ドラフトとはどんな意味？ビジネス用語としても使う？契約書やメール関係の使い方も解説

ドラフトは「野球用語」ではない！

シーズンになるとスポーツニュースで大々的に取り上げるので、野球に興味のない方でもなんとなくドラフトの意味を説明できるのではないですか？

ドラフト＝プロ野球のイメージが強いですが、ドラフトの意味はそれだけではありません。多分野でそれぞれ異なる意味で使われている用語であり、もちろんビジネスでも使用されます。社会人の知識として、分野ごとの意味や使い方を確認していきましょう。

ドラフトの意味を解説

ドラフトという言葉には、実はたくさんの意味があります。設計に関係する意味もあれば、ビールに関係する意味も…？まずはドラフトという言葉がどんな意味を持つのかチェックしていきましょう！

英語のドラフト（draft）はどんな意味？

ドラフトは英語表記すると「draft」。「draft」にはたくさんの意味があります。よく使われる意味を見てみましょう。

カタカナ語のドラフトとは？

カタカナ語のドラフトは次のような意味をもつ言葉です。

【ビジネス版】例文で学ぶドラフトの使い方

ドラフトにはいろいろな意味があるので、用いるシチュエーションに合わせないと、とんちんかんな勘違いをしてしまうことも。

たとえば、ドラフト会議でのドラフトは耳にした人が「人を選び抜くこと」という意味を思い浮かべて、「ほしい選手を選び抜く会議」と用語の意味を理解します。ここに他の意味は当てはまりません。

ビジネスでも同様に、状況に合う意味を選択して解釈していく必要があります。ビジネス会話でドラフトがどのように使用されるのか、例文を通してイメージしてみましょう。

契約書・企画書のドラフトの意味は「 下書き」

ビジネスで契約を結ぶときには、正式な契約書締結前に、ドラフトをもとに互いの希望する条件を話し合い、内容を詰めていくのが一般的です。

メールのドラフトの意味は 「下書き」

ドラフトフォルダは下書きフォルダのことです。作成途中のメールを一時保存する機能も、ドラフトと呼ばれます。

設計分野のドラフトの意味は 「設計図面」

ITの分野のドラフトの意味は 「仕様書」

ソフトウェア開発の打ち合わせでは、ドラフトをもとにセールスエンジニアが顧客の要望を聞き出し、その都度ドラフトの内容を変更。要望のヒアリングとドラフトの修正を繰り返すことで内容を詰めます。

空調設備関係のドラフトの意味は「空気の流れ」

ドラフトチャンバーは、室内で人体に害のある気体が発生する作業を行う場合や、気体になりやすい有害な物質などを扱う作業を行う場合に、作業の安全を確保するために使用されます。

居酒屋業界のドラフトの意味は「樽抜きビール」

加熱処理を行わずに樽詰めしてあるビールを、樽から抜いたのがドラフトビール。加熱処理を行わないビールは生ビールと呼ばれるので、日本国内では、ドラフトビール=生ビールと認識されることが多いです。

外国ではドラフトビールと生ビールを区別していることもあります。外国に出かけた際は気をつけてください。

【番外編】2019年で無料版がなくなるドラフトサイトとは？

ドラフトサイトは、無料版でも充分な作業ができる、とユーザーから高評価を受けているCAD（製図作業ができるコンピュータソフトウェア）。製図作業=線を引く作業なので、ドラフトサイトという名前がつけられたんですね。

ドラフトサイトの無料版ダウンロードは既に終了しており、無料版を使用している方も2019年12月31日までしか使うことができません。それ以降もドラフトサイトを使用したい場合は、有料版を購入する必要があります。

ビジネス用語としても使われる「ドラフト」を理解しておこう

ドラフトは野球用語として日本語に広く浸透していますよね。小学生でも知っているくらいの圧倒的な認知度です。

しかし、ドラフトは野球の世界だけで使われている言葉ではありません。「下書き」など複数の意味をもち、ビジネスでも頻繁に用いられる用語です。ビジネスマンとして、ドラフトの意味を正しく理解し、分野ごとに言葉を解釈していけるようになりましょう！