該当とは?意味と使い方、英語や当該との違いまで詳しく解説

該当とは『条件に適合すること』

先輩

このマニュアルに沿って、該当する人に一斉メールを送信して欲しいんだけど。
了解です!

新人

新人

ところで先輩、今まで何となく使っていたんですけど該当って本来、どういう意味なんですかね?
 

該当をひと言で言えば『条件に適合すること』を指し、該当する人、該当者といった使い方をします。普段から聞き慣れた言葉だけに、聞いたことや使ったことがある人も多いでしょう。

該当は、日常会話はもちろん、ビジネスシーンやニュースでも頻繁に使われる言葉です。とはいえ、具体的にどのような使い方をするのかわからない人や、類語との違いがわからない人も多いのではないでしょうか。

そこで、該当の意味と文例を伴った使い方、英語表記や混同されやすい「当該」との違いについて詳しく解説します。

該当の意味をチェック

まずは該当の意味を解説します。『該当』とは、ある一定の条件にあてはまることを意味する言葉です。「この商品は消費税の低減税率に該当します」、「たくさんの応募があったが該当者はいなかった」、「以下の選択肢から該当するものを選んでください」などのように使われます。

ちなみに、当該はあまり馴染みがないであろう「動詞性名詞」に分類される言葉です。ここでは動詞性名詞の特徴についても解説します。

枠に当てはまるという意味の「該」

該当を「該」という字と「当」に分けて、意味を確認しましょう。「該」は「枠にピッタリあてはまる」という意味です。また、「その」という意味合いもあり、「その」として使う場合は「該事件」、「該資料」といった使い方をします。

一方、「当」は「あてはまる」「あてはめる」といった意味を持ちます。つまり、該当の「該」の字も「当」の字も同じく「あてはまる」という意味を持つ言葉なのです。

このような熟語を「同訓異字の熟語」と言います。同訓異字の熟語としてはほかにも、「温暖」、「樹木」、「河川」、「生産」などを覚えておくといいでしょう。

『該当』は動詞性名詞

次に、該当の分類を見てみましょう。該当は、名詞の中でも動詞性名詞に分類される言葉で、動詞的名詞とも言われることも。

動詞性名詞とは「する」をつけると動詞になる特性を持つ名詞のことで、ほかに「希望」、「報告」、「行動」、「出入り」、「プレー」などが挙げられます。

新人

動詞性名詞という言葉ははじめて聞きましたけど、わりと身近な言葉が多いですね。

該当の英語は『correspond』

ここでは、該当の英語表記を見ていきましょう。該当は英語では『correspond』と表記します。次の例文のような文脈で使います。

例文

Which product does this correspond to?
これはどの商品に該当しますか?

I will not correspond with this.
私はこれには該当しません。

 

該当と当該の違い

ここでは、該当と混同されやすい当該(とうがい)との違いについて解説します。該当と当該は、いずれも「該」と「当」の字が使われている同訓異字の熟語です。違うのは漢字の順番だけですが、順番が違うことによって意味合いも若干異なります。

条件に適合することを意味する「該当」に対して、「当該」は話題となっている事柄に直接関係のある物事を指します。

また、該当は、後ろに「する」をつけることで、行為そのものを意味する使い方ができますが、当該はそのような使い方はできません。当該の後ろにつくのは名詞のみで、当該企業、当該地域、当該年度といった使い方をします。主に官公庁や企業が発行する資料など、ビジネスシーンの中でも比較的かしこまった言葉遣いが求められる場面で多く使われる言葉です。

新人

漢字の順番が違うだけで使い方がかなり変わるんですね。

該当の使い方・例文

ここでは、該当の使い方について例文を使って説明します。ビジネスシーンなどで実際に使う時の参考にしてください。

例文1

新人

人事部から連絡があって、このチェックリストすべてに該当する人を見つけろと言われました。
この条件は難しいな。本社だけじゃなく、支社の中からも探してくれ。

上司

例文2

新人

この商品は輸出承認対象貨物に該当しますか?
該当するから、至急、輸出承認手続きを取るように。

上司

該当の意味を理解して正しく使おう

該当という言葉は、頻繁に遭遇する言葉だけに、意味を深く理解しないまま何となく使っていた人も多いのではないでしょうか。意味が何となくわかっているくらいの理解度だったとしても使う分には問題ありません。

しかし、言葉の意味や使い方を理解することはビジネスマンとしての教養を高めることでもあります。この機会に該当の意味や使い方を理解して、適切な場面での正しい使い方を覚えましょう。