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ナレッジってどんな意味のビジネス用語?使い方からノウハウとの違いまでわかりやすく解説

ナレッジとは、役に立つ知識のこと!

上司

「ナレッジ」は役に立つ知識という意味のビジネス用語だよ
役に立つ知識・・・そうだ!社食のおばちゃんに孫の話題を振ると、おかずをたくさんおまけしてもらえますよ!

新人

上司

まぁ、役立つ知識だれど・・・次は事業や業務に役立つ情報を頼むよ

「ナレッジ」は「役に立つ知識」という意味のカタカナ語です。ただし、ビジネスで使われる場合は、おばあちゃんの知恵袋的な知識のことではないので注意。ビジネスでの「ナレッジ」を詳しくみてみましょう。

ナレッジの意味をチェック

まずは「ナレッジ」の意味を詳しく確認してみましょう。英語と日本語で発音が違うなど、意外な発見がありますよ。

ナレッジは英語の「knowledge」のカタカナ語

「ナレッジ」を英語で書くと「knowledge」。英語の「knowledge」には、次のような意味があります。

知識、認識、情報、熟知、精通、学識、見聞、学問

基本的な英単語の意味を覚えておくと、カタカナ語の「ナレッジ」も理解しやすくなるでしょう。

「ナレッジ」と「knowledge」の発音

「ナレッジ」は「ノレッジ」といわれることもありますが、英語の「knowledge」の発音はそのどちらとも違います。

「knowledge」の発音記号は[nάlidʒ]。カタカナで表現するなら「ノァリッヂ」になります。なので、英語圏の方に「ノレッジ」とカタカナ語で発音しても、なかなか伝わらないかもしれません。

ビジネスでは「使える知識かどうか」がポイント

ビジネスで「ナレッジ」という場合は、ビジネスで「使える知識」のことを意味します。

その業種ならではの業務上の知識や経験が「ナレッジ」になるのはもちろんですが、異業種での知識や経験も「ナレッジ」になります。異業種の「ナレッジ」を自社の「ナレッジ」に取り込むことで、ビジネスに新境地を切り開くきっかけとなります。

ナレッジの使い方・例文

「ナレッジ」の意味は確認できましたか?この見出しでは「ナレッジ」の使い方を例文でみてみましょう。

ナレッジを共有する

「ナレッジを共有する」は社員ひとりひとりが持っている「ナレッジ」を企業全体で共有し、「個人のナレッジ」から「企業全体で共有するナレッジ」にすること。仕事がうまくいく方法をみんなで共有できれば、みんなの仕事がうまくいくようになりますね。

例文

A:「来週の月例会議までに、仕事で上手くいったやり方、失敗したやり方を各自まとめておくように。ナレッジを共有するために月例会議で、ひとりひとり発表してもらうよ」
B:「タイガー社の社長は根っからの阪神ファンだから、阪神が勝った翌日に営業に行くとうまくいきやすい。負けたあと数日は大きな商談の話は避けるのが吉」

ナレッジをためる

「ナレッジをためる」は企業全体で共有した「ナレッジ」を、企業内のどこか特定の場所に保管し、社員がいつでも見られるようにすること。「ナレッジを蓄積する」ともいいます。

例文

A:「今年入社した新人に伝説の営業部長のナレッジ教えたいんだけど、伝説の営業部長ナレッジ集基礎編がみつからない。どこにしまったっけ?」
B:「資料室のどこかにあると思うけど・・・棚はギュウギュウだし、入りきらない雑多な書類が雨後の筍のように積み上がってるし、探すの相当大変だよ」

A:「ナレッジをためても、使いたいときにすぐ使えないんじゃ意味ないよ~社長にナレッジ専用保管庫作ってもらおう

ナレッジとノウハウの違いって?

「ナレッジ」に似た意味で、違いがわかりにくいカタカナ語に「ノウハウ」があります。「ノウハウ」についてみてみましょう。

ナレッジは知識、ノウハウは知恵

「ナレッジ」は「知識」、「ノウハウ」は「知恵」と考えると違いが理解しやすくなります。

本で読んだり、人から聞いたりすれば、表面的な情報をとりあえず頭に入れることができますよね。その表面的な情報が「ナレッジ(知識)」です。「ナレッジ」は役に立つ情報の集まりですが、覚えた「ナレッジ」をそのまま自分の業務にはめても、うまくいくことは少ないですよね。

「ナレッジ」をもとに実際の業務で試行錯誤してみて身につける、自分なりの「コツ」が「ノウハウ(知恵)」になります。

ノウハウは繰り返しで染みついていく知識

日々の業務の中でさまざまな成功事例、失敗事例を積み重ねていくと、なんとなく「こうするとうまくいく」、「これは危険なパターンだ」、など自分なりの「コツ」がつかめてきますよね。

この「コツ」が「ノウハウ」です。「ノウハウ」は言葉で他の人に伝えるのが難しいですが、きちんと伝えることができれば「ナレッジ」よりも業務の効率アップに貢献してくれます。

ナレッジの類語・関連語

「ナレッジ」の使い方は確認できましたか?次は「ナレッジ」の類語・関連語をみてみましょう。

ナレッジマネジメント

「ナレッジマネジメント」は社員ひとりひとりや企業のもつ「ナレッジ」を企業の財産として集め、管理し、運用できるようにすること。

とはいえ、「聞きかじりの知識」、「しっかり勉強して身についている知識」、「知識から知恵にまで高めることができたもの」まで、個人個人が持つ知識のレベルは人それぞれ。それらを管理、運用するには専門的な知識が必要です。

ナレッジデータベース

「ナレッジデータベース」は社員ひとりひとりや企業のもつ「ナレッジ」を集めて、コンピュータに詰め込んだ「ナレッジマネジメント」専用の特殊データベースです。「ナレッジ」はコンピュータ内で組織化され、「ナレッジ」を検索することもできます。

「ナレッジデータベース」は企業内で「ナレッジ」を共有するために作られ、基本的には企業内だけで使われます。

ナレッジベース

「ナレッジベース」は「ナレッジデータベース」の別の呼び方。KBと略して呼ばれることもあります。

ナレッジキャピタル

「ナレッジキャピタル」は大阪にある複合施設。施設を利用する企業人、研究者、クリエイター、一般生活者など、多様な人々がそれぞれ持つ知(ナレッジ)を交流させ、新しい「ナレッジ」を生み出すことを目的として建設された「未来生活の創造・受発信拠点」です。

大小オフィス、サロン、ラボ、ショールーム、シアターなど、施設利用者の交流の場として活用できるさまざまな施設が用意されています。

ビジネスでも「ナレッジ」を使ってみよう!

終身雇用が当たり前だった時代には、ベテラン社員の知恵を直接、じっくり後輩に教え込むのがごく普通の社員教育でしたよね。でも、終身雇用制度が崩れつつある現代の企業では、積極的な「ナレッジ」の共有でベテランの知恵不足を補わなければなりません。

社内で「ナレッジ」を共有し、それをもとによりよい「ナレッジ」を生み出すことが、自分と企業の成長につながります。積極的に「ナレッジ」を使っていきましょう!

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