インフォメーションとは「情報」という意味
新人
上司
新人
あるんです!
インフォメーションは、核に「情報」という意味をもつカタカナ語。日常生活の中にも入り込んでいる言葉です。
身近なワードなので、ニュアンスをなんとなくイメージできるという人も少なくないかもしれませんね。
でも、インフォメーションのくわしい意味を問われると、説明するのはちょっと難しくないですか?
複数の意味をもち、ビジネスだけでなくプライベートでも使われるインフォメーションについて、くわしく学んでみましょう。
インフォメーションの英語スペルは?意味は?
インフォメーションの英語スペルは「information」。
「information」の語源には、次のように複数の説があります。
説1:「知らせる」という意味の英単語「inform」が語源。「inform」はラテン語「infomare(何かに形を与える、何かの考えを形作る)」に由来
説2:「概念や考え」という意味のラテン語「informatio」が語源
説3:「心や精神に形を与える」という意味のラテン語「informationem」が語源
説はいろいろありますが、語源になっている単語の意味をざっくりみると「考え」や「形にする」という共通点がありそうですね。
「information」にも、語源となっている言葉に共通する意味はあるのでしょうか?
・情報、諜報
・資料、データ、事実
・伝達、通達、通知
・案内所、案内係
「情報」「知識」など、頭を使って考えるものに関係する意味が並んでいますね。語源にあった、考えを形にするというニュアンスに由来しているのです。
「information」は略して「info」という場合も多いです。
カタカナ語のインフォメーションの意味は?
カタカナ語のインフォメーションは、次のような意味の言葉です。
・情報
・報道、知らせ、通知
・受付、案内所
英語の「information」とカタカナ語のインフォメーションは同じ意味ですね。日本では、案内のための情報を扱うときに「インフォメーション」を使うケースが増えています。
「インフォメーション」も、英語と同じく「インフォ」と略す場合があるので覚えておきましょう。
ビジネスでのインフォメーションの意味と使い方
インフォメーションには「情報」や「知らせ」「案内所」などの意味がありました。
ビジネスではどのようにインフォメーションを使うのか、例文でイメージしてみましょう。
上司
先輩
お客さん
インフォメーション係
覚えておきたいインフォメーションがつく言葉
私たちの身の回りには、名前にインフォメーションがつくものがたくさんあります。「これもインフォメーション?」とびっくりするかもしれません。
インフォメーションシステム
インフォメーションシステムは、情報を記録し、処理や伝達などをするためのシステムです。
近年では、コンピュータシステムを指してインフォメーションシステムという場合が増えています。コンピュータシステムとは、コンピュータなどの電子機器を通信回線で結んで作るネットワークのこと。
情報システムやITシステム、コンピュータシステムともいいます。
インフォメーションテクノロジー
インフォメーションテクノロジーはITのこと。
コンピュータや通信分野の情報を扱う科学技術を全部ひっくるめてインフォメーションテクノロジーといいます。
情報技術と呼ぶ場合もあるので覚えておきましょう。
インフォメーションアイコン
インフォメーションアイコンはJIAAが指定する共通アイコン。
行動ターゲティング広告の広告内や、その周辺に表示されている「i」を使ったマークがインフォメーションアイコンです。
「i」は、インフォメーションの頭文字からきています。頭文字なら大文字を使いそうですが、ローマ数字の「Ⅰ」と混同することもないので、わかりやすいです。
インフォメーションアイコンをクリックすると、行動履歴情報の取り扱いやオプトアウトの方法を説明するページに移動できます。
アイコンを表示できるのは、JIAAのガイドラインに従い「インフォメーションアイコンプログラム」の認定をもらった広告だけです。
行動ターゲティング広告:ユーザーがどんなサイトをみているかを追跡し、興味を引けるテーマを推測。その結果に合わせて表示するネット広告の一種。
オプトアウト:ユーザーの許可なしに、メールなどで宣伝広告を送ること。また、ユーザーがそのような宣伝広告の受け取り拒否の意思表示をすること。
インフォメーションセンター
インフォメーションセンターは情報センターや案内所のこと。
インフォメーションにも案内所という意味はあるので、インフォメーションのみでもニュアンスは通じます。でも、インフォメーションには、ほかにも意味があるのでややこしいですよね。
そこで、「案内所」であることをはっきりと示すためにインフォメーションセンターという言葉が使われています。
インフォメーションマーク
インフォメーションマークは「i」をデザインした記号のこと。
インフォメーションセンターや、アプリ・サイトのインフォメーションの場所を示すアイコンとして使われています。
インフォメーションアイコンとは違い、共通のデザインが決められているわけではありません。わかりやすさが一番ですが、ある程度好きなデザインのマークを使用できます。
インフォメーションの類語
インフォメーションは「情報」や「知らせ」などの意味をもつ言葉でしたね。カタカナ語の中には、似たようなニュアンスをもつワードがほかにもあります。
あわせて覚えておきましょう。
データ
データは、物事を判断するための基礎になる事実のこと。参考になる資料や情報をデータという場合もあります。
インフォメーションは、データとして集められた雑多な情報の中から意味のあるものをピックアップしたものです。
ニュース
ニュースとは、新しく起こったことや珍しい出来事を知らせるものです。まだ世間に知られていないものであるところにニュースの価値はあります。
インフォメーションは、意味のあるものであるなら、新しい情報である必要はありません。
アナウンス
アナウンスは公表することという意味。何かを正式に発表するのがアナウンスです。
また、ニュースや案内などの情報を、放送を使って告げることもアナウンスといいます。
インフォメーションは情報そのもの。情報を公表するのがアナウンスです。
インフォメーションを有効活用して無駄を省こう!
インフォメーションは、判断に必要な情報やその情報をくれる案内のこと。
ビジネスでもプライベートでも的確な判断をするためには、情報収集が欠かせませんよね。
間違った判断をして時間や労力を無駄にしないために、インフォメーションを有効活用しましょう。