ベンチャーとは、新しいビジネスを育てること!
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「ベンチャー企業で働いてるんだ」なんて言われると、新しい会社で自分の能力を存分に発揮しているイメージがあってカッコいい!なんて思いますよね。しかし、だからといってベンチャー企業に安易に転職するのは考えもの。ベンチャー企業には向いている人とそうでない人がいます!
ベンチャーの意味をチェック
まずはベンチャーの意味を見ていきましょう。ベンチャーとは、「革新的な・冒険的な」という意味。日本ではベンチャー企業を指していう場合がほとんどです。
英語で「Venture」は「Venture Capital:ベンチャーキャピタル(ベンチャー企業に投資する集団)」を指して使うことが多くなります。「我々はベンチャー企業です。」という意味で「We are a venture company.」と言ったとしても、ネイティブには伝わらないことも多いので注意。
ベンチャー企業とは何か?
ベンチャー企業とは、革新的なアイデアや技術から、新しいサービスやビジネスを展開する企業のこと。小規模~中規模の企業や新興企業を指すケースがほとんどですが、規模が大きくなっていくことも十分期待できる世界です。
明確な基準や定義はないものの、成長過程にある企業、投資機関から資金援助を受けている企業、ベンチャー指定を受けている企業は一般的にベンチャー企業と呼ばれます。
ベンチャーの使い方・例文
ベンチャーを使った例文をいくつか見ていきましょう。
「お前そんな突出した能力なくね?」
ベンチャー企業を具体例からわかりやすく
ベンチャー企業とはどのような企業なのか?具体的に企業の例を紹介見てみましょう。
具体例①:インターステラテクノロジズ
この企業は、ホリエモンがスポンサーになっている低コストな宇宙ロケットベンチャー。宇宙ベンチャーブームが日本にも到来したことを証明する企業です。
ロケット打ち上げの実験は残念ながら失敗しているようですが、このあたりもベンチャーならでは。試行錯誤の上、いつかは誰もが知ってる大企業になっているかもしれませんね。
具体例②:23andme(米国)
こちらは米国の遺伝子検査サービスを提供するベンチャー企業。日本と同じく海外のベンチャー企業も、革新的技術を使ったビジネスを行うところが多いようです。このベンチャーは、短時間で安価に解析できる遺伝子解析サービスを駆使し、アルツハイマー病などの病気発症リスクを手軽に診断するサービスを提供しています。
ベンチャー企業に転職するメリット・デメリット
ベンチャー企業への転職を考えているという人も中にはいるかもしれません。転職前に、ベンチャー企業のメリットとデメリットを知り、企業体質に自分があっているかどうかを確認しておく必要があります。
メリット
ここでは、ベンチャー企業で働くことによる3つのメリットをご紹介します。
実力があれば役職に早く就ける
大手企業の場合、管理職になるには時間がかかり、基本的には年功序列ですよね。一方、ベンチャー企業の場合は、完全実力主義。2年目から数十名の部下を率いて仕事…という人も珍しくありません。自分の能力に自信のある人は、転職するメリットとなるでしょう。
さまざまな仕事にチャレンジできる
ベンチャー企業は、1人で様々な仕事を掛け持ちして仕事をする場合も多いもの。全て自分で回していくことから、それまで知らなかった業務に務めることもできるでしょう。また、企業体制的に新たな意見が通りやすく、その試みを任せられることもあります。チャレンジ精神旺盛な人に向いた職場ですね。
経営者と近い
ベンチャーの場合、経営者のそばで働けるのもメリットのひとつ。自分でやりない仕事の提案を直談判できる環境は、大手企業ではなかなか得られません。
デメリット
ベンチャー企業への転職を考えるときは、次のデメリットについても念頭においておきましょう。
1人の仕事が多岐に渡るので大変
ベンチャー企業は組織がコンパクトな分、職種の枠組みを越えて仕事を任される傾向があり、1人で全てこなさなければいけません。それがモチベーションになる人なら良いですが、仕事量の多さや多岐にわたる職種に疲れてしまう人もいます。
研修制度の充実は望めない
ベンチャー企業では、大企業に比べて体系的な研修制度を設けていない企業が多いようです。大企業のように「教えてもらう」というスタンスで入社してしまうと、後悔することも。自ら学び、成長する自立心の強いビジネスマン向けかもしれません。
倒産リスクがある
ベンチャー企業で最も大きなデメリットがここ。ベンチャー企業は、設立間もないながらも急成長できる可能性があり、逆に思ったよりも利益が出せず倒産するリスクもあります。
ベンチャーの類語・関連語
ベンチャーの類語や関連語も見ていきましょう。
ベンチャーキャピタル
ベンチャーキャピタルとは、ベンチャー企業の株式などを売り買いすることで儲けを出すことを目的とした集団。株式を引き受けることでベンチャー企業に投資をし、その企業が株式公開したら株を売却し、キャピタルゲイン(売値と買値の差額)を獲得します。
成長見込みの高いベンチャー企業に対し、ハイリターンを狙った大規模な投資を行うため、そのベンチャー企業の企業価値の向上に繋がります。
ベンチャーキャピタリスト
ベンチャーキャピタリストとは、上記のベンチャーキャピタルを行う人、それらに携わる職業を指します。ベンチャー企業に投資し、投資先企業の成長を実現することを目指す職業で、投資後に株主として経営の支援に携わります。成長見込みの企業を見つける目とその企業の価値を高めていく手腕が必要な職種です。
スタートアップ企業
スタートアップ企業とは、新しいビジネスモデルを開発し、短時間で急激な成長を狙う企業のこと。アメリカでは成長スピードが早いことでスタートアップ企業と見なされます。これに対し、ベンチャー企業は長期成長を目指し、日々の安定した収益を確保しようとします。
あなたはベンチャー企業に向いている?向いていない?
ベンチャー企業には向き不向きがあることがお分かりいただけたでしょう。転職の際は、自分の特性や就職のリスクを考えてアクションを起こす必要があります。また、その上でその企業の社風が自身に合っているのか検証しましょう。