容姿端麗でスタイルのいい人がなれる職業であるモデル。女性でも男性でもあこがれちゃいますよね。モデルを目指す場合、一般的にはモデルをマネージメントする「モデル事務所」に応募して採用されるという流れになります。
この記事では近年増えてきている、モデル事務所や企業に属さない働き方を選んだ「フリーランスモデル」にスポットを当てて紹介していきます。
なぜフリーランスモデルは増えてきているのか?仕事の獲得方法やなり方、収入など、フリーランスモデルになろうかな?と考えている方のための情報をまとめています。
フリーランスモデルとは?
モデル事務所に属さずに働くのが「フリーランスモデル」です。フリーランスの良さは、働きたい時(時期)に働けること。
フリーランスのモデルは、好きな時間に好きなだけ働けるというのが大きなメリットになります。モデル事務所に属していたら不可能な、「複数の会社に登録して、自分の都合に合わせて仕事を受ける」という働き方ができるのです。
反対に、仕事がなければ無収入・減収になってしまう、営業・情報収取も自分でしなければいけないなどのデメリットもあります。
最近増えてきている理由
なぜ今、フリーランスのモデルが増えているのでしょうか?
理由は、インターネットのおかげで営業が「手軽に幅広く行う」ことができるようになったからといえるでしょう。
自分のホームページ・サイトやSNS(Instagram、Twitterなど)、動画配信(YouTube)などを利用することで、モデルとしての自分の良さを売り出せる時代ですよね。実際にフリー(ランス)モデルと検索すると、フリーランスで働いているモデルの情報を見ることができます。
もちろんモデル自身が、出たいと思っている媒体に直接営業をすることもあります。また、フリーランスモデル向けの求人やマッチングをしているサイトに登録しておくという手段もあります。どれもここ数年くらいで動きが活発になってきました。
個人的に売り込める手段があり、それが一般化してきていることで、モデル事務所を通す必要性がなくなってきているということでしょう。
モデルについて知っておこう
そもそも最近のモデルはどんな働き方をしているか?という部分をチェックしておきましょう。フリーランスモデルとして働くときも大きな違いはありません。
モデルは大きく2種に分けられる
モデルという職業は、実は結構細かく分かれています。その中でも、この記事で扱っているのはファッションモデルです。ほかにもコマーシャル(広告)モデル、パーツモデル、美術(絵画)モデルなどがあります。
以下に代表的な2つのタイプを以下に紹介します。
ファッションモデル
モデルといわれて想像するのがファッションモデルではないでしょうか?ファッションショーに出演し、ショーモデルとしてデザイナーやブランドの魅力をアピールするお仕事です。ショーモデル以外では、ファッション誌のモデルなども含まれます。
20代~30代前半の人が主に活躍していて、プロポーションの維持や洗練されたウォーキング・ポージングなどのスキルが必要です。
読者モデルの場合は、高身長・痩身などのプロポーションよりも、ファッションをまねしたくなる親しみやすさが重要となっています。
コマーシャルモデル
企業の商品(服、化粧品、アクセサリーなど)を宣伝するのがコマーシャルモデルです。媒体は様々で、テレビのCM、新聞や雑誌の広告、商品カタログ、通販カタログ、企業パンフレットなどがあります。ファッションモデルと違い、商品を宣伝したい年代別にどの年代のモデルも需要があるのが特徴です。
自分がどのタイプかを分析しておく
自分がどんなタイプ・キャラクター(スタイル、顔のタイプ、表情の作り方、年代など)なのかを知っておくことは非常に重要です。この分析ができていないと、モデルの仕事に応募してもなかなか採用されないということにもなりかねません。
客観視することは難しいため、仕事をしていくうちに関係者に尋ねてみたり、モデルのマッチングサイトで相談してみたりしてもいいでしょう。「どんなクライアントがあなたのようなモデルを求めているか」の傾向をある程度つかむとピンポイントで効率のいい営業をすることができます。
動画配信の仕事も増えてきている
最近の流れとして、動画配信の仕事も増えてきています。
動画制作に予算をかけられない企業や個人からの案件が多いため、案件単価は低めな傾向があります。しかし、求人件数は多いので仕事がない時期や急に仕事がなくなってしまったときなどに、受注してみるのもおすすめです。
フリーランスモデルになる方法
フリーランスのモデルについてわかってきたところで、「どうすればフリーランスのモデルとして活動できるのか?」を見ていきましょう。
オーディションに応募する
モデルといえば、「オーディションに応募する」のがやはり一般的です。モデル事務所に属している場合も同様ですよね。違いといえば、応募するオーディションを自分で選ぶということです。
自分がやりたい仕事ができるのがフリーランスの良さでもあります。「Deview-デビュー」、「オーディションプラス」などの、モデルオーディションの情報が簡単に検索できる便利なサイトを活用して、気になるオーディションを逃さないようにしましょう。
■モデル、読者モデルのオーディション情報が1,700件以上(2018年10月現在)掲載されていて、自分が受けたいオーディションが見つかるオーディション情報サイトAudition & Debutもおすすめです。
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養成スクールや専門学校からモデルになる
