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デポジットとは?返金されないの?海外ホテルでよく聞く言葉の意味を身近な例から解説!

デポジットとは「預かり金」のこと!

新人

ホットワイン1杯1000円!?高すぎますよ!いくらクリスマスマーケットとはいえ…!

新人クン、これはデポジットだから、お金は一部戻ってくるよ

先輩

新人

え!?デポジットって??港とかに積んであるアレじゃないんですか?

新人クンが言っているのはテトラポット。デポジットは、最近日本でもよく聞くようになりましたが、預かり金のことで、あとでお金が返されるシステムをいいます。

海外のクリスマスマーケットなどに行くと、1000円ほどでホットワインが可愛いカップとともに出されますが、お店にカップを返すことでお金が戻ってきます。カップを持ち帰る場合はそのまま1000円でドリンクごと買ったことになります。

デポジットの意味をチェック

どうせ戻ってくるお金なのに、なぜ支払わなければならないのでしょうか。デポジットの意味と理由を確認していきましょう。

デポジットとは?

デポジットとは、支払い保証のための預かり金のこと。ホテルの備品の盗難や破損などのトラブルに関する保証金という側面があります。

ホテルでチェックインのときにクレジットカードの提示を求められた経験がある人は、それです。クレジットカードの情報や一定金額を保証金としてフロントに預け、チェックアウト時に問題がなければそのお金が返されます。このように、サービスや容器などの保証金を含めた預かり金がデポジットです。

デポジットは返金されない?

基本的に返金されるものをデポジットと呼びますが、稀にその場で返金されない例もあります。例えば、保証金対象となる支払いが発生したとき。こちらは当然デポジット分から支払われることとなり、デポジット分でも足りない場合は追加請求が起こります。

また、カード会社の締め日にデポジットの支払いをして、後日返金された場合、返金されるのはデポジットが支払われた次の締め日となることもあります。不当な請求なのかタイミングが悪かったのか分からなくなるので、いつが締め日なのかを知っておくと良いでしょう。

デポジットの返金に関する英語

このデポジットは英語で「deposit:保証金、預かり金」。英語でも同じシステムを意味する言葉なので、デポジットを返金してもらいたいときは以下のように言えばOK。

「Can I get the deposit back?」

「Would you refund the deposit?」

手違いなどで返金されなかった場合、多くの人は帰国してからの問い合わせをすることになるでしょう。電話やメールで対応してくれますが、時差があること、英語・現地語であること、証拠が残ることを考えると、メールでの問い合わせがおすすめです。

デポジットの使用シーンはこんなところにも!

デポジットが利用されるシーンは、海外でも多いですが、近年日本でも見られるようになってきました。海外や日本でデポジットが使用されるシーンとはどのようなものでしょうか。

①:レンタカー

海外でレンタカーを借りる場合、デポジットとして受付時に支払いがあることが多いです。日本国籍者が日本でレンタカーを借りる際には通常デポジットを支払う必要はありませんが、海外ではレンタカー貸し出し中に万が一問題が起きた際のためにデポジットを支払うことが多いのです。

これは、レンタカーが時間通りに返却されないときや、破損や汚れが生じたときのための保証金となります。

②:Suica

日本でデポジットの主な例は、ICカードでしょう。SuicaやPASMO、ICCOCAなどのICカードは購入の際500円かかりますが、これはカードを返却する際に返ってきます。カード本体のデポジットということですね。

③:飲食店

飲食店の予約にも、このデポジット制が使われていることがあります。大人数やコース料理のキャンセルによってお店が大きな不利益を被らないための措置。予約の保証金として予約時にいくらか支払い、来店後会計時に相殺するものです。

④:瓶

瓶ビールの瓶も、デポジットの対象。酒屋さんで購入したビール瓶をお店に返すと5円もらえますが、これはデポジット制度により購入時に5円上乗せして支払ったものが返ってくるというシステムです。

ドイツやオランダなどでもこの取り組みは盛んで、スーパーマーケットに瓶の返却機械が設置されており、かわりにスーパーで使える割引クーポンが返ってきます。

MEMO
デポジットは身近なところでもたくさん使われています。どの例でも「保証金」という意味で使われていますね!

デポジットの類語・関連語

ホテルなどのデポジットは近年クレジットカードで処理されることがほとんどです。ここでデポジットの類語や関連語、クレジットカード利用についての用語をみておきましょう。

デポジットチケット

デポジットチケットとは、「deposit ticke」と表記し、入金票のこと。主にアメリカの銀行で聞く言葉です。アメリカでは小切手の形でデポジットなどの支払いがされることが多いため、これを銀行に持って行って換金する必要があります。ここでデポジット分を返金してもらうために記入する入金票をデポジットチケットと呼びます。

プリオーソライゼーション

プリオーソライゼーションとは、ホテルでのチェックイン時にクレジットカードがきちんと使えるか確認するために1泊分の料金を支払うこと。カードが正しく認証されれば、多くの場合はすぐにキャンセルされます。ただ、デポジットのようにチャージされて、チェックアウト時に返金される場合もあります。

利用可能額

利用可能額とは、クレジットカードのあらかじめ設定された利用できる金額の上限から、利用残高を差し引いたもの。月々の利用金額の上限と混同しやすいので注意。

先輩

海外旅行ではデポジットを支払うことを考えて、利用可能がギリギリにならないように注意しておきたいわね。

デポジットを請求されても落ち着いて対処しよう

デポジットとは、預かり金のこと。サービスや容器に対する保証金を含めたお金で、あとで返ってくるものがほとんどです。特に容器のデポジットはリユース・リサイクル促進のために推進されており、環境先進国のドイツなどでは非常に多くみられます。

海外でデポジットを請求されても、基本的には戻ってくるものなので、落ち着いて対処しましょう。