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アセスメントって?仕事でつけるとかっこよいビジネス用語

アセスメントとはビジネスでの転ばぬ先の杖のこと!

アセスメントとは、「査定」「評価」を意味する英語。ビジネスでは対象の評価のことを言います。例えば、事業を起こす前には、どのようなリスクがあるのか、どんな利益が生まれるのか事前に評価することが必要不可欠です。この評価がアセスメント。

つまり、「転ばぬ先の杖」「備えあれば憂いなし」の「杖」と「備え」がアセスメントなのです。業界によってさまざまなアセスメントが存在し、「評価」または「事前評価」が行われます。

アセスメントの意味

アセスメントは、「課税」「査定」「査定額」それらを決定する「評価」を意味するassessmentから来た言葉。日本では人物や環境などの対象物や事象を客観的に評価したり査定したりする、という「評価・査定」の意味で使用することがほとんどです。経営、人材マネジメント、介護などの業界においてよく用いられる用語で、業界によっては異なる使われ方がされます。

例えば、人材マネジメントにおけるアセスメントとは客観的な人材評価を行うことであり、看護におけるアセスメントとはクライアント情報を収集して問題を把握し客観的情報の他に主観的情報を組み合わせた評価することを言います。

アセスメントの種類

前述したように、アセスメントはその業界によって意味合いや評価前提が異なります。各アセスメントについて見ていきましょう。

環境アセスメント

大規模な事業を行う前に、事前に環境に与える影響について調査や予測、および評価を行うこと。事業者の環境配慮を促すための制度で、この評価を地方自治体に提出することが求められます。自然保護の機運の高まりとともに1997年に法制化された制度で、昨今では事業を始めるには「何をするにもまずは環境アセスメントを行ってから」という風潮があります。

リスクアセスメント

リスクアセスメントとは、作業における危険性や有害性を事前に特定すること。また、これらのリスクによる労働災害(働く人の健康が損なわれるなど)の程度と発生する可能性を組み合わせてリスクを見積ること。さらには、これらリスクマネジメントの一連の手法をいいます。危険性や有害性を事前予測し評価することで、危険を除去・低減することを目的とします。

テクノロジーアセスメント

テクノロジーアセスメントとは、新しい技術を普及させる前に、社会的影響や安全性、経済に与える影響、倫理変化などについて評価すること。医療技術や宇宙開発技術、ロボット工学技術など、ありとあらゆる技術に対しても行われるべき事前評価です。分かりやすい例でいうと、自動車の自動運転技術などは、その安全性や社会的影響についてのアセスメントが必要不可欠なテクノロジーといえます。

看護アセスメント

看護アセスメントとは、冒頭で述べた通り、クライアント情報を収集して問題を把握し、客観的情報の他に主観的情報により評価すること。看護師によって行われる看護過程の1つです。これまでのアセスメントと異なり、主観的情報も評価対象になるのが特徴です。なぜなら、患者の痛みや不安、恐怖などは主観的な情報に頼らざるを得ないためです。

アセスメントの使い方(例文つき)

アセスメントは、前項で述べた種類ごとにその業界で使われることが多い用語です。

「新プロジェクトの立ち上げ前に環境アセスメントを行う必要がある。」
「職場のリスクアセスメントを実施する。」
「介護においてアセスメントは重要である。」など。

アセスメントの関連語

アセスメントの意味や種類、使用例を見てきましたが、関連する用語も存在します。最後に、アセスメント関連用語も抑えておきましょう。

アセスメント・テストとは

アセスメント・テストとは、知識や適正能力などを診断する評価試験のこと。学修成果などの評価をするためのテストを言います。一般的な学生の学習習熟度を対象にするものもあれば、特別な技能に対する習熟度を測定するものもあります。例えば、ライフセービングのアセスメント・テストでは、制限時間内に救助、応急手当を行いスピードや正確さをチームで競います。

アセスメント法とは

アセスメント法は、環境アセスメントを義務付けた法律。企業は、大規模事業を行なうときに、その事業が環境へ与える影響を事前にチェックする必要があります。その結果を公表して、国民や地方公共団体から意見を聴き、環境保全の観点から計画的に望ましい事業計画を作り上げることが目的です。この法は1997年に制定され、環境影響評価法とも呼ばれています。

アセスメントポリシーとは

学生の学習成果の評価方針のこと。学生の成果の評価について、目的や達成水準、評価の実施方法について定めた学内方針。おもに大学や大学院で用いられます。

日々の仕事もアセスメントを意識しよう!

アセスメントは、事前評価をして「転ばぬ先の杖」を持っておくことです。これは必ずしも企業のみに必要とされるものではなく、個人としても大切にしていきたいこと。

ビジネスでもプライベートでも、行動を起こす前の事前準備をしていくことが、目的達成のための近道かもしれません。あなたも目的のために行動する前に、まずアセスメントを行ってみてはどうでしょうか!

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