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旦那とはどんな意味?語源や使い方、注意点をわかりやすく解説

旦那とは?「夫」という意味とは限らない

上司

旦那は、いろいろな意味で使われる面白い言葉なんだよ。
え?旦那は夫っていう意味の言葉ですよね?

新人

上司

そうだよ。でも、旦那は夫とは限らないんだ。

旦那といえば「夫」という言葉を連想する人は少なくないですよね。「夫」という意味の旦那は、プライベートでも日常的に用いられています。「わざわざ勉強しなくても」と感じる人もいるかもしれませんね。

しかし、この旦那は意外に奥が深い言葉です。

ビジネスマンとして旦那を使いこなせるように、旦那に関する正しい知識を身につけましょう!

旦那の意味と語源

旦那は妻が自分の夫を呼ぶときに使う呼称です。しかし、ほかにもたくさんの意味がありますよ。

旦那
・布施、与えること
・布施をする人、檀家
・家人や使用人が主人を呼ぶ言葉
・妻が夫を呼ぶときに使う言葉
・他人の夫を呼ぶときに使う言葉
・女性を妾にして生活の面倒をみている男、パトロン
・商人などがひいきにしてくれる男性客を呼ぶ言葉
・目上の男性を呼ぶ言葉

自分や他人の夫、ひいきにしている男性客など、男性に対して使います。

また、布施や檀家を旦那と呼ぶって知っていましたか?

なぜこのような意味があるのでしょう。そのヒントは旦那の語源にあります。

旦那の語源はサンスクリット語

旦那は「与えること」という意味をもつサンスクリット語の「ダーナ (dānam)」からきた言葉。日本語では、音を漢字に直して旦那と書いていますが、これは略字で正しくは「檀那」と表記します。

ダーナとは、自分の金品、時間、能力、知識などを誰かに与えること。執着心を捨て、自らの心の成長のために行うものです。

ダーナでは、自分が与えられているものを思いやりを持って誰かに差し出します

旦那の意味の変化

ダーナ(旦那)は、仏教に取り入れられて「布施」を表す言葉になりました。ニュアンスが広がり、布施をすることや布施をする人(檀家)も旦那というようになります。

旦那とは、当初は僧侶が主に使っていた言葉です。しかし、次第に一般大衆にも広がっていき「生活の面倒をみてくれる人」というニュアンスでも使用されるようになりました。

使用人が主人を、妻が夫を、商人などがひいきにしてくれる客を旦那と呼ぶのは「生活の面倒をみてくれる人」だからですね。

MEMO
仏教での布施の本来の意味は、執着心を捨てて金品与えたり、親切なことをしたり、仏教の教えを広めたりすること。今では、布施と聞けば寺院にお金を納めるイメージが強いですが、奥が深い言葉だったんですね。

旦那の使い方・例文

旦那は相手を敬う表現です。

しかし、現代の旦那は、どちらかというと砕けた印象のある言葉として使われるケースが大半になっています。旦那は、ある程度気心の知れた間柄で用いるワードだと覚えておきましょう。

例文1

営業マン

本日はお時間いただきましてありがとうございます。旦那様にもよろしくお伝えください。

営業マンが、親しい間柄のお客さんの夫を呼ぶときに「旦那様」を用いるのはOK。「様」をつけて丁寧に読んでくださいね。

ただし、年配の方は旦那という言葉を嫌う傾向があります。年配の人相手のときには、旦那は避けるほうが無難です。

例文2

魚屋

旦那!今日はいい魚入ってるよ。よってって!

商売人がひいきにしてもらっている男性客に「旦那」と呼びかけるのもあり。

初見のお客さんでも、若い男の人は「お兄さん」。ある程度年がいってる男性客には「旦那さん」と呼びかけるケースもあるようです。

例文3

社員

社長!旦那様からお電話です。

社員と社長、部下と上司の距離感が近い会社で、部下が女性社長や女性上司の夫を呼ぶときに「旦那様」を使うのは〇。「旦那」と呼び捨てるのはNGです。

話しかけられて緊張するような間柄なら、丁寧な言い方の旦那様でも使用しないほうが無難。

旦那を使えない例文

社長

今忙しいから、主人に後でかけ直すと伝えてくれますか。
職場で、自分の夫を呼ぶときに旦那を使うのはNG。主人など別の呼称を使用します。

仲間うちの雑談で「旦那の弁当作るのが面倒で~」のようにおしゃべりするケースは珍しくないですよね。しかし、本来の旦那は夫を敬う言い方です。

職場など公の場で、自分の身内である夫を呼ぶために使用するのには向きません。

旦那の類語・言い換え表現

旦那は「与えること」という意味が語源のワードなので、悪い意味の言葉ではありません。むしろ、かなり上位の敬称です。

しかし、旦那には妾を囲う男性という意味もあるため、下品な言葉だと不快に感じる人もいます

旦那を使わないほうがいいときに言い換えられるよう、旦那の類語も覚えておきましょう。

亭主 自分の夫のこと。カジュアルな表現。
自分の夫のこと。年配の方や目上の人のいる場ではNG。
主人 自分の夫のこと。夫を敬う言い方。
ご亭主 他人の夫を呼ぶこと。カジュアルな表現。
ご主人 他人の夫のこと。他人の夫を敬う言い方。

自分の夫、他人の夫のことを呼ぶときには、それぞれ上記の言葉を使います。

自分の旦那のことを「ご主人」などと呼ぶと少し恥ずかしいかも。

呼び方ごとに適したシチュエーションが決まっています。状況に合わせて語句を選べるようになりましょう。

旦那の英語表現

旦那には、複数の意味がありましたね。英語に訳すときには、どの意味なのかによって単語を変える必要があります。

husband:夫
master:主人、雇い主、家長
the patron:パトロン
a sugar daddy:パトロン
sir.:お客さん

伝えたいニュアンスに近い用語を選べるようになりましょう。

旦那は相手を選んで使う言葉

旦那は、複数の意味をもつ言葉です。仏教用語にもなるくらいの立派な意味をもつワードが語源になった言葉で、もともとは悪いニュアンスの語句ではありません。

しかし、中には旦那を下品な言葉だと考える人もいます。万が一、不快な反応がみられたら、次にその人と話すときには表現を変える必要がありますね。

旦那を使って大丈夫な状況か、シチュエーションを見極めて口にするようにしましょう。