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「行雲流水」の意味とは?座右の銘?読み方から使い方、例文、類語まで

「行雲流水」とは「自然の成り行きに任せる」

先輩、そんなに焦らないで。何事も「行雲流水」ですよ

素敵な言葉だけど……君のミスで残業している今以外に聞きたかったな

行雲流水

「行雲流水」……この言葉の意味を知らなくても字の並びを見れば何を意味している言葉なのかわかるでしょう。

「行雲流水(こううんりゅうすい)」とは「雲が行き水が流れる」と書きます。雲や水が自然に身を任せ移り行く様に、自然の成り行きに任せて行動することを例えた言葉。「自然体」「肩ひじを張らない」、「リラックスしている」という生き方と簡単に言うこともできます。

「行雲流水」の読み方・由来

ぎょ、ぎょううん?

「行雲流水」は「こううんりゅうすい」と読みます。「ぎょううんこうすい」と読んでしまわないように注意しましょう。

「行雲流水」は中国由来の四字熟語です。「謝民師推官与書」という書物の中に「文章を書く際には『行雲流水』のように自然に任せることが重要だ」という内容の一文があります。これが最初かどうかは不明ですが、少なくとも千年ほど前の時代までさかのぼることが可能。

「行雲流水」の使い方・例文

例文

行雲流水、人生は旅なり

行雲流水というように過ぎたことにあまりくよくよしても仕方ないよ

行雲流水を座右の銘にしてはいるが、細かいことに執着してしまう性分

「行雲流水」はこうあるべきという教え、心得として使われることが多いようです。「行雲流水」を座右の銘にしている人も。

また、行き詰っている人や生き急いでいる人に対してこのような言葉をかけてあげることがあります。

「行雲流水」の類語

類語

・雲烟過眼(うんえんかがん)

・雲中白鶴(うんちゅうはっかく)

どちらも「行雲流水」と同じく「雲」の字を含む四字熟語。「雲烟過眼」は「物事に深く執着しない」、「雲中白鶴」は「世俗を超越した境地にいる人」という意味です。

「行雲流水」もいいけど

「行雲流水」は座右の銘、教えとして魅力的な言葉です。ですが、周りがあくせく頑張っているのに自分だけ「行雲流水」というわけにはなかなかいかないですよね。

周りが急流であれば同じようにあくせくするという意味では「行雲流水」と言えるかもしれません。