転職を考えるきっかけは誰にでもあるものですが、自分の転職のきっかけを振り返って「こんなふうに転職しても良いのかな?」と思う人もいるでしょう。人それぞれに転職のきっかけや原因は違うもの。でも、年代別や性別などで転職のきっかけに共通点もあるようです。
転職を考えたものの自分の選択に不安を感じたら他の人の転職のきっかけを見て、どんな時に転職を決意したかチェックしてみましょう。
みんなの転職のきっかけは?
転職のきっかけは人それぞれです。将来への希望を感じさせる前向きな転職のきっかけもありますが、やむを得ず転職を決めた場合もあります。
「今の職場が嫌」というネガティブなきっかけから「やりたい仕事がある」「やりがいを探して」などポジティブなものまで、他の人の転職のきっかけを見てみましょう。他の人の意見を見ることで自分を冷静に振り返ることができそうです。
転職のきっかけが正しいか不安を持つ人は多い
転職を決める際に悩む人が多いのは、転職しても良いかどうか不安があるためです。今の職場に不満があっても転職のきっかけとして自信が持てなかったり、辞めるタイミングを決めかねたりします。そのため、他の人の転職の事例や意見を知りたがっている人は多いものです。
上げたらキリがないですが、この中で、3年間という期間を目標に頑張るべきなのか、転職するべきか…。
みなさんの転職のきっかけはなんですか?
参照元:yahoo知恵袋
迷った時には他の人の意見や事例を参考にするのも悪いことではありません。
希望の条件の仕事が見つかったことがきっかけ
転職の前向きなきっかけとしては、希望する仕事内容や良い条件の求人に出会ったというものがあります。転職先で良い条件の元、生き生きと働けるのはチャンスを逃さずにつかみ取れたためです。
転職を考えた原因は幾つかあります。
・残業時間が少ない月でも200時間以上
・当然残業手当ては無い中略
そんな時前職よりもやりたい仕事に近い今の会社の求人を見て迷わず応募しました。週休2日はきちんとあるし残業もあまりない。それなのに年収は100万近く上がりました。
条件も仕事内容もピッタリの仕事を見つけたことがきっかけという成功例です。なかなかないチャンスなので、成功の原因はこの人の運かも知れませんが、迷わずにチャンスをつかむ決断力も大切なことが分かります。
やりがいと評価への不満がきっかけ
心底希望している仕事があれば、待遇が悪くてもやりがいや評価を求めて転職する人もいます。納得の上であれば待遇が悪くても、好きな仕事をして高い評価を得られるという充実した毎日が送れそうです。
ただし残業代が固定で実質のサービス残業が非常に多く、有給もまったくといっていいほど取れませんでした。
私は仕事好きなので、それらは気になりませんでしたが、評価に不満があったのと、やり甲斐を求めて3年半で転職しました。
参照元:教えてgoo
人が求めるものはそれぞれなので、自分が本当に大切に思うものを見つけることも必要です。
人間関係の不満がきっかけ
人間関係で転職を考えるケースはよくあるもので、その多くは精神的に辛い中で働くことから逃れるために転職を考えるものです。場合によっては精神を病んだり疲れ切ったりしてしまい、急を要する場合もあります。
現在、社長と私2人だけの会社で社長との人間関係で疲れました。転職を考えてます。
小さい事務所やベンチャー企業などは、提案が通りやすい風通しの良さが魅力の場合もありますが、人数が少なく上司や同僚との関係に閉塞感を感じることもありあす。
3年は待って転職
3年をめどに転職を考える人は多く、「3年は腰を据えて頑張る」というのは日本の企業や転職市場での合言葉のようにさえなっています。
自分も先輩に「3年いて無理なら考えたら?」と言われ、続けて結局4年間勤めて退職しました。
3年勤めると、辛抱強くなり、さらに社会の流れみたいなのが見えた気がしました。
参照元:yahoo知恵袋
こうした考えにも一理あって、3年程度は続けないと仕事の面白さも分からないし、次の転職先で「根気がない」と思われる可能性が高いようです。
体調不良がきっかけ
体調不良で退職したことをきっかけに転職活動が必要となることもあります。体の問題だけでなくメンタルの問題で退職となることも多いものです。この場合には退職は仕方のないことですし、まずは無理せずに静養を優先することが大切です。
