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「注意」の意味とは?複数の意味を持つ「注意」の使い方を例文で解説

「注意」は複数の意味を持つ言葉

また注意されたんだって?そんなに落ち込まなくても…次からは気を付けようよ

でも…「注意」は2回目なのでこれで「警告」になります。あと一回注意されたら「反則負け」になるんですよ!

そんな柔道みたいなシステムなの…?

・怪我に注意して作業してください

・居眠りを注意された

「注意(ちゅうい)」は常日頃からよく使う表現ですよね。何気なく使っていますが、私たちはいくつかの意味の「注意」を使い分けています。それぞれの使い方を詳しく見ていきましょう。

注意の意味①:警戒する

「警戒する」という意味で使われる「注意」。気を付けないといけないことや危ないことに集中する際に使用します。

例文①

・道路を渡るときは車に注意しましょう

・食べ過ぎに注意する

・細心の注意を払って作業してください

・記入漏れがないよう注意するように

注意の意味②:過ちを指摘する

人に対して過ちを指摘することを「注意」と言います。また、気を付けるように忠告することも「注意」です。

例文③

・お酒の飲みすぎを医者に注意された

・遅刻を繰り返している後輩に注意する

注意を受けて反省した

・オレオレ詐欺に気を付けるよう注意を与える

注意の意味③:その他の「注意」

心理学や生理学等の学問や柔道の罰則でも「注意」は使用されています。

例文④

・生理学における注意とは脳が多数の情報の中から認知すべき情報を選択することである

・柔道の試合で不用意に場外に出たと判断され、注意が与えられた

「注意」と「叱る」「怒る」の違い

・先輩に勤務態度のことで注意された

・先輩に勤務態度のことで叱られた

・先輩に勤務態度のことで怒られた

人に過ちを指摘する際に「注意する」だけではなく、「叱る」や「怒る」を使うことがありますよね。

これらに違いはあるのでしょうか。

・叱る⇒強い態度で相手に注意したりアドバイスをしたりすること

・怒る⇒注意や非難の気持ちを怒りを伴って相手にぶつけること

普段より厳しめに「注意」されることを「叱る」といい、それに「怒り」が加わると「怒る」になります。

その人のためを思って「叱る」ことはありますが、「怒る」は自分の怒りが先行するもの。

人に「注意」されたときに「叱られた」というのと、「怒られた」というのでは、聞く人の印象が大きく違うので注意しましょう。

「注意」を英語で

「注意」は英語ではどのように表現できるのでしょうか。

英語で

Please be careful. The street is slippery

⇒道が滑りやすくなっているから注意してください

「be careful」で「注意する」を表現しています。集中するという意味の場合は「concentrate」や「keep in mind」が使えます。

注意する側もされる側も

人に注意するのって難しいですよね。優しすぎても聞いてもらえないし、強く言い過ぎても遺恨を残してしまいそうだし…。

何度注意しても改善されない際は腹が立ちますが、単に怒りをぶつけても反発されることの方が多いです。冷静になりましょう。

人に注意されるのはプライドが許さないという人もいるかもしれません。注意する側の事情を知っておけばすんなり聞くことができるかも。「言われるうちが華」とも言いますしね。