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インタラクティブとは、「互いのやりとり」ってこと!
「インタラクティブ」は簡単に言うと「やりとり」のこと。「やりとり」は2人以上いて成り立つものですよね。かつては「人間同士」でのやりとりしか存在しませんでしたが、近年では「コンピューターと人間」のやりとりも活発におこなわれています。
この記事では「インタラクティブ」の意味や使い方をわかりやすく解説していきます。
インタラクティブの意味
「インタラクティブ」を辞書的な言葉で説明すると「双方向」「対話式」「相互作用」という意味になります。この見出しでは「インタラクティブ」の語源や頻繁に使用されるようになった背景をみていきましょう。
インタラクティブの語源
「インタラクティブ」の語源は「interactive」という英語です。「interactive」は「相互に影響を与える」「相互作用の」という意味の形容詞。
インター(繋ぐ)とアクティブ(活発な)をくっつけた言葉→活発な繋がり→活発な交流と考えると言葉の意味をイメージしやすいですね。
インタラクティブが使用されるようになった背景
「インタラクティブ」はIT用語ではないですが、IT分野でよく使われる言葉です。インターネットが普及し、>インターネット経由での双方向のやりとりが活発におこなわれるようになったことで、「インタラクティブ」が頻繁に使用されるようになりました。
インタラクティブのIT業界での使い方例文
例文①:一人暮らししている人は他者との対話に餓えがち。AIスピーカーはインタラクティブ機能を活用したサービスを加えることでそのような顧客ニーズを取り込むことができた。
この文での「インタラクティブ」は「対話式」という意味で使われています。
例文②:テレビにインタラクティブ機能が加わったことで視聴者はよりテレビを楽しめるようになった。
この文での「インタラクティブ」は「双方向」という意味で使われています。
例文③:インターネットを活用したインタラクティブマーケティングにより、顧客のニーズをより正確に把握することができるようになった。
この文での「インタラクティブ」は「双方向」という意味で使われています。
インタラクティブの対義語
「インタラクティブ」=「双方向」「対話式」「相互作用」のイメージは、対義語を考えてみるとわかりやすくなります。
インタラクティブの反対は?
双方向=Two-wayと考えるとその対義語はOne-way。One-wayは「一方通行の」「単方向の」と訳すことができます。
「interactive」をAとBの2人がキャッチボールするように情報の送り手・受け手をコロコロ変えてコミュニケーションすることと考えると、その反対は送り手・受け手が固定された状態と解釈することができます。
「interactive」を「臨機応変な対話的処理方法」と考えると、その反対は「一定期間蓄積されたデータ一を一括処理する方法」と考えることができます。
インタラクティブの類語
英語由来のカタカナ語で意味をイメージするのは難しいですよね。「インタラクティブ」の類語を今度は日本語でみてみましょう。次のような類語がありますよ。
・関連
・相関
・連動
・相互作用
・双方向性
・2way
・コミュニケーション
・対話
・相互
・送受信
インタラクティブの関連語
「インタラクティブ」の意味をイメージすることはできましたか?この見出しでは「インタラクティブ」の関連語をみてみましょう。
インタラクティブブローカーズ
インタラクティブブローカーズはアメリカ合衆国 コネチカット州 グリニッジに本部がある証券会社です。
インタラクティブホワイトボード
インタラクティブホワイトボードはパソコン画面を映すことができるタッチセンサー搭載型ディスプレイのこと。電子黒板とも言います。
インタラクティブアート
インタラクティブアートは観客参加型の芸術作品のこと。
インタラクティブ動画
インタラクティブ動画は視聴者に何らかの操作をおこなうことを促す「仕掛け」を動画の内に組み込んだ新しい動画表現方法のこと。視聴者の動画内容に対する理解度を深める効果が期待できます。
インタラクティブフォーラム
インタラクティブフォーラムとは「実践的コミュニケーション能力」を身に着けるために従来の英語スピーチコンテストに代わっておこなわれている新しい形の英会話コンテストです。
インタラクティブコミュニケーションデザイン
インタラクティブコミュニケーションデザインは東京・札幌のIT系人材アウトソーシングサービス、システム開発サービス、ベトナムのオフショア開発サービスをおこなっている株式会社です。
インタラクティブソリューションズ
インタラクティブソリューションズは企業を対象にクラウドソリューション提供、高度暗号化ソリューション、デジタルコンテンツマネージメントソリューションなどの業務をおこなっている株式会社です。
インタラクティブゲーム
インタラクティブゲームは英単語を作って点数を争うボードゲームです。遊びながら英語の語彙力を高めることができます。ESLの教材や知的玩具として世界各国で長く楽しまれています。
インタラクティブデザイン
インタラクティブデザインはパソコンなどの機械を人が使うときに必要な「操作手順」を、「誰をターゲットに」「どの手法で」「楽しく」扱えるようにするか工夫したデザインのことです。難しい機械をわかりやすく楽しく扱えるようにするデザイン。
インタラクティブサイネージ
インタラクティブサイネージは動画に対話型コンテンツを組み合わせたデジタル看板のこと。床面やテーブルなどに映像を映したり、その時その場所を映している映像に仮想の映像を重ねるなどいろいろ応用することができます。
インタラクティブコンテンツとは
インタラクティブコンテンツは商品に興味を持ってくれた商品を買ってくれるかもしれない顧客と、「双方向」に情報のやり取りをするコンテンツ。
顧客が自主的の起こすアクションに応じた情報を企業が提供するコンテンツ。
インタラクティブメディア
インタラクティブメディアは対話型メディアや双方向型メディアのこと。視聴者参加型のテレビ番組を楽しむことができるインタラクティブ・テレビジョンなど。
インタラクティブはこれからも
AIスピーカーやロボット技術はこの先どんどん進化していくはず。もしかしたら一家に一台猫型ロボットがいるのが当たり前の未来が本当に来るのかもしれませんね。
でもドラえもんが量産型の猫型ロボットからみんなに愛されるドラえもんに成長できたのは、のび太君をはじめとする多くの人間と継続的な「インタラクティブ」をしているからなんだと思います。人間臭さを教えることができるのはきっと人間だけ。コンピューターとだけ「インタラクティブ」する生活を長年続けていると人間らしさが薄れてしまうんじゃないかなと思います。
対人間・対コンピューターの「インタラクティブ」を上手に使い分けられるようになりたいですね。