ネイティブって?英語を話す人?ネイティブアメリカン?詳しい意味からネイルやラグまで徹底解説!

先輩

アメリカ旅行に行ったんだけど、ネイティブの英語、全然聞き取れなかった
中国の友人は日本語ネイティブの言葉は早すぎて分からないと言ってました

新人

ネイティブスピーカーは「母語を話す人」のこと!

“ネイティブ”と聞くと英語を話す人のことをイメージしがちですが、“ネイティブ”は「ネイティブスピーカー」を略した言葉。英語に限らず「母語(ぼご)を話す人」を意味します。
“ネイティブ”を使う言葉には他にも「ネイティブアメリカン」などもありますよね。今回はいろいろな“ネイティブ”について詳しく見ていきましょう。

ネイティブの意味

“ネイティブ”(native)には、「ネイティブスピーカー」の他にも「その土地の人」、「天然のもの」という意味があります。「ネイティブアメリカン」であればアメリカの先住民、「ネイティブトラウト」であれば天然のトラウト(マス)ということになりますね。

いろいろなネイティブ

「ネイティブスピーカー」や「ネイティブアメリカン」など“ネイティブ”が使われている言葉をそれぞれ詳しく解説していきます。

ネイティブスピーカー

“ネイティブ”と聞いて一番に思い浮かべるのは、外国語をペラペラと話している人ではないでしょうか。“ネイティブ”と略される「ネイティブスピーカー」は「母語を話す人」の意味。ネイティブイングリッシュスピーカー(native English speaker)であれば英語を母語にしている人。英語に限らず、フランス語でも中国語でもそれを母語にしている人であれば“ネイティブ”です。もちろん日本人も日本語の“ネイティブ”と言えます。

ちなみに母語と母国語は意味が異なります。母語は生まれ育った環境で使われている言語、母国語は公用語のこと。多くの日本人にとっては母語と母国語がイコールなので、あまりピンと来ないかもしれません。例えば、インドネシアでは公用語(母国語)はインドネシア語ですが、他にも700以上の言語が存在。母語=母国語ではない人は世界中にたくさんいるんですね。

ネイティブアメリカン

上司

今はインディアンって呼んだらいけないんだっけ?
でもネイティブアメリカンと呼ぶのが正しいとも言えないようですよ

先輩

「ネイティブアメリカン」は「インディアン」とも呼ばれる人たちのこと。南北アメリカの国々はヨーロッパやアフリカから多くの人たちが移り住んだ歴史のある土地です。移民たち以前に南北大陸に住んでいた人たちのことをネイティブアメリカンもしくはインディアンと呼びます。見た目が日本人に似ていると言われることも。

ネイティブアメリカンという呼称

ネイティブアメリカンという呼称は、公民権運動(黒人が権利の保障を訴えた運動)の中で生まれました。他にもアフリカンアメリカンやアジアンアメリカンなどという言葉が生まれています。学校ではインディアンは差別語と習った人も多いでしょう。しかし、実際はネイティブアメリカンという呼称にこそ、不快感を持つ当人たちが少なからずいるそうです。

インディアンという呼称

インディアンという呼び名が「冒険家のコロンブスがアメリカ大陸をインドと間違えた」エピソードを由来にしていることは、有名な話ですよね。ただし、アメリカをインドと言ったのはあながち間違いではないかもしれません。

当時は現在の国であるインドよりも広い地域をインドと呼ぶ概念があったからです。新大陸と分かってからも、インド(国)や東南アジアを東インド、アメリカ大陸を西インドと呼ぶこともありました。現在もカリブ諸島のことを西インド諸島と言うことがありますよね。

どちらを使えばいい?

インディアンはアメリカの平野部の先住民を表す言葉ですが、ネイティブアメリカンというと北部の氷雪地帯の先住民族やハワイの人たちも含む言葉に。インディアンという言葉にアイデンティティを持っている人たちが多く、ネイティブアメリカンという呼称に反発が起こっています。またインディアン権利団体であるAIMは「ネイティブアメリカンは政治用語」だとして批判。

現在はネイティブアメリカンという呼称が広く使われていますが、インディアンや「アメリカンインディアン」という呼称も使われています。

上司

センシティブな問題なので、どれを使うのが正解と明言することはできないね
いきなり「日本人を極東人と呼ぶことにする」なんて言われて戸惑うようなものですよね

先輩

ネイティブ柄

「ネイティブ柄」はネイティブアメリカン(インディアン)の民族に伝わる柄のこと。ラグやカーペット、スカートやポンチョからネイルまで様々なものに使われている色合いが素敵な柄です。スペイン系移民のオルテガ一族がナホバ族の影響を受けて作った「オルテガ柄」が有名。

デジタルネイティブ

パソコンやゲーム機、携帯電話などのデジタル技術が当たり前にある環境で生まれ育ってきた世代のことを「デジタルネイティブ」と呼ぶことがあります。ネット世代とも言われることがある1980年代、もしくは1990年代以降に生まれた人たちのこと。インターネットの扱いに長けていると言われます。

ネイティブキャンプ

『Native Camp(ネイティブキャンプ)』はオンラインで英会話レッスンができるサービス。アメリカやイギリスといった、ネイティブスピーカーやフィリピン、セルビアなどの英語を日常的に使う国々の講師による個人レッスンが受けられます。

ネイティブフェイス

人気STG(シューティングゲーム)『東方風神録~Mountain of Faith.』の中で使用されているBGM。ハイテンポなピアノの旋律が特徴です。ネイティブフェイス(Native Faith)は土着信仰という意味。

「ネイティブ」の意味や背景をよく知っておこう

“ネイティブ”という言葉は人や民族のアイデンティティに深く関わる言葉ということを覚えておきましょう。とは言え、よく使われる言葉なので意味や背景をよく知ったうえで使うことが重要です。