雑踏の意味とは?喧騒との違いや正しい使い方を例文で紹介

雑踏とは『多くの人が集まって混みあっている状態』

新人

先輩、来週予定されている新商品の展示会行きますか?行くなら一緒にいきません?
私、雑踏が苦手なのよ。なんか、息苦しく感じてしまってね。申し訳ないけど1人で行ってくれるかな。

先輩

『雑踏』には『人々が多く集まって混んでいる状態』という意味があります。イベント会場などに行った際、人の多さに「うわっ、すごい人」と感じるときがないでしょうか、あのような状態です。この記事では似たような言葉である喧騒との意味の違いや言葉の使い方について解説します。

雑踏の意味をチェック

『雑踏』には『たくさんの人が集まって混んでいる状態』という意味があります。雑踏という言葉をさらに詳しく理解するために、雑踏が使用される言葉や類義語を確認していきましょう。

「雑踏警備」「雑踏事故」について

『雑踏』を使う言葉としては「雑踏警備」や「雑踏事故」などを聞いたことはないでしょうか。雑踏警備とは、花火大会やフェスなどの野外イベントが行われる会場やその周辺の警備を意味します。警備員が多すぎてゴチャゴチャしているという意味ではありません。人が集まっている場所には事故が起きる可能性が高いためその警備を行います。

また雑踏事故とは、雑踏の中で起きてしまった事故を指します。先ほど挙げた花火大会など人が集まった場所にて、人々の身動きが取れなくなり群衆雪崩が起きてしまう事故などのその1つです。

類義語は「人ごみ」や「群衆」

意味が似ている言葉としては「人ごみ」や「群衆」があります。「人ごみ」は、たくさんの人が込み合っていること、また「群衆」はたくさんの人が同じ場所にいるさま、都会の人ごみに見出される騒々しさという意味です。

多くの人がいることを表わす言葉には他にも「混雑」や「ごった返す(ごったがえす)」という言葉もあります。「混雑」は、人だけでなく物が多くごたごたしていることも意味し、「ごった返す」は非常に混雑している状態を表し、もっとも『雑踏』に意味が近いかもしれません。このように類義語の言葉を知ることで更に雑踏の意味を深く理解することができます。

雑踏の英語表記

雑踏の英語表記は『crowd』『jam』などの単語が挙げられます。日本語における雑踏の意味をそのまま表す英単語がないため、場合によって最も適した単語を使い分ける必要があるでしょう。それぞれの例文も合わせて紹介します。

例文

【crowd】
I started living in the country to get away from the crowds of the city.
私は都会の雑踏からのがれるために、田舎での暮らしを始めました。

【jam】
On holidays, traffic jams always occur on the highway.
休みの日は、高速道路ではいつも渋滞が起きる。

雑踏と喧騒の違い

雑踏と似た言葉で「喧騒(けんそう)」という言葉をご存知でしょうか。喧騒には、多くの人で騒がしいことという意味があります。二つの違いとしては、雑踏には騒がしさにプラスして人の動きが加わるイメージです

たとえば花火大会会場の周辺では、多くの楽しむ人たちで雑踏していた、という形で使うことで会場周辺では人の移動も激しいことを意味し、都会の喧騒という使い方の場合は、人が多くてざわざわした都会の様子を意味します。ざわざわした状態に人の移動の激しさも伝えたいときは、雑踏を使用するのがおすすめです。

雑踏の使い方・例文

ここでは、雑踏という言葉が日常でどのように使われているのか確認していきましょう。

例文1

新人

ただいま客先から戻りました!なんとか受注できそうです
お疲れさま!それはいい話だね。あそこの客先は駅前の商店街の近くじゃなかった?

先輩

新人

よく知ってますね。年末が近いせいか、買い物客で商店街は雑踏としていました。
例文2

先輩

展示会内はどうやって周りましょうか?
そうだな、みんな見たい展示ブースがあるだろうから、ここはいったん解散して集合時間を決めて集まるのはどうだ?

上司

新人

いいですね!そうしましょう。では、みなさんまた後で!
おいおい、解散を決めてからの動きが早すぎるだろ。彼の姿は、もう展示会場内の雑踏にまぎれて見えなくなったよ。

上司

雑踏の正しい意味を理解して使用しよう

雑踏とは多くの人が集まって混みあっていることを意味しますが、喧騒にも同じような意味があります。その2つの違いを知ることで、より雑踏という言葉の意味を理解できたのではないでしょうか。今日から早速その意味の違いを意識して、使用することをおすすめします。そして普段の会話や作成する文章のレベルもワンランク上を目指しましょう。