「より一層」の正しい意味と使い方!例文・類語(言い換え)・英語表現を徹底解説

「より一層」は「これまで以上に」ってこと!

上司

お疲れ様、今月頑張ってるね!
ありがとうございます!

新人

上司

より一層の活躍を期待しているよ!

「より一層」とは「これまで以上に」という意味の丁寧な表現です。改まった雰囲気の言葉なので、日常会話よりもビジネスシーンやフォーマルな場面で使われることが多いフレーズです。

スピーチや挨拶などでも使われますが、メールや文書でも問題なく使うことができます。

また「より一層」にはいくつか言い換え表現もあるため、シチュエーションに応じたフレーズを選択できるよう身につけておくと安心です。

「より一層」の類語(言い換え表現)
・一段と
・益々

「より一層」の意味

「より一層」は「より」と「一層」の2つの言葉を組み合わせた言葉です。「これまで以上に」という意味のほかに「もっと」や「さらに」などの意味があり、その後に続く言葉を強調する役割をもっています

もともと「より」と「一層」は、それぞれ「これまで以上に」という意味を持っています。似たような意味の言葉を繰り返して使うことで、さらに強調の度合いが増します。

「より一層」の使い方|ビジネスシーンでの例文

「より一層」は後に続く言葉次第でさまざまな使い方をすることができます。ここではビジネスシーンにおける「より一層」の適切な使い方や例文をご紹介していきます

「より一層」を使った例文

ビジネスシーンで「より一層」を使うにはどのような言い回しがあるのでしょうか。ここからは実際の会話や文章で使われる機会の多い例文をご紹介していくのでチェックしてみましょう。

「より一層のご活躍」を使った例文

例文
より一層のご活躍をお祈り申し上げます」

この例文は「これまでの功績を讃え、今後も精力的に活躍されることをお祈りしています」という意味合いの言葉です。手紙や年賀状の末文、お祝いの席での挨拶などに多く使われるフレーズのひとつなので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

目上の相手や取引先に対して使う場合は「より一層のご活躍を心から喜び申し上げます」など、より丁寧な言い回しに変えるとよいでしょう。

注意として「より一層のご活躍を期待しています」という表現だと、自分より目下の者に対する言葉になるため、ビジネスシーンでは使わないほうが無難といえます。

「より一層気を引き締めて」を使った例文

例文
「新しい赴任先でも、より一層気を引き締めて業務に取り組んで参ります」

「気を引き締めて」とは「気分を一新して ・ 決意を新たにして」などという意味を持つ言葉です。「より一層気を引き締めて」は、新年や新年度など節目の挨拶や、新任・異動の挨拶をするときなどに多く使われます

一般的に「より一層」は物事を前向きにとらえる場面で使うポジティブな言葉です。そのため、「今回のプロジェクトは頓挫してしまいましたが、より一層気を引き締めて業務に取り組んで参ります」などの使い方は不適切なので注意しましょう。

「より一層気をつける」を使った例文

例文
「今後はより一層気をつけると共に、同じミスをしないように努めて参ります」

注意不足やミスにより相手に迷惑をかけた場合は、謝罪の言葉の後に「より一層気をつける」や「今後はより一層注意して」などと続け、今後の改善点や同じ過ちをしないための具体的な案を述べるとよいでしょう

「より一層努力して参ります」を使った例文

例文
「お客様にご満足いただけますよう、より一層努力して参ります」

ビジネスシーンにおいて「頑張ります」や「努力します」といった言い方は、稚拙な印象を与えるため一般的にはあまり使われません。しかし、「より一層努力して参ります」を用いると、仕事に対して真摯に取り組みたいという意思を伝えることができます

努力の同義語として「力を尽くすこと」という意味の「尽力(じんりょく)」、「仕事に打ち込む」という意味の「精進(しょうじん)」、「恐れることなく突き進む」という意味の「邁進(まいしん)」などの言葉も覚えておくとよいでしょう。

「より一層尽力して参ります」や「より一層精進して参ります」「より一層邁進してまいります」などと言い換えができるため、使いこなせると会話のバリエーションがグッと広がります。

「より一層」の類語・言い換え表現

「より一層」に似た意味の言葉は豊富にあります。シチュエーションや相手に応じて言い換えられるよういくつかチェックしておきましょう。

一段と

「一段と」は「格別」や「はっきりと差があるさま」という意味の言葉です。

例文
「彼はまた一段とレベルが上がった」
「寒さも一段と厳しくなりましたが、お元気でお過ごしですか」
「貴社一段とご盛業のこととお祝い申し上げます」

「一段と」は以前の状態や事柄との違いを強調する意味合いの言葉です。ビジネスシーンでは相手を褒める際や、文書などの挨拶文にも多く使われます

益々

「益々(ますます)」は「発展・進歩する」や「さらに」などの意味を持ち、物事がよい方向へ変化する際に用いられる言葉です。

例文
「益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます」
「気温はますます寒くなるでしょう」

ビジネスシーンでは文書やメールなどの挨拶文や、「業績が益々伸びる」などといったポジティブな意味合いで使われます。一方、日常会話では天気・気温・体調など、よい意味でも悪い意味でも内容を選ばず使うことができます。

明確な決まりがあるわけではありませんが、日常会話では「ますます」とひらがな表記、ビジネスシーンでは「益々」と漢字表記にすると読みやすいです

「より一層」の英語表現

「より一層」はビジネスシーンでもよく使われる言葉であるため、英語で表現しなければならない場面が出てくることも考えられます。

いざという時のために、会話やメールでの使い方を確認しておくと安心です。

「より一層」の英語表現
「より一層」は英語で・・・
more
even more
further

と表現できます。

「より一層」の英語表現を使用した例文はこちらです。

例文
・I pray for further success.
より一層のご活躍をお祈り申し上げます。
・Even at the new place of assignment, I will continue to work even more diligently.
⇒新しい赴任先でも、より一層気を引き締めて業務に取り組んで参ります。
・In the future we will be more careful and try not to make the same mistakes.
⇒今後はより一層気をつけると共に、同じミスをしないように努めて参ります。
・We will make further efforts to satisfy our customers.
⇒お客様にご満足いただけますよう、より一層努力して参ります。

「より一層」をビジネスシーンで活用しよう!

「より一層」はその後に続く言葉を強調する表現です。上手く使いこなせば、会議やプレゼンなどの場面で自分の意図をしっかりと伝えることができます。ぜひこの機会に使い方をマスターして、「より一層」表現力のあるビジネスパーソンを目指しましょう!