「切磋琢磨」の意味とは?語源から使い方、類語、英語表現まで詳しく!

「切磋琢磨」とは「努力して学問や技を磨く」という意味

部長、切磋琢磨して一緒にチームを盛り上げていきましょう!

やる気に水を差すようだけど、「切磋琢磨」を上司に対して使うのはちょっとね

切磋琢磨していこう!

「切磋琢磨(せっさたくま)」はよく一緒に何かを目指す友人やチームを奮起させるために使う言葉です。座右の銘や会社のスローガンとしても人気の四字熟語。

「切磋琢磨」の意味は「学問や技能、道徳等を努力して磨き、人として向上すること」。必ずしも相手がいる必要はありません。一人の努力にも使うことができます。

「切磋琢磨」の語源

「切磋琢磨」には「切る」や「磨く」といった字が含まれています。「磋」「琢」もあまり馴染みはありませんが、似たような意味の言葉。

「切磋琢磨」は素材に手を加えて細工することを表しています。「磋」は「砥ぐ」、「琢」は「打つ」作業のこと。骨や象牙、石、宝石は、磨いたり砥いだりすることで装飾品や武器として一級品に仕上がります。

素材そのままにも美しさはありますが、それに手を加えることで価値を何倍にも高めることができますよね。これを人間に例えた表現が「切磋琢磨」。

「切磋琢磨」の使い方・例文

「切磋琢磨」の具体的な使い方を例文を通して確認していきましょう。

「切磋琢磨」例文

・同じ目標を持つ友人と切磋琢磨できたことは幸運だった

・皆で切磋琢磨して優勝を目指そう!

・一人前の職人なれるように日々切磋琢磨してまいります

・この日のために切磋琢磨して技を磨いてきた

切磋して学問を修める

友人やライバル、同僚、チームと目標に向かい、勉強やスポーツ、技術取得などに励む際に、「切磋琢磨」はよく使用されます。時には協力し、時には競い合い、ともに高みを目指すような相手がいると刺激になりますよね。

相手がいることが絶対条件ではありません。一人の行動にも「切磋琢磨」を使うことはできます。

それほど見かけませんが、「切磋」と「琢磨」を切り離して使うことも可能。意味は「切磋琢磨」と同じです。

「切磋琢磨」を使う際の注意点

目上の人に「切磋琢磨していこう」と言うと失礼になってしまうので注意。「私は原石、あなたも原石、一緒に磨かれて宝石になろうよ」と言っているようなものです。自分と相手が同列の場合にのみ使うようにしましょう。

「切磋琢磨」した結果、悪い奴になる…この場合も使うことはできません。

切磋琢磨してスリの技術を磨き、一流のスリ師になった

「切磋琢磨」して学問や技術を修めた結果、人間として成長しなければいけません。人間としてマイナスになるようなことに「切磋琢磨」を使うと違和感があります。

「切磋琢磨」の類語

「切磋琢磨」の言い換え表現にはどのようなものがあるでしょうか。

「切磋琢磨」の類語

・研鑽(けんさん)する

・砥礪切磋(しれいせっさ)

「研鑽する」の意味は「学問や物事を極める」。「自己研鑽」や「研鑽を積む」といった使い方ができます。

「切磋琢磨」と同じ四字熟語の「砥礪切磋」も類語として挙げられます。「砥礪切磋」の意味は「学問や能力を高めるために努力すること」。意味だけではなく、字面も似ていますね。

「切磋琢磨」の英語表現

「切磋琢磨」は英語ではどのように表現できるのでしょうか。

「切磋琢磨」を英語で

We’d like to improve ourselves through competiton

⇒お互い切磋琢磨しながら高め合っていきたい

「切磋琢磨」は直訳できないので、「improve ourselves through competiton(競争を通じて高め合う)」とすると、近いニュアンスになるのではないでしょうか。

一人で頑張る場合は、「work hard(努力する)」「apply one self to(力を入れる)」で表現できます。

ライバルや仲間と切磋琢磨しよう

「切磋琢磨」は意味も語感もいいので、座右の銘にしている人も多いでしょう。一人で切磋琢磨するのもいいですが、一緒に高みを目指していけるライバルや仲間がいると努力も楽しくなりますよね。