リファレンスはいろいろな意味をもつ言葉!
先輩
新人
先輩
パソコン関係やビジネスなどさまざまな分野で用いられていて、それぞれの分野で意味が大きく異なります。各分野での意味や使い方を学び、社会人としての知識を深めましょう。
リファレンスの意味を解説
分野ごとのリファレンスの意味をより深く理解できるように、まずはリファレンスという言葉の意味を詳しくみてみましょう。
英語のリファレンス(reference)はどんな意味?
リファレンスは英語表記すると「reference」。「reference」には次のような意味があります。
・論及
・参照
・照合
・参考
・参照文
・引用文
・参考文献
・参考図書
・推薦状
・身元保証人
・信用照会
・関連性 など
カタカナ語のリファレンスとは?
「reference」にはすごくたくさんの意味がありましたね。カタカナ語のリファレンスも基本的な意味は英語と同じ。しかし、分野によって意味合いが変わってくる言葉です。
同じ言葉なのに分野ごとに意味が違ってくるのはちょっとややこしいですね。
分野別!リファレンスの意味・使い方を例文で確認
分野ごとの意味を確認し、使い方を見ていきましょう。例文でシチュエーションをイメージしてみてください。
IT分野のリファレンスは「標準」「参照」
新人
先輩
新人
IT分野では例文の用法のほかにも、リファレンスが用いられている専門用語がいくつもあります。どのような言葉があるかも確認しておきましょう。
リファレンスコード:ソフトウェアを組み込むときに標準規格のまま組み込んだもの
リファレンスデータ:参照データ
リファレンスモデル(リファレンスデザイン):半導体メーカーなどがそれを応用して製品を製造するメーカーに対して提供している自社製品の標準使用例
転職時のリファレンスは「経歴照会」
人事部上司
先輩
リファレンスは大企業や外資系企業が転職希望者を採用する場合に行うことが多いです。正式に採用が決まる一歩手前くらいの段階にたどり着いた転職希望者に、リファレンスの提出を求めるのが一般的。
転職希望者が自ら以前の上司などに依頼してリファレンスの推薦状を書いてもらう場合と、採用側の会社が直接以前の職場に連絡を取ってリファレンス照会する場合があります。
データ管理のリファレンスは「予約番号・モデル番号」
上司
先輩
そのほかにも、送金取引をする際の照会番号を意味したり、腕時計業界では腕時計のモデル番号を意味したりすることもあります。
図書館でのリファレンスは「調べものの相談」
上司
新人
図書館で所有している資料を使い、利用者にかわって調べ物の答えを探してくれたり、どの資料や情報をみると回答が見つかるかを利用者に教えてくれたりします。図書館に直接出向いて相談するだけでなく、電話やメールなどでの問い合わせに対応してもらえる図書館もあります。
ビジネスやプライベートで調べ物のプロである図書館職員の手助けが必要なときには、図書館にまず問い合わせてみることをおすすめします。
リファレンスの言い換え表現
リファレンスにはたくさんの意味があるので、類語もそれぞれの意味ごとに存在します。どのような言い換え表現があるかあわせて覚えておきましょう。
リファレンスの意味 | 言い換え表現 |
「情報をもってくる」 | ・参照 ・参考 ・照会 |
「情報源がどれか示すもの」 | ・引用句 ・引句 ・引き句 ・引証 ・引用 ・引き合い ・引用文 ・謝辞 ・典拠 ・引例 ・クレジット ・レファレンス ・サイテーション |
カタカナ語から日常会話ではあまり登場しないようなちょっと難しい漢字の言葉まで、いろいろな用語がありますね。文脈に合う言い換え表現を選んで使ってみてください。
文脈に合う日本語に変換してリファレンスを理解しよう!
リファレンスはたくさんの意味をもつカタカナ語です。分野やシーンごとに意味が大きく変わってくるちょっとややこしい言葉でもあります。
リファレンスはビジネスでもよく使われる用語なので、分野ごとの意味を正しく理解しておく必要があります。リファレンスをシチュエーションに合う日本語にスムーズに変換できるようになっておきましょう。