堅実とは?教えてっていわれたら説明できる?
新人
上司
新人
堅実は日常的に耳にするワードのひとつ。でも、堅実の意味を聞かれたら、自信を持って説明できるでしょうか。
「説明してといわれたら困るな」と思ったあなた、ここでしっかり学んで人に教えられるくらい知識を深めておきましょう!
堅実の意味とは「手堅く確実なこと」
人に何かを教えるためには、ただ知っているだけでは不十分です。少なくとも3倍理解を深めておかないと、ちゃんとした解説はできないといわれています。
まずは、堅実の正しい意味を確認しておきましょう。
②ものが堅くて丈夫なこと
③果実などが堅いこと
何に対して堅実を使うかによって意味が変わってくるので、少し注意が必要。一般的には①の意味で使うことが多いです。
堅くてしっかりしているというニュアンスは①②③で共通しています。
堅実の語源・由来
堅実の「堅」は「かたい」「丈夫」「確か」「周到である」という意味をもっている漢字。
「実」には「まこと」や「ありのまま」という意味もありますが、堅実の場合のニュアンスは「果物」「内容が備わる」になります。
堅実は「かたい果物」「丈夫で内容が備わる」「確かな内容が備わる」「周到であり内容も備わる」などの意味合いになります。
堅実の読み方は「けんじつ」
堅実の一般的な読み方は「けんじつ」です。
しかし、書物などでは、作者が堅実という漢字にルビを振って「たしか」と読ませる場合もあります。
「堅実に」の使い方・例文
堅実には「考え方などが手堅く確実なこと」「ものが堅くて丈夫なこと」「果実などが堅いこと」の3つの意味があります。
それぞれの意味での堅実の使い方を、例文でイメージしてみましょう。
新人
先輩
新人
上司
新人
堅実家とは、安全重視で慎重に行動する人のこと。
新人
先輩
新人
堅実の類語・類義語
堅くてしっかりしているというニュアンスをもつ言葉は、堅実のほかにもあります。堅実の意味合いにあわせた類語をおさえておきましょう。
地道:手堅く着実に何かを実行すること
戒驕戒躁(かいきょうかいそう)という四字熟語も覚えておくと役立ちます。
驕らず焦らず、騒ぎもせず、過ちがないように気をつけながら静かに堅実にものごとを進めるという意味の言葉です。
牢固(ろうこ):がっしりしていて丈夫なこと
「果実などが堅いこと」を表す堅実の言い換えに使えそうな言葉は残念ながらありません。しかし「硬度が高い」「果肉が硬い」などと表現すれば、いいたい内容を伝えられます。
堅実の対義語
堅実な人には、真面目でコツコツものごとをこなしていくという特徴がありますよね。その反対の性質を言い表す言葉も頭に入れておきましょう。
軽率:深く考えずに軽々しく行うこと
軽挙(けいきょ):軽はずみに行動すること
放漫(ほうまん):でたらめでだらしないこと
横着(おうちゃく):平気でずうずうしくして怠けている様子
ものが壊れやすいといいたいときには「脆い」や「華奢(きゃしゃ)」「繊細」などが使えます。
「堅実な」の英語表現
「堅実な」を英語で表現するときには「down-to-earth」といえばOK。
「down-to-earth」は直訳すると「地に足のついた」という意味になります。人の性格や考え方、計画などに使われる表現で、誉め言葉として用いるのが一般的です。
堅実にコツコツと続けよう!
仕事でも、勉強でも一気に大きな成果が上がるものはそうそう落ちていません。あったとしても、金銭的な問題や健康面での危険など、何かしらのハイリスクがあってのハイリターンになるのが世の常。
リスクを避けたいなら、堅実にコツコツと頑張るしかないですね。望む結果を引き寄せられるように、日々の堅実な努力を着実に積み重ねていきましょう!