コンフィデンシャルとはマル秘のこと!
コンフィデンシャル(confidential)を辞書で調べると『機密の』『内密の』と書かれていますが、簡単に言ってしまえば『コンフィデンシャル』と指定されている書類を手にしたり、「コンフィデンシャルの情報です」と言われたらそれは『マル秘扱いにしてください』ということです。
ここでは、コンフィデンシャルの語源をはじめ、類義語、英語の例文などをわかりやすく解説していきます。
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コンフィデンシャル(confidential)の意味を詳しく解説
企業内で当たり前のように使われているコンフィデンシャルとはそもそもどんな意味をもった言葉なのでしょうか?ここでは語源や関連語について解説いたします。
実は「信用」を意味するラテン語が語源
コンフィデンシャル(confidential)は、もとはラテン語の『cum(強意)』と『fidere(信用する)』という二つの言葉から生まれたといわれています。
英語での『confidential』は形容詞ですが、動詞では『confide』となり、『信用する』『信頼する』『信頼している』という意味になります。
コンフィデンシャルとその関連語
コンフィデンシャルの意味がざっくりわかったところで、コンフィデンシャルに関連関連する言葉をいくつか紹介しておきますね。
コンフィデンシアリティー
英語では『confidentiality』と表記し、『機密性』『機密保持』『守秘義務』という意味があり、次のような使い方をします。
■confidentiality agreement(秘密保持契約)
■promise confidentiality(機密性を約束する)
■Article 10 Confidentiality of information(第十条 情報の機密性)
コンフィデント
英語では『confident』と表記し、形容詞で『確信して』『自信に満ちた』『自信をもって』という意味があります。
コンフィデンシャル(confidential)もコンフィデント(confident)も形容詞で『信用している』ということを表す言葉ですが、以下のような違いがあります。
■コンフィデント⇒「自信をもって言える」など、自分自身を確信している意味で使います。
■コンフィデンシャル⇒マル秘文書を限られた人に公開する時等、限られた人を信頼している場合に使います。
コンフィデンス
英語では『confidence』と表記し、『信頼』『信用』『自信』の他、議員投票による『信任』という意味の名詞として使われており、例文としては以下のようになります。
■We will lose our confidence.(私達は信用を失う。)
■I have no confidence.(自信がありません。)
■pass a vote of confidence.(信任案を可決する。)
シークレットとコンフィデンシャルの違い
「この話はシークレットでお願いします」というように「秘密にしておいてね」という意味で私達の生活の中でも馴染み深い言葉になっている『シークレット(secret)』。『秘密』ということを表現するコンフィデンシャルとの違いが気になるところです。
まずは、『シークレット(secret)』の意味を解説しておきましょう。
シークレット(secret)には小さな秘密~大きな秘密まであり、重要度をはっきりと示すことはできませんが、「この情報は秘密です」というように、一般的に使われるのはこちらの言葉だと思っていいでしょう。
一方、コンフィデンシャル(confidential)は、社内、企業間、書類など、公式な場やフォーマルな場面で使うのが一般的で、信頼のおける相手にだけ秘密事項を公開する時に使います。
コンフィデンシャルが使われてる事例
『内密にしてもらいたいこと』『社外にもらされては困るもの』など、秘密にしなければならないことは世の中にたくさんあります。そこで、ここではどんな場面でコンフィデンシャルが使われているのかの事例をいくつかあげてみました。
提案資料
プレゼン資料、開発資料など、会社内には多くの『社外秘』の資料がありますよね?あなたも実際に書類の上のほうに『confidential(社外秘)』というスタンプが押されているのを見たことがあるのではないでしょうか。このようなマークをコンフィデンシャルマークといいます。
コンフィデンスマンJP
関連語のところで解説した『コンフィデンス』を題材としたテレビドラマがありました。コンフィデンスは『信頼』『信用』という意味がありましたよね?
このドラマの主人公の仕事は『信用詐欺師』。新規の取引をはじめたばかりの時にはキチンと支払いも行うなど、相手に「この人は大丈夫」と信用させ、信頼関係が築けたところで詐欺行為を行う詐欺師のことをいうようです。
このドラマの中では男性の信用詐欺師を『コンフィデンスマン』、女性の信用詐欺師を『コンフィデンスウーマン』と呼んでいます。
公式サイト
https://www.fujitv.co.jp/confidenceman_jp/
コンフィデンシャル/共助
ハリウッド映画の中にも『コンフィデンシャル』が使われているものがありました。こちらの映画は、北朝鮮のチョルリョン刑事が❝極秘❞任務を遂行中に上司に裏切られ仲間と妻が殺され、上司は機密を盗んで韓国へ逃亡。その上司を捕らえる為、北朝鮮はチョルリョン刑事をソウルに派遣し、韓国のジンテ刑事と共助*捜査を始める…というお話です。
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(共助*:きょうじょ。一般的には『互いに助け合う』という意味で使われますが、ここでは行政機関の間で職務遂行に必要な協力の意味を指します。)
コンフィデンシャルの提案書での注意点
企業で働いている中でコンフィデンシャルの提案書を取り扱うことがあるでしょう。ここではその際の注意点について簡単にまとめてみました。
注意事項1
会社や部署によって、『confidential』としか書かれていない場合があります。この場合、内密にしなければならないということはわかりますが、『社外秘』『社内秘』かが曖昧になります。
その為、『confidential』を作成する立場であれば、『社外秘』『社内秘』のどちらであるかを書き加えるほうがいいでしょう。また、もし『confidential』の提案書を受け取った立場であれば、『社外秘』『社内秘』を必ず確認することをおすすめします。
注意事項2
『confidential』の資料であったとしても、外部への流出の可能性がないとはいえません。その為、最も重要と思われる内容や数字を『confidential』の資料に盛り込むかどうかは慎重に検討する必要があります。
類義語も理解して正しくコンフィデンシャルを使おう
あなたもこれで『confidential』という言葉を目にしても取り扱いに困ることはありませんね。『シークレット』などの類義語と上手に区別して日常会話や仕事での会話や文書でぜひ使ってみてください。
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