「随時」とは「好きなタイミングで」という意味
随時連絡してください
このように言われて「つまり、いつ連絡すればいいの??」と頭を悩ませたことはないでしょうか。
「随時」は「好きなタイミングで」または「時々」。ビジネスシーンでよく使う表現です。
ビジネス上の「随時連絡して」は「必要なタイミングだと思ったら連絡して」。さすがに、「別に用はないけど気が向いたんで連絡しました」では怒られてしまいます。
「随時」の使い方・例文
「随時」の具体的な使い方を例文を通して確認していきましょう。
・随時募集していきます ・ご要望は随時承ります ・随時ホームページ上でお知らせします ・随時更新!
「随時募集します」「随時承ります」と相手に行動を促す際の「随時」は、相手目線で「いつでもいいですよ」。募集する側の「好きなタイミングで受け付けて気が向いたらストップする」ではありません。
「随時お知らせ」「随時更新」のようにこちらが主体で動く際は、「必要なときに時々」。決まった時間、タイミングではなく、必要なときに更新します。
「随時」の類語
「随時」のように時間・タイミングを指すワードはいくつもあります。その中でビジネスシーンで使う頻度の高いものを集めました。
・常時(じょうじ) ・逐一(ちくいち) ・都度(つど) ・順次(じゅんじ)
「常時」の意味は「いつでも」。「随時」と似ていますが、「常時」は「24時間継続していつでも」。「好きなタイミングでいつでも」の「随時」とはちょっと違います。
「常時」について詳しくはこちら。
「常時」の意味とは?「随時」との違いは?使い方から類語、英語表現まで詳しく解説!
「逐一」の意味は「初めから終わりまで漏らさず全部」。
・随時報告を入れてください⇒必要なときに報告 ・逐一報告を入れてください⇒何から何まで全て報告
「都度」の意味は「毎回」。「その都度報告を入れてください」は「何かある度に報告」という意味になります。
「順次」の意味は「順番通り」。
「順次」について詳しくはこちら。
「順次」の意味とは?「随時」との違いは?使い方や類語、英語表現など詳しく解説!
「随時」の英語表現
「随時」は英語ではどのように表現できるのでしょうか。
We will frequently update our website ⇒随時ホームページを更新します
「frequently」は直訳すると「頻繁に」ですが、「随時」と訳すことができます。「必要があれば」という意味の「as needed」「as necessary」も「随時」の訳として使用可能。
「好きなタイミングで」という意味では「always」を使うことができます。
・You can always use it ⇒好きなときに(随時)使っていいよ
便利な「随時」
「随時連絡して」よりも、「何時何分に連絡して」「あれが終わったら連絡して」ときっかり指定される方が気が楽ですよね。ですが、慣れてくると「随時」の方が便利に。「随時」が心地よくなってきたら一人前のビジネスパーソンといえるかもしれません。