保育士試験の過去問│正しい活用法をご紹介!

新人

保育士試験に合格するにはひたすら過去問を解けばいいのかなぁ?
確かに過去問は試験対策に重要だけど、使い方には注意が必要よ!

先輩

保育士試験対策は過去問解きが有効?!

保育士試験の勉強をする際に過去問を使用する人は多いでしょう。大学受験やその他の資格取得の際にも過去問を使って試験勉強するのが当たり前ですよね。保育士試験においても過去問を解くことによって頻出問題や重要な項目などが分かり、合格ラインを超えるための重要な勉強方法です。しかし、保育士試験では過去問だけで合格するのは難しく、活用法を間違えると試験本番のミスにもつながります。

本記事では、保育士試験の過去問についての入手方法や正しい活用法についてまとめてみました。これから保育士資格を目指して勉強しようと思っているかたは是非チェックしてみてくださいね!

まずは保育士試験の基本情報をおさえておきましょう。

保育士試験の概要

保育士試験とは、国家資格である保育士資格を取得するための全国統一試験。一年間に2回実施されており、筆記試験試験・実技試験共に合格した人が保育士資格を取得することができます。

保育士試験の筆記試験は全部で9科目あり二日間に分けて実施されています。試験科目は保育士にとって必要な知識や技術の他に児童福祉法や心理学などさまざまな角度から出題されるので、勉強する範囲もとても多いのです。

膨大な情報を短期間で習得するのは至難の業。そこで試験対策として過去の試験問題を解き傾向と対策を学ぶことが大切とされています。

保育士筆記試験出題科目

保育士試験の筆記試験は全部で9科目あり、二日間の日程で行います。

  1. 保育の心理学
  2. 保育原理
  3. 子ども家庭福祉※1
  4. 社会福祉
  5. 教育原理
  6. 子どもの保健
  7. 社会的養護
  8. 子どもの食と栄養
  9. 保育実習理論

※1 令和2年度からの新科目。令和元年までは児童家庭福祉という科目名

試験の時間・配点

試験時間・配点は各科目ごとに試験時間は60分、一科目100点満点としています。ただし、教育原理と社会的養護は二つで一教科分という扱いになっているので、試験時間は各30分、一教科50点満点となっています。

筆記試験の合格点

保育士試験は100点満点中、60点が合格ライン。

実技試験科目

実技試験は、①音楽表現に関する技術②造形表現に関する技術③言語表現に関する技術の3分野から好きな科目を2つ選んで受験します。

実技試験の合格点

実技試験の合格点は、音楽・造形・言語の3科目とも同じで、1分野50点満点中30点以上が合格ライン。

実技試験は3分野中2つを選んで受験するので、合計60点以上が合格ラインということになります。

保育士試験の合格率

保育士試験の合格率は若干変動がありますが、ここ数年は毎年20%前後です。国家試験の中で合格率20%の試験というのは、難易度中度程度。超難関レベルというわけではありませんが、誰でも簡単に合格できるわけではないという難易度です。受験する際にはしっかりと勉強して試験対策を徹底する必要があります。

保育士試験の過去問はどこで手に入る?

試験科目が多く、合格率の低い保育士試験。効率良く勉強するためにはやはり過去の問題は解いておきたいですよね。では、試験対策に大切な過去の試験問題はどこでGETできるのでしょうか?誰でも手に入れられる情報をお教えします。

保育士試験の過去問は全国保育士養成協議会のHPでGETできる!

全国保育士養成協議会とは、全都道府県知事から保育士資格の「指定試験機関」の指定を受け、保育士試験に関する全ての事務を実施しており、保育士に求められる多様な人材を、保育士養成校と保育士試験の両面で確保する事業を行っています。

全国保育士養成協議会のホームページでは保育士試験の手引きや、受験方法、受験資格、試験会場、試験内容などの情報も掲載されており、保育士試験を受ける人が必ずチェックするサイトです。

実はこの全国保育士養成協議会のサイト内で、保育士試験の過去問題が見られるんです!!

こちらのページでは、令和元年11月現在で平成26年から平成31年度(令和元年)の前期試験までの過去問題と実技試験の実技試験概要が公開されています。

筆記試験の問題は各科目ごとにPDFファイルでダウンロード・印刷ができるので自主勉強にとっても便利!誰でも無料でダウンロードできるので過去問を解きたい人は是非活用してみましょう。

参考 保育士試験過去問題全国保育士養成協議会

保育士試験の過去問はこう使おう!

