知られざるワークゲートを検証してみた
上司 転職をしようと思い立ったときに、とりあえず転職サイト・転職エージェントに登録するという方は多いのではないでしょうか。エージェントのサポートはないものの、マイペースに転職活動を進めたい方におすすめなのが、転職サイト。 先輩 転職サイトといっても、リクナビNEXTやマイナビ転職のような大手から、今回紹介するワークゲートのようなまだそれほど認知されていないものまで様々。大手に求人数ではかないませんが、それぞれ特徴やメリットがあるので、大手と併用することをおすすめしています。 リクナビNEXTについてまとめた記事はこちら マイナビ転職についてまとめた記事はこちら 上司 ワークゲートは【正社員】の求人だけでなく、【アルバイト】【非正規】の求人も多いという特徴があります。正社員のみの求人を求めている人にとってはデメリットかもしれませんが、アルバイトも選択肢にある人、正規でも非正規でもとにかく職を得たいという方にはメリット。 さらにワークゲートには求人を出している企業に直接問い合わせできるという大きな特徴があります。求人情報を見て疑問や質問があっても、なかなか応募前に聞くことって難しいですよね。ワークゲートならサイトから希望の企業に質問することができます。それが応募前で、応募の意思があろうとなかろうと。 今回はそれらポイントの深掘り、筆者がワークゲートを実際に使用してみた使用感、そしておすすめポイントやイマイチな点などシェアしていきます。これを読んで、自分に合うようだと判断したら選択肢に加えてみてください。 この記事では、以下のポイントを詳しく解説していきます。 ワークゲート10のポイント ①:掲載費0円で企業のコスパよし ②:登録しなくても求人が見れるので、無駄に登録しなくていい ③:スカウトのメリットはそんなにない ④:メルマガは週3回だけなので、期待せず待つのはあり ⑤:求人情報を毎日更新 ⑥:応募前に直接企業に質問できる ⑦:正社員だけではなく、派遣やバイトの求人も豊富 ⑧:職種によって正社員・派遣・バイトの求人数に差がある ⑨:正社員求人の半数は【介護職】介護職求人は他社と比較しても多い ⑩:企業詳細ページはひと目で必要な情報がわかる!他のサイトも見習うべき 新人 先輩 今回紹介するのは、もちろんコクヨのワークゲートではありません。ワークゲート株式会社が運営している転職サイト、ワークゲートについて紹介していきます。 ポイント①:掲載費0円で企業のコスパよし 転職者が転職サイトを利用する際、費用はかからないサービスがほとんど。とはいえ、ボランティアではないので、求人を出す企業から掲載費を受け取っています。例えば、リクナビNEXTは通常、4週間で20万円~とあります。(参照:リクナビNEXT掲載窓口) ワークゲートの場合、求人掲載費が0円。つまりタダで求人掲載することができるので、あまり求人に費用をかけられない中小やスタートアップ、アルバイト募集の企業に嬉しいシステムです。 新人 先輩 もちろん、ワークゲートもボランティアで運営しているわけではなく、応募があってはじめて料金が発生します。ちなみに正社員の場合、1エントリーにつき、6,600円だそうです。アルバイトや派遣の場合、半額の3,300円。(参照:ワークゲート料金体制) 転職エージェントも掲載費がかからないところが多いですが、その分成果報酬で、転職者の年収の何割かに当たる金額を支払う仕組みです。1人当たり数千円で済むワークゲートの激安さがよくわかりますね。 ポイント②:登録しなくても求人が見れるので、無駄に登録しなくていい 新人 先輩 ワークゲートは登録しなくても求人をみることができます。いきなり登録するのではなく、まず求人検索してみて気になったものがあれば、そのときはじめて登録→応募と進めていけばいいでしょう。 求人詳細ページの下に【応募する】【質問する】ボタンがあり、どちらかをクリックすると登録画面に進みます。(※【質問する】については後ほど詳しく説明していきます) 筆者はとりあえず登録しておきたかったので、トップページ下の【会員登録】から登録しました。(※スマホは下部、パソコンは上部に【会員登録】があります) 氏名や住所、生年月日などを登録するのはどこの転職サイトでも変わりありません。 【学歴・職歴】【スキル・資格・特技】【自己PR】など大事な箇所ですが、リンク先に解説があるのでわからない人はそちらを参考にしましょう。すでに履歴書・職務経歴書など用意している方は、コピペしてOK。 【MY履歴書を登録しました】と表示され、登録完了です。登録したメールアドレスを確認しましょう。 このような登録完了メールがきているはず。リンク2番目の「MY履歴書に行ってスカウトを登録する。」をクリックしてスカウトサービスにも登録していきます。 