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「取り急ぎご連絡まで」の意味とは?使い方や注意点、英語表現など詳しく解説!

「取り急ぎご連絡まで」は「急ぎの要件」に

A社からうちにコンペの参加依頼がありました。取り急ぎご連絡まで

それでチームを結成したいので準備をお願いします。それとアレとアレの用意も…あと、お茶のストックが切れてるので買ってきてください

全然「取り急いで」なくなくない?

とりあえず一報入れたい際に便利なフレーズ、「取り急ぎご連絡まで」。急ぎの要件がある際にメール等に付け加えるフレーズです。

「取り急ぐ」は「急ぐ」を強めた表現。急いでいて時間がないので、本来であれば必要な挨拶や詳細を省いて伝えますという意味合いがあります。

そのため、急ぎの要件でもないのに使うと失礼になったり、違和感を感じさせてしまったり…。

よく目にするフレーズだから、なんとなく使っているという人は要注意です。

「取り急ぎご連絡まで」の使い方・例文

「取り急ぎご連絡まで」の使い方を例文を通して確認していきましょう。

例文

・納品の商品に不備がありました。取り急ぎご連絡まで

・不備は先方のミスだったようです。取り急ぎご報告まで

・本日、サンプルを受け取りました。取り急ぎ拝受のご連絡まで

・お客様が予定より早くいらっしゃいました。取り急ぎご連絡いたします

「取り急ぎご連絡まで」は一文、二文程度の短いメッセージの後に添える形で使用します。長々と詳細を記す余裕があるのであれば、「取り急ぎご連絡まで」は必要ありません。

また、「取り急ぎご報告まで」や「取り急ぎ拝受のご連絡まで」といった表現も。「拝受(はいじゅ)」はメールや商品等を受け取った際の表現です。内容によって使い分けましょう。

「取り急ぎご連絡いたします」と、より丁寧に表現することも可能。「取り急ぎ」を使うのに抵抗がある人は、「ひとまずご連絡いたします」や「まずはご連絡にて」などに言い換えることもできます。

注意が必要な「取り急ぎ」

余裕がある際は「取り急ぎ」は使わない方がいいことはわかりましたが、他に気をつけるべきことはあるのでしょうか。

「取り急ぎご連絡まで」は、礼儀を多少欠いたとしても伝えるべきことがあり、それを優先するという意味合いがあります。そのため、「取り急ぎご連絡いたします」といった丁寧な表現に変えれば、目上の人にも使用できます。

ただし、「取り急ぎお礼まで」は使わない方がいいかも。お礼に「取り急ぎ」をつけるとぞんざいな印象になります。

他の表現を使うか、時間を見つけて丁寧にお礼のメッセージを書きましょう。

「取り急ぎご連絡まで」の英語表現

英語で「取り急ぎご連絡まで」はどのように表現できるのでしょうか。

「取り急ぎご連絡まで」を英語で

・This is just a quick note

⇒取り急ぎご連絡まで

日本語の「取り急ぎご連絡まで」は文末ですが、「just a quick note」は文章のはじめに記す表現です。

タイミングを逃さないように

「取り急ぎご連絡まで」は急いで要件を伝えたい際に便利な表現。あまり丁寧な表現ではありませんが、ビジネスシーンでは一刻を争う時もあるでしょう。

文章の書き方にこだわってタイミングを逃すよりはマシなので、使うべきときは迷わず使ってください