女性特有のきっかけもある
結婚や出産予定なども転職のきっかけに大きく関係することがあります。特に女性は結婚や出産で働き方や職場の場所、待遇面を見直す必要に迫られることが多く、状況によっては出産後に育休がもらえずに辞めるパターンも少なくありません。
また、結婚や出産を機に収入アップや残業減のために転職をする男性もいます。
年代別の転職のきっかけ
転職のきっかけは年代によって異なることもあります。それぞれの年代ごとに悩みや将来像が違うため、それぞれに転職を考える理由も違ってきます。
20代の転職のきっかけ
20代の転職のきっかけは、新卒で採用された企業での仕事以外にやりたいことが見つかった、新たな方向性でキャリアプランを描きたくなったなどがあります。まだまだ若く柔軟性もあるため、そういったきっかけで未経験の職を得ることも可能となり、再スタートの道を開くこともできるでしょう。
30代の転職のきっかけ
30代の転職のきっかけは、自分への評価に対しての不満や疑問、今の仕事以上のことをしたいという欲求などがあります。ある程度、スキルもキャリアも積み上げられており、仕事のことも自分のことも分かってきたころなので、自分のスキルを正当に評価してほしい、スキルアップ、キャリアアップしたいという気持ちが高くなってくる時期です。
40代の転職のきっかけ
40代の転職は比較的切羽詰まったケースもあります。50代になると転職を成功させるのは難しくなり、基本的にはキャリアアップ転職としては最後のチャンスとなるでしょう。慎重に道を選ぶ必要はありますが、管理職への転身にも良いタイミングで、この時期の転職をきっかけにビッグチャンスを得る人もいます。
きっかけを転職活動に活かす
良いきっかけで転職を決めるとその後の転職活動も前向きにしやすくなり、良い結果につながることが多くなります。また、ネガティブな事柄がきっかけでも、自分のキャリアややりたいことを探すヒントにすることで前向きな転職活動にすることができるでしょう。転職のきっかけを突き詰めて考えると、自己分析や面接での受け答えに活かすことができます。
自己分析に活かす
転職のきっかけは、不満であろうと希望であろうと、自己を振り返るためのきっかけにもなります。きっかけを振り返ることで、自分が何をしたいか、何を大事にしているかが分かります。
仕事内容がつまらないから転職したいと思ったのであれば、自分の重視しているポイントはやりがいや達成感ではありませんか。仕事が面白くても人間関係がギスギスしていて辛いなら、仕事で求めることは職場でのコミュニケーションや仲間との連携かも知れません。きっかけを考えることで自分の気持ちを掘り下げて、自分の本意を見極めましょう。
転職先を絞るのに生かす
転職を決めたきっかけは、転職への熱意やモチベーションの基本です。きっかけとなったことを常に頭に置いて転職先を絞るとブレがありません。仕事がつまらないと思ったのがきっかけであれば、転職では仕事内容を重視して絞れますし、人間関係に問題があったのであれば職場環境を重視し、面接や情報収集を通して社風を調べたりできます。
面接で活かす
転職のきっかけについては、面接でも答えることがあります。転職の理由や退職の理由、志望動機などの質問にも、きっかけをベースにして内容をまとめて答えることが多いものです。自己分析や転職先の絞り込みと同じ考え方で、ネガティブなきっかけでもそこから自分が仕事に求めることを掘り下げて答えましょう。
上手にまとめる自信がない人は、面接対策と書類添削のある転職エージェントを利用するのもおすすめです。
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転職のきっかけを見直してみて
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転職のきっかけを探ることで、自分の仕事への思いや働き方で重視していることを確認できます。きっかけ自体はネガティブなものであっても、それを掘り下げていくうちに希望や目標なども見つけ出され、前向きな転職活動へとつながっていくこともあります。
転職に悩んだら、まずはそのきっかけとなったことを思い起こしてみましょう。みんな同じように悩んでいるので、自分の転職のきっかけを不安に思う必要はありません。