも使える「ご連絡ありがとうございます」の英語表現・例文
「ご連絡ありがとうございます」はよく使われる言葉であるため、英語で表現しなければならないシーンが出てくることも考えられます。いざという時のために、会話やメールでの使い方を確認しておきましょう。
Thank you for contacting us.
と表現できます。
「ご連絡ありがとうございます」を使用した例文はこちらです。
⇒株式会社○○です。 本日はわざわざご連絡ありがとうございます。
・Thank you for contacting us in spite of your busy schedule.
⇒本日はお忙しい中ご連絡ありがとうございます。
・Thank you for contacting us so soon.
⇒ 早々のご連絡ありがとうございます。
・Thank you for contacting us even though you’re busy.
⇒ご多忙中のところ ご連絡ありがとうございます。
「ご連絡ありがとうございます」の使い方は早くマスターすべき!
「ご連絡ありがとうございます」は日常生活だけでなく、ビジネスシーンでも特に使用機会の多い言葉です。目上の人や上司、取引先とのコミュニケーションを円滑にするべく、早いうちに使い方をマスターしてくださいね!