「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」の要約を紹介
今回ご紹介する「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方(八木仁平著)」は、やりたいことの見つけ方を具体的にわかりやすく解説しています。
八木仁平さん(@yagijimpei)といえば「ブロガー」のイメージが強かったですが、その後やりたいことを探求し、自己理解の専門会社を立ち上げていました。ご自身の興味を生かして活躍されているようです。
やりたいこと探しの専門家となった八木さんの書籍、一読の価値はあります!
「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」の目次
CHAPTER1 やりたいこと探しを妨げる5つの間違い
CHAPTER2 なぜ「やりたいことが分からず迷い続けてしまう」のか?
CHAPTER3 「やりたいこと探しを最速で終わらせる公式」自己理解メソッド
CHAPTER4 人生を導くコンパス「大事なこと」を見つける
CHAPTER5 「得意なこと」さえ見つければ何でも仕事にできる
CHAPTER6 「好きなこと」を見つけて努力とサヨナラする
CHAPTER7 「本当にやりたいこと」を決めて「本当の自分」を生き始める
CHAPTER8 「人生を劇的に変える」自己理解の魔法
本書には、やりたいことを探すノウハウが凝縮されています。著書の八木さんは文章を書くのが得意なので、目次で見る以上に本文を読むのが面白いです。
「自己理解メソッド」という言葉があるように、八木さんは系統立ててやりたいこと探しができるような方法を確立してくれています。
すべてのチャプターを読み、それに沿って考えていけば、あなたもきっとやりたいことを見つけられるはず。
「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」のおすすめポイント
実際に本書を読んでみて、多くの人におすすめしたいと感じましたが、その理由として次の3つが挙げます。
・研究論文の情報や具体例に基づいた説明が織り交ぜられており、説得力がある。
・適宜「ポイント」と書かれたコメントがあり、流し読みでも要点がとらえやすい。
・著者が有名ブロガーで、文章が読みやすい。
自分で研究論文を読み漁るのは骨が折れますが、本書では適宜根拠となる情報を引用しながら解説が進んでいきます。
例えば、文章を読む速さが遅いグループ、速いグループがあり、速読のトレーニングを受けた結果、文字を読める量が前者では約2倍、後者では約8倍になったという研究結果を紹介しています。ここから、得意なことを生かすことの必要性を説いています。
とにかく説得力があるうえに、文章も読みやすい点が、おすすめできるポイントです。
自己理解メソッド?やりたいことを見つける公式とは?
八木さんが提唱する自己理解メソッドでは、次の3つを柱としてやりたいことを探していきます。
1:好きなこと
2:得意なこと
3:大事なこと
この3つを組み合わせた公式があり、本書では具体的なやり方が解説されています。
例えば、「得意なこと」と「スキル」は別物なので混同しないこと。スキルや知識に縛られると自由が奪われていくことなど、ありがちな誤解にも触れられています。
ちなみに、「大事なこと」とは「状態」を表すものとされています。「自由に生きたい」「穏やかに生きたい」などです。
私の場合は、次のようになりました。
好きなこと | 犬 旅行 |
得意なこと | リサーチ 文章の読み書き |
大事なこと | ストレスを感じず、穏やかに生きる |
私は医療の資格を有しているので、仕事のことを考えるときには、どうしてもそれを意識してしまいます。
しかし、こうして整理してみると、「犬と旅行に行けるスポットをリサーチして、それを記事にする」なんいうのも、自分にはマッチしているのかなと思いました。
このように組み合わせて考えていくと、本当に自分がやりたいことが自然と見つかるというわけです。
学生、社会人、転職者…幅広い層におすすめの一冊
本書では「やりたいこと」を追求して明らかにすることができます。
学生のうちから自分が人生においてやりたいことを見つけるのにも役立ちますし、社会人や転職者がふと立ち止まり、夢中になれる何かを探してみるのもおすすめです。
この本で、自分の取扱説明書をが出来上がるのではないでしょうか。
ぜひ「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」を一読してみてくださいね!