パーソナリティには3つの意味がある!
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パーソナリティという言葉を耳にすると、真っ先に思い浮かぶのは、ラジオやテレビの司会をしている人ですよね?しかし、ほかにも2つの意味をもつカタカナ語で、一般のビジネスシーンや心理学でも使われているんです。
どの分野においても正しくパーソナリティという言葉を理解できるよう、意味や使い方をまとめました。この機会にしっかり学んでいってくださいね!
パーソナリティの意味・定義をチェック!
まずはパーソナリティという言葉そのものの意味や定義をチェックしておきましょう。
パーソナリティの日本語の意味は?
日本語としてのパーソナリティは、次のように大きく3つの意味に分類できます。
①個性、性格
②人格
③番組などの司会者
一般のビジネスシーンにおいては主に『個性、性格』、心理学の分野においては『人格』の意味合いで使われています。
パーソナリティの英語は『personality』
パーソナリティは英語で『personality』と表記します。次の意味をもつ英単語です。
■個性
■性格
■人格
■魅力
■有名人
■奇人 など
そして、熟語としてはこのように使われます。
■personality analysis(性格分析)
■personality assessment(性格診断)
■personality conflict(性格の不一致)
■multiple personality(多重人格)
■TV personality(テレビタレント)
■entertainment personality(芸能人) など
英語のパーソナル(personal)も日本語の会話の中でよく登場しますが、これは『個人の、本人の』などを表す形容詞で、パーソナリティ(personality)は名詞になります。
パーソナリティの使い方・例文
パーソナリティの意味が3つあるということは、使い方も大きく分類して3種類ということですよね?それでは実際の会話ではどのように使われるのでしょうか。あなたの日常生活にピッタリの例文はありますか?チェックしてみましょう。
個性・性格
『個性・性格』の意味合いをもつパーソナリティは、ビジネスシーンに限らず、日常会話にも登場させることができます。
人格
パーソナリティが『人格』の意味で使われるのは、主に心理学の分野です。
番組などの司会者
パーソナリティで多くの人が頭に浮かぶのが『番組などの司会者』でしょう。
パーソナリティの類語との違い
パーソナリティのほかにも人格や性格を表す言葉がいくつかあります。ここではよく耳にする言葉との違いを確認しておきましょう。
パーソナリティとキャラクター
キャラクターは、『漫画、映画などの登場人物』と『性格、人格』という2種類の意味合いをもつカタカナ語です。性格や人格の意味はパーソナリティと共通していますね。
しかし、パーソナリティは『仮面、装った人格』などを意味するペルソナが語源となっています。また、心理学者であるオルポートも、パーソナリティの定義を『個人の内部で、環境への独自な対応を決定するような、精神・身体的体系の力動的機構』としています。つまり、人生経験により形成される部分が大きいのがパーソナリティですね。
それに対して、キャラクターはもって生まれた性格を表すので、パーソナリティと違いがあると覚えておきましょう。
パーソナリティとペルソナ
英語のペルソナは、『仮面』『(装った)人格』『(演劇などの)登場人物』などの意味があります。しかし、ビジネスシーンにおいては『仮に設定するお客さんの人物像』を指します。後から変えることができる人格や性格を意味するパーソナリティとは同義語といえます。
しかし、ペルソナは『その場に応じて作り出す人物』という要素が強いので、パーソナリティとは使い分けが必要です。
なお、ペルソナについては次の記事でくわしく解説しているので、そちらもぜひあわせて読んでみてください。
ペルソナの意味とは?マーケティングやビジネスにおけるペルソナ設定の例や目的を解説
パーソナリティの関連語は?
パーソナリティの意味はもうしっかり理解できましたよね?ここで、パーソナリティに関連する用語をチェックしておきましょう。
パーソナリティテスト
日本語でいうと、『性格診断』『適正検査』と呼ばれているものです。その人がどんな特性をもっているのか、どんな性格なのかを診断します。
対象者がどんな人物なのか明確に知る必要がある心理カウンセラーはもちろんのこと、学校、企業、結婚相談所などにおいても広く取り入れられています。
参考 一般社団法人雇用問題研究会パーソナリティテストパーソナリティ障害
パーソナリティ障害とは、ほかの人たちとは違う反応や行動を起こすことで、本人が苦しんだり、周りの人たちが困ったりしている場合に診断される精神障害です。
しかし、パーソナリティ障害にもさまざまな症状があり、アメリカ精神医学会の診断基準では『妄想性パーソナリティ障害』『反社会性パーソナリティ障害』『強迫性パーソナリティ障害』など10種類に分けています。また、大きな分類としては次の3種類に分けられています。
また、パーソナリティの研究に関心をもつ人の集まりとして『パーソナリティ心理学会』という団体もあるので、興味のある人は覗いてみてください。
参考
日本パーソナリティ心理学会トップページ
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