保育士試験の過去の試験問題を使って勉強をする前に、いくつか気を付けてほしいことがあります。正しい過去問での学習方法をチェックしてみましょう。

たくさんの過去問をひたすら解けばいいわけではない

全国保育士養成協議会のホームページでは、過去6年分の試験問題が公開されています。さらに遡ればもっと昔の過去問題を手に入れることもできるでしょうが、何年分もたくさん解けば解くほど良いというわけではありません。

保育士試験は保育士や児童を取り巻く法律などの改正によって問題も変化し、出題範囲も年々変わってきているのです。

児童福祉法・保育所保育指針は最新情報を確認すべし

保育士試験にも出題されている児童福祉法や保育所保育指針は、年々改正されているので試験勉強する際にはその時点での最新版をチェックすることが大切です。

最近では、2019年に親による子供への体罰を禁止し、児童相談所の体制強化を柱とする改正児童虐待防止法と改正児童福祉法が成立し、一部を除き来年4月から施行されることが決定しています。

保育所保育指針は、2018年に改正され下記の5つの方向性に沿って改正されています。

①乳児・1歳以上3歳未満児の保育に関する記載の充実
②保育所保育における幼児教育の積極的な位置づけ
③子どもの育ちをめぐる環境の変化を踏まえた健康及び安全の記載の見直し
④保護者・家庭及び地域と連携した子育て支援の必要性
⑤職員の資質・専門性の向上

試験にも改正された内容が出題されることもあるので注意しましょう!

注意
参考書や保育所保育指針を中古で手に入れようと考えている方は、間違えた知識を得ることもあるので、改正後のものを使用するのがおすすめです。

過去問プラスαの勉強がおすすめ!

保育士試験の過去問をしようして勉強する場合は、過去の試験問題を解いた上でさらにプラスαの知識をつけることが大切です。勉強する環境によってもポイントが異なります。

通信教育受講の場合

通信教育で受講する場合は、試験対策のテキストがきちんと最新版になっているので心配することはありません。過去の問題をときながらテキストを一つ一つしっかりとやりこなすことが重要です。

通信だけでなくスクーリングも受講できるようなところでは、苦手な教科だけでもも講師に直接指導してもらうなどするとよいでしょう。

独学で勉強する場合

独学で勉強する方は、過去問を解いた後の解説をしっかり読み込みこと・頻出問題は必ずチェックしてその前後の内容も把握するために参考書などで知識を深めるようにしましょう。

過去問だけでなく、保育士試験の参考書には来年度の試験予想問題がついている本もありますので、そのようなテキストを使うのも有効的です。

実技試験対策としても過去の課題演習は有効

過去問の活用法は、筆記試験だけでなく実技試験にも有効です。

保育士の実技試験は、音楽表現・造形表現・言語表現の3分野から2つ選択して受験します。音楽表現と言語表現は事前に課題内容が公表され試験対策もやりやすいのですが、造形表現は試験本番にならないと課題が分かりません。

しかしぶっつけ本番はやはり不安ですよね。造形表現は保育の一部分を絵画で表現するという課題が毎年出題されているので、試験対策として過去の課題で練習しておくと良いでしょう。ここでは、造形表現の過去5回分の課題をご紹介しますので、試験前の練習に役立ててみてくださいね!

造形表現の過去出題課題

共通試験内容:「保育の一場面」を鉛筆や色鉛筆を使用して絵画で表現する

試験年度課題内容設定場所指定登場人物
令和元年(前期)花や野菜の世話をする様子園庭子ども3人以上・保育士1人以上
平成30年(前期)お誕生日会保育室子ども2人以上・保育士1人以上
平成30年(後期)折り紙(紙飛行機を折ったり飛ばしたりする様子)ホール子ども3人以上・保育士1人以上
平成29年(前期)給食の時間(「準備」「食事中」「片付け」の場面から一つ選択)保育室子ども3人以上・保育士1人以上
平成29年(後期)落ち葉遊びの様子園庭or保育室子ども2人以上・保育士1人以上

造形表現試験で求められる力

保育士として必要な造形表現(情景及び人物等を豊かにイメージした描写や色使いなど)ができること。

試験で使用するもの(持ち物)

・鉛筆またはシャープペンシル
・色鉛筆(12~24色程度)
・消しゴム
・腕時計

用紙の大きさ

A4サイズ ※紙の種類はその年によって異なる

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保育士試験の過去問題は賢く利用すれば試験対策として十分に効果を発揮します。最新の情報を入手しながら繰り返し勉強をして保育士試験合格を目指して頑張って下さいね!