「訴求」とは『イイと思わせる』という意味
訴求力のある商品を開発するよう命じられた
こう言われても「訴求」とは何かわからなければさっぱりですよね。
「訴求(そきゅう)」とは「消費者の購買意欲に訴えかけること」。つまり、ほしいなと思わせることを意味します。
広告等を通して「安さ」や「使いやすさ」、「高級感」などをアピールして商品をイイと思わせることが「訴求」であり、マーケティング用語として使われています。
マーケティング以外の「訴求」
「訴求」は「訴えて求める」と書きます。文字通りのこの意味もありますが、あまり使われていません。「訴求」とあったらマーケティング関連の話題と考えていいでしょう。
「訴求」の使い方・例文
「訴求」の具体的な使い方を例文を通して確認していきましょう。
・20代に訴求するためYouTubeを利用する ・訴求力のあるタレントを起用する ・予想外に訴求効果があった ・訴求点を明確にすることが重要 ・価格訴求にばかりとらわれてはいけない
「訴求する」以外に「訴求力」「訴求効果」といった使い方もします。以下にまとめたのであわせて確認しておきましょう。
・訴求力 ・訴求点(ポイント) ・訴求効果 ・訴求対象
「安さ」や「お得感」に訴える「価格訴求」、「質」や「機能」など価格以外をアピールする「価値訴求」は対になる考え方なので、こちらも押さえておきましょう。
「訴求」の類語
「訴求」と同じように使える言葉はあまりありませんが、近い表現には以下のものがあります。
・人気 ・集客力がある ・人口に膾炙する(じんこうにかいしゃする) ・バズる
商品・サービスの「人気」を集める、「集客力」を上げることも売り上げにつながるという意味では「訴求」に似ています。
「人気が出る」という意味の「人口に膾炙する」、若者言葉で同様の意味の「バズる」も近い表現です。
「人口に膾炙する」とは?意外に簡単?読み方、語源、使い方など詳しく解説!
「訴求」の英語表現
「訴求」は英語ではどのように表現できるのでしょうか。
Value selling is not really applicable ⇒価格訴求は何にでも適用できるわけではない
「販売する」という意味の「selling」で「訴求」を表しています。他にも「appeal(アピールする)」や「target(ターゲット)」で表現することも可能。文脈に合わせて使い分ける必要があります。
訴求ポイントは何か
顧客がいる商売であれば扱う品物・サービスは何であれ「訴求」は重要です。自社製品・サービスの訴求ポイントは何かしっかりと把握しておきましょう。