新人 ポイント③:スカウトのメリットはそんなにない スカウトは、あなたの登録した情報を見た企業が、スカウトと称して、選考を受けないかお誘いメッセージを送ってくるというもの。 転職サイト・エージェントによっては、求人検索では得られない非公開求人情報をスカウトによって得られることもありますが、ワークゲートに非公開求人はないため、あまりメリットはないかもしれません。 新人 先輩 先輩 しいて登録するメリットをあげるのであれば、おっ、この求人いいじゃん!というように思わぬ掘り出し求人案件に出会う可能性があることですね。 また、現在企業に在籍しながら転職活動をしている方には重要なのは、身バレしないか。もちろん他の転職サイトと同様に、氏名や連絡先等の個人情報は公開されませんが、学歴や職歴などからばれてしまわないか心配ですよね。 設定で特定の企業をブロックできるようですが、社名を手入力するのは何か心もとない…心配なら無理してスカウトを利用する必要はないと思います。 新人 ポイント④:メルマガは週3回だけなので、期待せず待つのはあり 登録情報から自分専用のメルマガを送ってくれるというのが売りですが…こちらもスカウト同様、あまり期待しないほうがいいと思います。【希望雇用形態】【希望職種】【希望勤務地】を登録すると、AIが算出したおすすめ求人リストが送られてきます…が、自分で検索した方が早いです。 メルマガは月曜日・水曜日・金曜日の午後5時の3回のみ。転職サイト・エージェントによってはうんざりするほど送ってくるのに比べたら、良心的です。期待せず素敵な出会いがあるかも♪と待ってみるのもありでしょう。 スカウト・メルマガとあまりいい評価ではないので(筆者の個人的意見)、ここまで読んだ人はワークゲートって微妙かも…と思うかもしれません。しかし、ちょっと待ってください。冒頭で、 上司 と、いっていましたよね?それはウソではありません。ワークゲートの真価は求人検索にあります。 とはいえ、大手転職サイトに比べたら、求人数は足元に及びません。リクナビNEXTが約1万件なのに対して、ワークゲートは84,506件(2019年6月12日現在)。あれっ?悪くないじゃん?と思うかもしれませんが、これを正社員だけに絞ると、36,847件。リクナビNEXTの約3分の1です。 先輩 ポイント⑤:求人情報を毎日更新 求人情報が毎日更新されているため、募集を終了した求人に誤って申し込む、ということがないようです。ただし、募集を終了した求人をいつまでも載せておくサイトはないと思うので、当たり前ともいえます。 新人 ポイント⑥:応募前に直接企業に質問できる
ワークゲートのいいところは応募前に直接企業に質問できる点。求人を見て不明点があれば、ワークゲートのページ上ではありますが、企業担当者に直接質問することができます。 氏名やメールアドレスが必要ですが、登録名&登録メールアドレスでなくても、メッセージ送信することができました。身バレしたくないのであれば、匿名&捨てアドレスでもいけます。 先輩 ワークゲートの求人詳細ページはかなり見やすいのですが(後ほど紹介します)、さらに企業に直接質問することで、不明点をクリアにして応募できます。 ただし、それぞれの企業担当者が回答するので、企業によって回答までの時間や、回答してくれるかどうかも異なります。また、変な質問をすれば選考にも影響してくるということはいうまでもありません。 新人 ポイント⑦:正社員だけではなく、派遣やバイトの求人も豊富 トップページを見ると、正社員:36,847件、派遣:31,431件、バイト:16,228件。正社員だけではなく、派遣やバイトの求人の割合も多いのが特徴です。 正社員だけを目指している方にはデメリットかもしれませんが、派遣やバイトも候補にある人にとっては、選択肢が多いのは嬉しいポイントではないでしょうか。 先輩 【職種】、【勤務地】、高収入や住み込みなどの【こだわり条件】でも絞り込んでいくことができます。それらを組み合わせて検索していくことも可能。 ポイント⑧:職種によって正社員・派遣・バイトの数に差がある 【事務職】に強いという噂があったので、正社員の事務職を検索してみました。が…46件。全然強いことなくなくない? ふと思いつき派遣で検索してみると、447件。多いわけではありませんが、正社員の約10倍の求人数です。職種によっては、正社員・派遣・バイトで求人数に差があるようです。 【正社員】×【東京都】×【営業・電話営業系】で検索してみると44件。正社員・派遣・バイトで絞らない場合は、65件。あまり差はないようですね。ちなみに【営業・電話営業系】求人の総数は178件でした。 ポイント⑨:正社員求人の半数は【介護職】介護職求人は他社と比較しても多い 営業や事務の求人が数百しかないとすると、3万件以上ある正社員求人の多くを占めている職種は何だろう…?