デベロップメントとは「発展」のこと
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デベロップメントとは、発展や進展を意味する言葉。頻出単語なので、学生時代に英語の授業で聞き覚えがあるという人も多いことでしょう。最近は会社名などにもよく登場するので、社会人なら英語が苦手であっても覚えておきたい言葉です。
デベロップメントの意味をチェック
デベロップメントは、発展を意味する言葉です。英語の発音やビジネスシーンでの使い方を確認していきましょう!
デベロップメントの英語
デベロップメントは、英語の「development:発展、進展」がそのまま日本語でも用いられるようになったカタカナ語。英語と日本語の意味の違いはありません。
ただし、日本語で「デベロップメント」というとネイティブにとっては発音に違和感がありますので、ご注意を。より英語の発音に近い形で、「ディベロップメント」ともいいます。
デベロップメントの日本語
デベロップメントは、英語の「開発」「発展」からきた言葉です。「開発」とは、「新たにより良いものをつくる」ということ。また、「発展」は、「元よりも良いものをつくる」ということ。どちらも英語と同じように日本語でも使われます。
建築やプログラム開発のシーンで用いられる他、人間関係など目に見えないものに対しても使われます。
デベロップメントの使い方・例文
デベロップメントが使われるシーン
デベロップメントはさまざまな業界で頻繁に耳にする用語です。各分野のデベロップメントはどのように使われるのでしょうか?業界別で見ていきましょう。
ビジネス
ビジネスシーンでは、「開発」「発展」など単語の代わりに使われる他、ビジネスデベロップメント(新規事業開発)、キャリアデベロップメント(キャリア・能力開発)、デベロップメントマネージャー(経営管理マネージャー)などの外来語として用いられることもあります。
IT業界
IT業界でデベロップメントは「ソフトウェアデベロップメント」という言葉として聞くことがほとんどです。これは、文字通りソフトウェア開発を指します。「新たに開発されるソフトウェア」「またはソフトウェアを開発すること」ですね。
不動産業界
不動産業界にはデベロップメント業務というものがあります。これは、「建築物などの開発」を指します。家だけでなく、オフィスや複合施設の開発に携わるすべての業務をいいます。
コーヒー業界
コーヒー業界のデベロップメントというと、コーヒーをより香り高いものにするときに使う言葉です。焙煎初期から高火力で短時間焙煎を進めていく新しい焙煎方法なら、香りの成長を促進させるデベロップメントに成功します。
デベロップメントの略って?
デベロップは「デベロップ」「dev」などのように略して用いることもあります。「develop:開発する、発展する」は「development」の動詞形なので分かりやすいですね。「dev」は「development」から頭3文字をとったものです。
devは、特にソフトウェアの開発環境を指し、「/dev」と表現します。
開発・発展・進展…日本語の言い換え表現はどう使い分ける?
日本語でデベロップメントには、「開発、発展、進展」などの意味があると述べました。これらにはどのような意味の違いがあるのでしょうか。
開発
開発とは、主に0から1をつくるもの。新たなものを創造する意味合いが強くあります。ソフトウェア開発、都市開発などは、(既存のものがあるにはあるが)新しく1から手がけるものですね。
・未開の地を開発する。
・ソフトウェア開発を進める。
発展
発展は、勢いや力が伸び広がること。すでに1あるものが2以上に良い方向に変化していくこと。開発が目的語を取る他動詞であるのに対し、発展は自動詞です。
・経済が発展していく。
・発展的な物の見方をしていこう。
進展
進展は、物事が進んで、新たな局面を迎えること。発展と同じく1あるものが2以上になっていくイメージです。発展と異なり、その進む方向が良いか悪いかよりも、「進んで変わる」ということに重点を置きます。
・プロジェクトに進展はあったのか?
・2人の関係はどう進展していくのだろう。
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ビジネスシーンでも「デベロップメント」を使ってみよう
ビジネスシーンでも、ときおり使われるデベロップメント。会社によっては「開発」や「発展」という言葉を使わずに、「デベロップメント」が一般的というところもあります。いつどこで使われるか分からないので、ビジネスマンなら覚えておきましょう!