語彙力は「言葉の知識」!
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「語彙力が乏しい」「語彙力を増やす」など“語彙力(ごいりょく)”はよく耳にする言葉。冒頭の2人ほどではなくても、“語彙力”がないと感じて悩んでいるという方もいるはず。今回は「言葉の知識」という意味の“語彙力”について詳しく見ていきましょう。
語彙力の意味
“語彙力”という言葉は「語彙+力」で構成されています。この「語彙」はどのような意味があるのでしょうか。「語彙」の「彙」は難しい漢字ですが、「集まり」という意味を持ちます。つまり、「語彙」は「語の集まり」。“語彙力”は「語の集まり」をいかに扱えるかという能力を意味するんですね。
語彙力をつけるメリット
「最近の大学生の語彙力は小学生並み」「若者の語彙力低下が問題に」などといわれることがありますが、“語彙力”があるとどんなメリットがあるのでしょうか。「最低限の言葉を知っていれば困らないだろ」と考える人もいるかもしれません。“語彙力”をつけるメリットを見ていきましょう。
表現力が上がる
“語彙力”をつけると「表現力が上がる」。これについては異論はないはずです。とはいえ、「別に作家じゃないんだから表現力はいらないよ」という人もいるかもしれません。実は、表現力が上がると日常生活にも役立つんです。
同じものを表すのにも、時と場合によっていろんな言い方をすることが可能になります。ある言い方では伝わらなくても、表現の仕方を変えたら伝わることもありますよね。説得やプレゼンでも大いに役立つことがわかるでしょう。また、敬語や丁寧語の語彙が増えれば、教養がある人として周りの評価も上がること間違いなし。
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思考力が上がる
「語彙力と思考力って関係あるの?」と思う人も多いでしょう。でも、考え事をする際のことをイメージしてみてください。頭の中を言葉が駆け巡るのではないでしょうか。必ずしも「語彙力=思考力」ではありませんが、語彙の豊富さは思考を豊かにしてくれます。
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語彙力を増やす方法
“語彙力”の大切さがわかったところで、ここでは“語彙力”を増やす方法について見ていきましょう。
読書をする
“語彙力”を増やすには新しい言葉に出会う必要があります。そのためには読書が一番。“語彙力”を増やすことを目的とするのであれば、普段読まないようなジャンルの本を読むことをおすすめします。
わからない言葉を調べる
新しい言葉に出会ったとしても、意味がわからなければ自分の言葉として使っていくことはできませんよね。言葉の意味と使い方を理解してはじめて自分の語彙に追加することができます。
辞書で調べるのももちろんいいですが、ネットで調べるのが手軽でおすすめ。読書と調べる行為はセットとして考えておきましょう。
使う言葉に気を付ける
調べて意味がわかった言葉も使わなければ忘れてしまいます。“語彙力”を増やしたいのであればどんどん使っていきましょう。普段使う言葉に気を付けることも“語彙力”を増やすことにつながります。いつもと違う表現を使おうと心がけるだけでも効果的。
語彙力診断アプリ
自分の“語彙力”を客観的に判断したいのであれば、アプリを使うのがおすすめ。
語彙力診断
クイズ形式なので、楽しみながら“語彙力”をチェックできます。診断するだけではなく、間違えた問題を復習することで、“語彙力”を増やすことも可能。
英語の語彙力を増やす方法
“語彙力”は英語でvocabulary(ボキャブラリー)といいます。カタカナ語にもなっているのでご存知の人も多いはず。英語のボキャブラリーを増やすにはどうしたらいいのでしょうか。
基本的には日本語の“語彙力”を増やす方法と変わりはありません。本や会話で新しい言葉を「知る」、意味を「調べる」、そして「使う」。英語のレベルは人それぞれなので、自分にあった学習をすることが大事。嫌になって投げだしたのでは意味がないので、無理なく、楽しんで取り組めるような学習をしていきましょう。
“語彙力”を増やそう
“語彙力”は一朝一夕(いっちょういっせき、すぐに)で身につくものではありません。でも語彙力が増えると多くのメリットがあることがわかったはずです。日常生活はもちろん、ビジネスの場でも“語彙力”が多いのに越したことはありません。“語彙力”が増えるとお給料も増えるかも。