調べてみました。 以下、多かったものをラインナップしました。 正社員で求人数の多い職種 飲食・フード系:2,615件 看護師・管理栄養士・保険指導員系:3,852件 薬科職系(薬剤師等):4,521件 介護職(ケアワーカー)系:18,265件 約半数が介護職系の求人だということが判明しました。ちなみに大手リクナビNEXTで検索してみたところ、【福祉・介護サービス・栄養】の求人は193件(2019年6月12日現在)。介護職の正社員を目指している方にはワークゲートは◎。上記のわりかし求人数の多かった職種を目指している人にもおすすめできます。 派遣やバイトでも求人数の多い職種を調べてみました。 派遣で求人数の多い職種 販売系:6,813件 サービス系:1,885件 機械・電気・電子系:1,389件 看護師・管理栄養士・保険指導員系:2,751件 薬科職系(薬剤師等):1,573件 介護職(ケアワーカー)系:10,425件 保育士・教育職系:3,498件 バイトで求人数の多い職種 飲食・フード系:1,401件 サービス系:5,351件 看護師・管理栄養士・保険指導員系:5,777件 介護職(ケアワーカー)系:2,259件 介護職求人は、正社員に限らず派遣やバイトでも多いことがわかりました。また、看護師や薬剤師などの求人も雇用形態問わず多いですね。介護士求人で検証したように、これらの求人数は大手に圧勝していることもあります。 しかしながら、医療・介護の求人に特化した転職サイト、ジョブメドレーでは、介護士の求人は6万件以上!初めから医療・介護分野でのみ求人を探すのであればジョブメドレーを利用した方が得策でしょう。 選択肢の1つとして医療・介護系があり、他の分野の求人も同時に見ていきたいという方はワークゲートはおすすめです。 先輩 ジョブメドレーについてまとめた記事はこちら ジョブメドレーは登録した方がいい?口コミ・評判で分析しました ポイント⑩:企業詳細ページはひと目で必要な情報がわかる!他のサイトも見習うべき 写真はPCページですが、ひと目で見渡せるように簡潔にまとめられているのは嬉しいですね。【仕事内容】や給与や休日などの【求人情報詳細】以外にも、【応募資格】や【アピール】が羅列されているのはわかりやすいです。 求人詳細ページの構成を企業に任せているサイトだと、だらだらと書かれていて重要なポイントがわからなかったり、必要な情報があやふやだったりするので、ワークゲートの企業詳細ページは他も参考にするべき出来のよさですね。 さらに、質問があれば企業に直接問い合わせすることもできます。求人詳細ページに関してはいうことなし! ワークゲート10のポイント ①:掲載費0円で企業のコスパよし ②:登録しなくても求人が見れるので、無駄に登録しなくていい ③:スカウトのメリットはそんなにない ④:メルマガは週3回だけなので、期待せず待つのはあり ⑤:求人情報を毎日更新 ⑥:応募前に直接企業に質問できる ⑦:正社員だけではなく、派遣やバイトの求人も豊富 ⑧:職種によって正社員・派遣・バイトの求人数に差がある ⑨:正社員求人の半数は【介護職】介護職求人は他社と比較しても多い ⑩:企業詳細ページはひと目で必要な情報がわかる!他のサイトも見習うべき ワークゲートを◎>〇>△>×で評価してみました。 コンテンツ(スカウトやメルマガ):×よりの△ 求人数:△だけど特定の職種は〇 求人詳細:◎ ワークゲートは求人数では大手に及ばないものの、介護職や派遣の保育士、あるいはサービス系のバイトなど、得意としている分野があるので、その職種の求人を探しているという方におすすめです。 とはいえ、特化した他の転職サービスもあるので、どちらを使うか、または併用するかはその人次第です。大手のサイトに登録しつつ、自分に合った特徴を持つ転職サイトにも登録するという方法もあります。 求人詳細ページはピカイチなので、他の転職サイト・エージェントの分かりにくい求人詳細ページにうんざりしているという方は、使う価値ありでしょう。地味に企業に質問(という名のアピール?)できるというのもよさげなポイントかなと。 気になった方はワークゲートのサイトを覗いてみましょう。
リクナビNEXTの評判は?リクルートエージェントとの違いも比較
マイナビ転職の特徴や評判とは?メリットやデメリット、口コミをご紹介
ワークゲートはこんな人におすすめ
ワークゲートとは
ワークゲートの登録方法
登録完了後、Eメールをチェック
ワークゲートにおけるスカウト
ワークゲートにはメルマガも
ワークゲートの求人検索
ワークゲートの求人検索や求人詳細ページの使用感
求人検索をチェック
求人詳細ページをチェック
ワークゲートは求人詳細◎な転職サイト