ダイジェストとは「要約」のこと!
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しかし、ダイジェストには、「ハイライト」のように意味が似ている言葉がいくつもあります。
ダイジェストの意味や使い方、紛らわしい類語についてくわしく学び、社会人としての知識を深めましょう。
ダイジェストの意味を解説
ダイジェストは、日本語にすっかり浸透しているカタカナ語なので、わざわざ辞書などで日本語の意味を調べる機会は少ないかもしれませんね。
しかし、意味が紛らわしい類語との違いを理解するためには、ダイジェストの意味を正しく理解しておく必要があります。しっかり確認しておきましょう。
英語のダイジェスト(digest)はどんな意味?
ダイジェストを英語表記したときのスペルは「digest」。「digest」には次のような意味があります。
・消化する、こなれる
・かみしめる、会得する、念を入れてよく考える
・(意味を)飲み込む
・要約する、短くまとめて整理する
・我慢する
(名詞)
・要約、あらすじ
カタカナ語のダイジェストとは?
カタカナ語のダイジェストは、次のような意味をもつ言葉です。
・要約して発表された出版物や放送番組など
意味を区別したいダイジェストの類語
次はダイジェストと意味が似ていて、使い方を間違いやすい言葉もチェックしておきましょう。皆さんが「同じ意味なんじゃないの?」と思っている用語が登場するかもしれませんよ。
ダイジェストの意味と、どんな点が違うのか比較してみてください。
ダイジェストとハイライト
ハイライトは、映画や演劇などの見せ場、行事・催し物などの目玉を意味する言葉。その事柄の中で、一番興味を引くシーンや部分のことです。
また、絵画や写真などで、一番明るくみえる部分を指してハイライトということもあります。
ハイライトについて、くわしくは下記の記事で紹介しています。ぜひ読んでみてください。
ハイライトの意味とは?メイクやインスタ、プロ野球中継などの様々な”ハイライト”を徹底解説!
ダイジェストとトピックス
トピックスも、日本語に浸透したなじみの言葉です。トピックスの意味は「出来事」「話題」です。「時事問題」「話の種」「論題」「主題」「題目」という意味でも使われています。
ダイジェストとフォーカス
フォーカスの大本の意味は、「焦点」や「ピント」。そこから意味が広がり、事柄の注目点、一番重要とされる部分という意味でも使われています。
フォーカスは下記の記事でもくわしく説明しています。興味のある方はこちらも読んでみてください。
フォーカスの意味とは?ビジネスではどんな使い方になる?IT・カメラ・医療業界の例文もチェック
ダイジェストの言い換え表現
次に、ダイジェストの言い換えに使える用語についても勉強しましょう。ダイジェストはビジネスでもよく用いられる言葉です。言い換え表現も覚えておくと役立ちますよ。
・かいつまむ
・略述
・概括(がいかつ)
少し難しい漢字の単語もありますが、どれも「要約」に近い意味で使えます。ビジネスで登場したときに戸惑わないよう、社会人の知識として身につけておきましょう。
仕事で役立つ!ダイジェストの使い方・例文
ビジネスでは、短時間で物事の全体像を把握しなければならないこともありますよね。そんなときにはダイジェストが便利で、業務でも頻繁に活用されています。
ビジネスでダイジェストがどのような使われ方をしているのか、例文でみてみましょう。
新人
先輩
新人
先輩
上司
先輩
仕事で使う資料の要約といえば「レジュメ」が一般的ですが、「ダイジェスト」と表現する場合もあります。その企業の慣習にもよりますが、ダイジェストといわれたら「要約のことだな」と解釈できるようになりましょう!
覚えておくと便利なダイジェストの関連語
ダイジェストには、ビジネスだけでなく、プライベートにも登場する関連語があります。覚えておくとあなたの趣味でも役立つかも。
便利なダイジェストの関連語について、学んでおきましょう!
ダイジェスト版
ダイジェスト版は、物事の最初から最後までの全体像を短時間で把握できるように、内容を要約させたものという意味です。書類や情報を要約したものをダイジェスト版ということもあります。
また、アニメのダイジェスト版DVDなら、アニメ全話のストーリーを短時間に凝縮させたものということになります。全体の流れを短時間で把握したい方には便利ですが、特定のシーンをみたい方には不向きです。
ダイジェスト認証
ダイジェスト認証は、ホームページでファイルを送受信するときに使われる、認証方式(送受信時の約束事のこと)のひとつ。HTTPで使われる認証方式となります。ユーザIDやパスワードの送信時に暗号化するなど、セキュリティが強化されています。
企業の情報収集にダイジェストを活用してみよう!
ビジネスを取り巻く状況は、刻々と変化していきます。それに対応するため、企業は正確な情報を速やかに収集しなければなりませんね。だからといって、情報を隅々まで確認していくと、タイムロスにつながってしまいます。
物事の全体像を短時間で把握できるダイジェストは、情報収集の強い助けになってくれます。ダイジェストをうまく活用して、ビジネスチャンスを逃さないようにしましょう!