OKRとは『目標管理手法の一つ』
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シリコンバレーの大企業などが意欲的に取り入れて注目を集めているOKR。革新的な目標管理ツールとして話題のOKRですが、いまいちピンとこない人も多いことでしょう。
ここでは、OKRの持つ意味合いや特徴、そして種類についてできるだけわかりやすく解説するので、しっかりと覚えていってください。
OKRの意味をチェック
OKRは「Objectives and Key Results」のことです。「Objectives」=『目標』、 「Key Results」=『主要な成果』を表しています。すなわち、言葉の意味は『達成したい目標とその目標を達成するための成果』となりますが、ビジネスシーンで使われているOKRは目標管理手法のことを指します。
OKRの3つの特徴
OKRには特徴が3つあります。1つめは目標設定方法です。最初にチームとしての目標を決めます。チームの各メンバーは、チーム目標に連動した個々の目標を設定します。
2つめは、その他の目標管理ツールに比べて、パフォーマンスをレビューする頻度が多いことです。
3つめは、目的は個人目標の達成でなく、チーム目標の達成という点です。あくまでもチーム目標の達成に向けて、各人が努力するという意識を持たせることがOKRの最大のねらいなのです。
目標はムーンショットとルーフショットの2種類
OKRには2つの種類があります。ムーンショットならびにルーフショットです。ムーンショットとは月に到達するほどのショットの意味で、非常に高い目標です。100%でなくとも60〜70%でも評価されます。
ルーフショットとは屋根に届くショットであり、難しくても実現できそうなレベルの目標です。評価は100%いってこそで、それ未満は失敗と認識されます。
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OKRの英語は『Objective and Key Result』
OKRは英語で『Objective and Key Result』と表記されます。使い方は日本語と同様であり、OKRという単語も英語で使われます。
以下のように使われます。
OKRは目標とその成果を定義あるいは追跡するための、目標設定フレームワークです。
OKRのねらいは、具体的かつ測定可能なパフォーマンスによって、目標の達成方法を定義することです。
OKRとMBOの違い
MBO(Management By Objectives)はピーター・ドラッカーが提唱した目標管理方法です。MBOを採用している企業は年に1回、社員のパフォーマンスを評価します。年間目標を設定し、年末に結果を分析して評価するのです。
OKRはより高い頻度でレビューを行います。四半期以内の短期間で見直しを行い、パフォーマンスのきめ細かい軌道修正をするのです。
OKRの使い方・例文
経営幹部の間ではよく話題に上がるOKRですが、ビジネスシーンの会話ではどんな使い方があるのでしょうか。例文で見てみましょう。
上司
先輩
[おまけ]OKRの画期的さを示す6つの効果とは?
OKRには従来にはなかった画期的さを表す6つの特徴があります。それは以下の通りです。
社員が目標を納得し、それに集中できる
全社的な相互連携が見込める
目標設定にかかる時間を短縮できる
迅速にパフォーマンスが展開できる
従業員の愛社精神、チームワークを向上させる
上司
世界的企業群が利用する有効性を理解して使おう
シリコンバレーの企業をはじめ、世界的なリーダー企業がこぞって採用するOKR。彼らが利用するその有効性をよく理解して、OKRという言葉を使いましょう。