派生は何を表す言葉?派生が意味する事柄や類義語との違いを紹介

派生とは『一つの物事から別れて生じること』

新人

先輩、派生するってどういう意味なんですか?
派生っていうのは、一つの物事から新しい別のものが生まれることよ。例えば、武道の流派とかね。

先輩

新人

なるほど!元になるものから、枝分かれしていく感じですね!

『派生』とは、『一つの物事(大元)から、別の新しい物事が生まれること』をいいます。大元である物事と近しい内容を含んでいる場合がほとんどです。

派生という言葉自体は、そこまで多用しない言葉でしょう。ですが、私たちは日常的に派生している物事を目にしているはずです。

ビジネスシーンでは、プレゼンなど形式ばった場所で使用する場面もあるでしょう。ですが、派生の意味を理解していないと相手に誤った認識をさせてしまいます。

派生という言葉は、具体的にどんな状況で使用すれば良いのでしょうか。今回は、その詳しい意味と、類義語との違いを紹介します。

派生の意味をチェック

派生とは、『大元の物事から新しい物事が別の形で生まれていくこと』です。では、具体的にどんなものが派生に含まれるのかについて、その詳細を解説します。

派生する物事とは?

派生が使われる対象には、どういったものがあるのか見ていきましょう。

    ある商品から『派生』した新商品
    一つの課題から『派生』した問題
    一つの流派から『派生』した新しい流派
    単語から変化した『派生語』

問題や商品、言葉など、大元とは内容が違うけど近しい意味を含んでいるものが『派生』といいます。身近にあるほとんどの物事は派生を繰り返し形を変えてきた姿です

生物の進化図は派生を簡単に表しています。生物が進化を繰り返す図を、ほとんどの方は見たことがあるでしょう。

現存している生物は、古代の生物を大元に枝分かれしながら派生してきました。それと同じように、今身近にある商品や生じた問題も派生物から、新たな派生物に変化しているのです。

作品における外伝や番外編も派生

小説や漫画、映画などの制作物などで、本編とは異なるスピンオフや番外編といった作品を見たことがないでしょうか。

スピンオフや番外編は、正式な続編ではなく本編では描いていない(または描かれていない)内容をエピソードにしたものです。

大元の作品から生じているため、スピンオフや番外編も『派生した作品』という位置づけになります。スピンオフや番外編の人気が高ければ、更にそこから新しい続編が生まれることもあるでしょう。

もちろんその作品も派生した作品に含まれます。

派生の英語表記

派生にはおもに3つの英語表記があります。例文とともにご説明しましょう。

例文1

【『deriving』派生】
a word that is deriving from another word.
ほかの言葉から派生した言葉

【『developed』(大元から)発展した・派生した物・派生した言葉】
An unforeseen situation developed from there.
ある事柄から意外な展開に派生した

【『derivative』(大元から)派生した独創性がない、新しさに欠けている】
derivative products created from popular products.

人気のある商品から生まれた派生商品

派生と続出の違い

ここで、派生とよく似た言葉である「続出」について解説します。

「続出」とは、同じような出来事がつづけざまに次々と起こることです。また、似たような存在が続けて登場したりするさまを指しています。
似たような問題が起きる場合や、似たような行動をとる者が現れる場合も続出を使用するのです。派生は大元から、新しい存在が生まれてくるものなので、続出とは若干ニュアンスが異なります。

平たくいえば、派生は大元から新しいものが生まれ、続出は大元と同じまたは似ているものが生まれる状態です。

派生の使い方・例文

派生にはどの様な使い方があるのでしょうか。ここでは、具体例を挙げて説明していきます。

例文1

上司

ライバル社は、主力事業の知識を活かした派生事業でどんどん成果を上げているようだ。
例文2

新人

彼は知識と経験があるから営業に異動させるべきだと思うんですけど、なぜ今も企画課にいるのでしょうか
確かにそうね、でもそんなに単純じゃないの。たった一人が異動するだけでも、部署内では様々な面で新しい課題に派生していくのよ。

先輩

派生を正しく理解して使い分けよう

『派生』とは、大元の事柄から、近しい内容のものが生まれていくことです。大元があるからこそ、派生物(課題も含む)が生まれます。

漫画や小説、映画などの制作物の世界では、外伝・番外編・スピンオフ作品などが派生作品です。正式な続編ではないけれど、本編に関係のあるストーリーを描いています。

派生の類義語は、続出です。続出は大元と全く同じ内容が繰り返す様子を表す際に使用するため、派生とは少し意味合いが異なります。

派生はビジネスシーンでも使用する機会があり、身近にも存在する言葉です。意味を理解し、正しく使い分けましょう。