マンパワーの意味とは?ビジネス・介護・看護業界の意味は同じ?仕事で役立つ使い方・例文も解説

マンパワーは「人の労働力」のこと!

先輩

今こんなエラーが出たんじゃ納期に間に合わないわね。一時的にでもマンパワー投入できるよう部長に相談してくるね。
技術力なんでそんなにすぐに向上しませんよ~

新人

先輩

いや、マンパワーは人の力ってことではなく、『人の労働力』って意味なのよ。人員を増やしてもらえるよう掛け合ってくるって言えばわかりやすかったかしら?

マンパワー、文字だけ見れば『人の力』と想像しそうなものですが、日本では『人の労働力』の意味合いで使われています。しかし、この言葉はどんな分野でも同じ意味で通じるのでしょうか。そして、外国人にマンパワーと言っても伝わるのでしょうか?

ここでは『マンパワー』がどのような言葉なのか、わかりやすくまとめていますので、しっかり学んでいってくださいね。

マンパワーの意味をチェック

マンパワーを会話の中で正しく使うために、まずは意味を理解していなければなりません。ここでは日本語(カタカナ用語)としての意味だけでなく、英語での表現方法も紹介していますので、比較しながら読んでみてください。

カタカナ語の「マンパワー」とは?

日本のビジネスシーンにおいてのマンパワーは『人の労働力』を指して使われますが、ほかにもこんな意味合いで会話に登場します。

マンパワーの意味
・人員の数
・人手
・人的資源 など

マンは『男性』、パワーは『力』の意味があるので、そのまま訳すと『男性の力』となります。確かに労働力も人の力と考えることはできます。しかし、ビジネス用語としてのマンパワーは、個人の技術力や能力など、人の力そのものを表す言葉ではありませんので間違わないようにしましょう。

また、『マン』が使われてはいますが、男性だけではなく、女性も含めた『人』を指しますので、男性の労働力だけではなく、女性の労働力の意味もあります。あわせてしっかり覚えておいてくださいね。

マンパワーの英語は「manpower」

マンパワーは、英語で『manpower』と表記し、『労働力』『人員資源』の意味をもつ言葉とされています。しかし、マンパワーは英語の『man』と『power』をただつなげただけの和製英語で、外国人に対して使っても意図は正しく伝わらないことが多いです。

正しい英語表現は、人材資源、人事、人事課などの意味をもつ『human resoures(ヒューマンリソース)』になります。

[分野別]マンパワーの意味をもっと詳しく

日本にはさまざまな分野の仕事があり、それぞれで人材が必要ですよね。しかし、どの分野でも同じニュアンスでマンパワーは使われているのでしょうか?各分野での意味合いについてまとめてみましたので違いを見てみましょう。

ビジネスにおけるマンパワーの意味

一般ビジネスの現場では、通常の『人の労働力』『人手』の意味合いで使われています。一般ビジネスの中にも食品業界、IT業界、自動車業界などさまざまな業界がありますが、マンパワーは特にIT業界ではあたりまえのように登場します。

マンパワーという名称の企業もある!

総合人材サービスの大手企業に『マンパワーグループ株式会社』があります。この会社では、主に一般企業への人材派遣、人材紹介を手がける『Manpower(マンパワー)』、HRサービス、ビジネスソリューション、コンサルティングを通じて総合的な人材サービスを行う『Experis(エクスペリス)』、タレントマネジメントの専門家集団である『Right Management(ライトマネジメント)』という3つのサービスを提供しています。
参考 ManpowerGroupマンパワーグループについて

福祉・介護業界におけるマンパワーの意味

福祉・介護の業界においては、介護福祉を行う職場の労働者を指して『福祉マンパワー』と呼んでいます。

福祉マンパワーには、福祉ボランティア、社会福祉士、介護福祉士、障がい者相談員、施設職員など、さまざまな職種が含まれます。高齢化社会が進み、さまざまな形態の施設も設置されていますが、そこでのマンパワーの不足は深刻になっています。

看護業界におけるマンパワーの意味

福祉・介護業界と同様、看護業界での人の労働力のことを『看護マンパワー』といいます。医療知識が必要となるこの業界でも人材不足が課題となっていますが、介護業界ほどは大きな問題にはなっていないようです。

マンパワーの使い方・例文

言葉の意味はわかっても使い方に迷う人は多いはず。これから正しくマンパワーが使えるよう、わかりやすい例文をいくつか紹介しておきます。自分自身の仕事環境にあてはめながら読んでみてください。

「マンパワーが足りない」「マンパワー不足」

『マンパワーが足りない=人材が足りない』『マンパワー不足=人材不足』と解釈して問題ありません。

例文1

先輩

うちの病院はマンパワーが足りないから休みたい日があってもなかなか調整できないのよね。
例文2
労働条件を見直すことができなければマンパワー不足の解消は難しいだろう。

「マンパワーを確保する」

確保とは、得たものを失わないようしっかり保つこと、という意味をもった言葉です。そして、『マンパワーを確保する』は『人材を確保する』ことを指しています。

例文
この生産数量をこの先ずっと保っていくためにまず取り組まなければいけないのはマンパワーを確保するだと思う。

「マンパワーを投入する」

『投入』には『投げ入れること』や『つぎこむこと』という意味があります。マンパワーを投入する、という言葉は特にIT業界で、作業要員を増やす場面でよく使われます。

例文
A社のアプリが納期直前に不具合がでてしまった。問題が何かを検証しながら完成に近づけなければいけないので一時的にこのチームにマンパワーを投入する

[番外編]モーニング娘。の楽曲「THE マンパワー!!!」

2004年に創設されたプロ野球団東北楽天ゴールデンイーグルスの公式応援歌となった曲で、ロック調でリズミカルなテイストになっています。

マンパワーがみなぎる
マンパワーがものごっつい
マンパワーが素晴らしい
マンパワーってそれが僕らさ

このように、サビの部分ではマンパワーが連呼されていますが、ここでのマンパワーは『人の労働力』というよりも『人の力』という要素を強く感じますね。しかし、この曲でのマンパワーの意味は詳しくはわかりませんでした。力を感じる曲ですので、興味のある人は聴いてみてください。

社会や企業が解決していくべきマンパワーの問題

ひと昔前と比較すると、現代ではそれほど就職難ではないといわれていますが、介護・看護業界、運送業界など、厳しい労働環境の業種では特に人手不足が叫ばれています。企業の運営状態を安定させるために『人の労働力』は大切な財産。あなたの企業が今マンパワー問題を抱えているなら、悪化する前に素早く解決に向かう努力をしましょう。