専門学校のなかには、モデルコースがある学校もあります。また養成スクールに登録しておくと、メディアデビューのオファーが来る場合も。注意点としては、養成スクールや専門学校を卒業しても必ずモデルになれるわけではないということです。
■日本モデルエージェンシー協会認定校で、モデルになるためのカリキュラム多数 有名雑誌でのデビュー実績もあるVenus Academy(ビーナスアカデミー)がおすすめです。
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読モ(読者モデル)になる
事務所に属さない=フリーランスなので、読モは大きく言えばフリーランスのモデルというわけです。フリーランスモデルへの第一歩として、読者モから始めるのが一般的になってきています。
雑誌の読モ募集に応募して、(フリーランス)モデルとしての実績を積むという方法です。読モは日給制であることが多く、報酬は0円~数千円くらいのようです。
稼ぐためというよりは知名度と実績作りと割り切るのがいいでしょう。もちろん有名な読モになれば報酬も上がります。
■読モとして仕事がしたいという方は無料で登録できて、お仕事を紹介してくれるカワコレもおすすめです。
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スチールモデルになる
写真を素材として投稿しているカメラマンがマッチングサイトや求人サイトなどでモデルを募集していることがあります。案件単価は2万円~5万円くらいが多くなっています。カメラマンの需要に合えば、単発ではなくリピートをもらえる場合も。
サロンモデルになる
美容院や美容系のサロンモデルは幅広くいろいろな人がモデルをしています。しかしサロンモデルを足掛かりに有名になるモデルもいるので、モデルとして知名度を上げたい方や実績を作りたい方にはおすすめです。
美容業界との関係づくりをしておくことでモデルの仕事につながることもあります。
なり方としてはサロンを利用していて声をかけられる場合と、Instagramなどの募集をみて自ら応募する場合があります。
仕事の獲得方法
モデルとしてフリーランスになったはいいが「仕事があるのか?」「どのように自分で仕事を獲得していけばいいのか?」ということが不安な方は多いですよね。
ここでは、フリーランスが仕事を獲得する方法、獲得するためにしておきたいことを紹介していきます。
人脈を広げる(広げておく)
フリーランスといえば、人づてに紹介される仕事が多いのが特徴です。
参考:フリーランス協会 フリーランス白書 2018
大手モデル事務所からの独立してフリーランスになる場合は、すでに幅広い人脈を持っている場合がありますが、無名・新人からのフリーランスは人脈づくりをすることが重要です。
イベントに参加したり、仕事先で出会う人とと積極的にコミュニケーションをとったりしながら、常に人脈を広げていけるようにしましょう。
SNSなどで営業
先に見出し「最近増えてきている理由」でも紹介していますが、インターネットやSNSを活用することで営業が「手軽に幅広く行う」ことができるようになりました。
自身のホームページやSNS(Instagram、Twitterなど)、動画配信(YouTube)などを利用して、モデルとしての自分の良さや実績をアピールしてきましょう。検索して人気のフリーランスモデルをチェックして、どのようなアピールをしているのか研究してみるのもいいでしょう。
モデル登録サイト・マッチングサイトに登録する
モデル登録サイトには必ず複数登録しておきましょう。1つではなく複数というのがポイントです。フリーランスは仕事がない時間が増えてしまうと減収になってしまいます。また実績を増やすことも大事な仕事のひとつです。
自分が挑戦したい仕事を見逃さないように、こうしたサイトを常にチェックするようにしましょう。
例としては「カワコレ」、「モデルタウン」、「CLOUDCASTING」など、さまざまなサービスがあります。
年収、月給はどれくらい?
モデルをはじめてすぐの経験のころ(経験が少ないころ)は、報酬がゼロというお仕事もあるでしょう。さらに交通費も出ず、赤字なんてこともざらだとか。
多くのモデルのなかでも、モデルの仕事のみで生活ができている人は100人に1人くらいという話もあります。基本的には名前が売れるまでは、アルバイトやそのほかの仕事との兼業となる場合が多いようです。
しかし売れっ子モデルにになると年収は1,000万円を超えますし、読者モデルでも人気のあるモデルは年収600万円を超えるという話もあります。
フリーランスの場合は事務所を通さない分、働いた分だけ稼ぎになるので、実績を積み、地道に案件単価を上げて年収を上げていくことになります。
フリーランスになる前にしておきたいこともチェックしておこう
「自分が働きたい時間に、やりたい仕事をする」というフリーランスモデルは、雇用されている働き方よりも「自由度」や「満足度」が高いです。しかし、その分やらなければいけない処理などもあります。
フリーランスと企業勤めとの違いを知ったうえで、フリーランスに移行するようにしましょう!
会社勤めからフリーランスになる場合の「確定申告」や「その他届け出」などがまとめてある記事はこちらです⬇
フリーランスとはどんな働き方?あなたに合うかチェックしてみよう!
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