「出処進退」とは「辞めるか辞めないか」という意味
出処進退をかけて取り組む所存です
かなり硬い表現ですが、使っているシーンを見聞きしたことはあるでしょうか。何かトラブルがあった際に政治家や経営者が口にすることがあります。
「出処進退(しゅっしょしんたい)」とは「辞めるか辞めないか」という意味。今の地位、役職に留まるか、去るか、身の振り方をはっきりさせるという意味で使われます。
「出処進退」の読み方・漢字
「出処進退」は「しゅっしょしんたい」と読みます。「でどころしんたい」と読まないように気を付けましょう。 また、「出所」と書き間違えてしまうミスも多々見られます。 「出処進退」は政治家がよく使っているイメージがありますが、それもそのはず。元々は役人を辞めるか辞めないかを表す言葉でした。 中国から伝わった四字熟語とされています。 ・政治家たるもの常に出処進退を考えて行動すべきである ・経営者として出処進退が問われる問題に直面する ・今回の騒動で出処進退を明らかにすることが求められた 「出処進退」は誰が使ってもいい表現ではありますが、硬い表現であり、重い言葉でもあるので軽々しく使うものではありません。 進退をかけた一大事以外で使うと大げさになってしまいます。 ・進退出処 ・進退 ・去就(きょしゅう) 「出処進退」の前後を逆にして「進退出処」とすることもあります。 「進退」や「去就」は「出処進退」よりも大分使いやすいのではないでしょうか。 政治家や経営者が口にする「出処進退」。市民、国民、社員に対する責任があるので、この取り組み、決断は自分のクビをかけて行いますよと決意表明する言葉です。 実際にそう思っているかどうかは置いといても、かなり重い表現ということは分かっていただけたと思います。「出処進退」の語源
「出処進退」の使い方・例文
「出処進退」の類語
「出処進退」は重い表現