紅一点とはどんな意味?紅一点の逆は?使い方や由来、類義語、英語も解説!

紅一点とはどんな言葉?

新人

紅一点は、うちの部署での先輩みたいな存在のことですよね。
そうね。紅一点は、男性陣の中のたったひとりの女性という意味がほとんどだからね。

先輩

新人

ほとんどってことは、それだけじゃないのかな?

新人君の読み通り、紅一点は男性の中のただひとりの女性というだけの言葉ではありません

ほとんどの場合、この意味が使われているので、紅一点のもうひとつのニュアンスは知らない人も多いです。でも、社会人の知識としておさえておく必要がありますよ。

紅一点の意味とは「異彩をはなつもの」

紅一点は女性専用の言葉のようになっていますが、本来は男女問わず使える語です。

また、人だけでなくものにも使用でき、次のような意味をもっています。

紅一点
多くのものの中で、たったひとつだけ際立って優れているもの
②たくさんの男性の中にいるたったひとりの女性

紅一点は、もともと①の意味でした。しかし、次第に②のニュアンスで用いられるようになり、今ではほとんど②の意味で使われています

紅一点の逆は何?

言葉の意味としては男性に紅一点を使っても問題ありません。しかし、一般的に紅一点と言った場合は女性を指すので、男性に用いると要らぬ誤解を招いてしまう恐れあり。

多数の女性の中のたったひとりの男性を表すときには、次のような語が用いられています。

・黒一点
・逆紅一点
・白一点
・蒼一点
・緑一点

ただし、これらの言葉は俗語です。ビジネスには向かないので、使うときには注意してください。

紅一点の語源・由来

紅一点は、古代中国の詩人・王安石(おうあんせき)が書いた「詠柘榴詩(えいせきりゅうし)」に由来する言葉です。

この詩には「万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅうこういってん)」という一文があります。一面緑の草むらの中に一輪の紅いザクロの花が際立っていたという意味です。緑の中にある一点の紅は、見る人の目を引きますよね。

紅一点の読み方は「こういってん」

紅一点の読み方は「こういってん」です。

赤一点と書く人もいますが、これは誤り。書き間違えないように気をつけてください。

紅一点の使い方・例文

「多くのものの中で、ただひとつ際立って優れているもの」という意味の紅一点は、かなりハイレベルな誉め言葉になります。

しかし「男性陣の中のたったひとりの女性」というニュアンスのときには、単にただひとり女性であるというだけの意味。一般的には、その女性が特に優れているという意味合いにはなりません。

際立って優れているものの例文1

上司

まだ学生の雰囲気が抜けきらない新入社員の中で、彼はひとりだけ明らかに風格が違っていた。周囲の注目を集める紅一点的存在になっていたよ。
際立って優れているものの例文2

先輩

熟練の職人が手作業で一点一点丁寧に仕上げた、紅一点と呼ぶにふさわしい革財布です。特別な方へのプレゼントなどにいかがですか?
たったひとりの女性の例文1

上司

彼女は、執行役員の紅一点として活躍が期待されている。
たったひとりの女性の例文2

上司

先輩君は紅一点だが、すぐに現場の男性スタッフとうちとけられるコミュニケーション能力があるんだ。

紅一点の類義語

紅一点の類義語は「鶏群の一鶴」「掃き溜めの鶴」「泥中の蓮」です。

紅一点の類義語
鶏群の一鶴(けいぐんのいっかく):凡人の中にたったひとり優れた人物が混じっていることのたとえ
掃き溜めの鶴(はきだめにつる):つまらないものの中に、似つかわしくない美しいものや優れたものが混じっていることのたとえ
泥中の蓮(でいちゅうのはちす):汚れた環境の中にあっても、清らかさを保っていることのたとえ

これらは誉め言葉ですが、同時にそのほかを貶すニュアンスにもなってしまいます。気を悪くする人が出てくるシチュエーションでは使わないようにしましょう。

紅一点の英語表現

紅一点を英語で表現したいときには次の言葉がつかえます。

stand out conspicuously

ひときわ目立つ

 

【単語】
stand:立つ
out:外に突き出して
conspicuously:ひときわ

「stand out」で「外に突き出して立つ」という意味。ここから「抜きんでる」→「目立つ」とニュアンスが変化します。

the only girl in the group:

グループで唯一の女の子

 

【単語】
only:唯一の
girl:女の子
group:グループ

これは、女性専用の言い方になります。自分の意図に合わせて表現を選んでください。

紅一点を使ってみよう!

紅一点は、ひときわ目を引く存在を表す言葉です。

男性の中のたったひとりの女性という意味で使うのが一般的ですが、ほかとはレベルの違う優れたものという意味でも使用可能。

ニュアンスを正しく理解していると、そのワードを使えるシチュエーションが広がって言葉の使い勝手がよくなりますよ。

せっかく覚えたので、使用できる場面に出会ったら「ただひとつ際立って優れているもの」という意味の紅一点にも挑戦してみましょう!