プリペイドとは『前払い』のこと
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プリペイドとは『前払い』を意味するカタカナ用語です。つまり、事前にチャージして使うからこそプリペイドカードであり、上の会話の新人くんがほしがっている請求方式のカードであれば『プリペイド』とはいわなくなってしまいます。
ここでは、言葉が使用されるシーンも含め、『プリペイド』の意味を正しく理解できるようしっかり学んでいってください。
プリペイドの英語は『prepaid』
プリペイドは英語で『prepaid』と表記しますが、これは、『prepay』の過去形・過去分詞形です。
そして、このprepayは『pre(=前に、事前に)』『pay(=支払う)』という2つの言葉から成り立っています。
よく、ブランドショップやレストランなどが新規開店する際、一部の顧客向けに『プレオープン』を開きますよね?このプレオープンの英語表記は『pre-opening』です。
これを見てわかるように『pre』には『前に』『事前に』といった意味があるのです。
日本語のチャージは英語圏では通じない?!
日本では、プリペイドカードに課金することを『チャージ』といいますよね?これを英語で表すと『charge』ですが、英語圏では『請求する』の意味で使われるのが一般的です。
日本語でよく使われる『チャージする』は、『継ぎ足す、いっぱいに満たす』の意味がある『top up』で表現することが多いです。そのほかにも『put money』も当てはめられます。
■このカードにチャージしたい。
⇒I’d like to top up this card.
⇒I’d like to put money this card.
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プリペイドが登場するシーン
『プリペイド』という言葉は、単独で使うよりも『プリペイド携帯』『プリペイドカード』『プリペイド式』など、『プリペイド〇〇』といった使い方をするほうが多いです。
ここではどんなシーンで『プリペイド』が登場するのかを解説していきます。
プリペイドカード
プリペイドカードは、あらかじめカードに記録されている金額に達するまで繰り返し使えるのが特徴です。次のようなタイプがあります。
■交通系ICカード:追加チャージができる磁気タイプ
■iTunesやAmazonのギフト券:ある金額で買える使い捨てタイプ
カードの利用方法やチャージの方法はカードによって違いがあるため、プリペイドカードを入手する際は使い方もきちんとチェックしておく必要があります。
プリペイドクレジットカード
プリペイドクレジットカードとは、利用者があらかじめカードに現金をチャージし、その限度額内であれば口座引き落としできるカード。クレジットカード同様に使えるカードをいいます。
通常のクレジットカードを取り扱うカード会社が発行しているものもあり、こんな特徴があります。
■カード審査がない。
■チャージ金額内での利用しかできない。
カード会社によっては、優待があったり、ポイントがたまったりするので、どこのプリペイドクレジットカードを使うか比較してもいいですね。
参考
JCBプリペイドJCB
参考
プリペイドカード一覧三井住友カード
プリペイドスマホ
携帯電話が主流だった頃は、プリペイド携帯(プリペイド式携帯電話)がよく利用されていました。スマホが主流になった現代では、プリペイドスマホが販売されています。
プリペイドスマホは、あらかじめ金額を設定してチャージしておき、その限度額内で使用します。
プリペイド方式で使える機種は限定されており、通常より安い設定になっているのが特徴です。
現在の大手キャリアの中では、唯一ソフトバンクのみがプリペイドスマホを販売しており、MNPにも対応しています。
参考 Libero2SoftBankまた、格安SIMの販売で安くスマホが使えるプランを提供している『mineo(マイネオ)』でも、ほかに『mineoプリペイドパック』が用意されています。興味のある人はチェックしてみてくださいね。
参考
トップページmineo
プリペイドSIM
SIMはSIMカードの略で、スマホを利用する際に使用する、契約者・認識番号・電話番号などの情報が記録されているカードです。
そして、プリペイドSIMとは『通信可能データ量』や『通信可能な期間』があらかじめ設定されているSIMカードのことをいいます。使いきりタイプもあれば、チャージできるタイプもあるので、購入の際はしっかり比較検討をしましょう。
参考
プリペイドSIMRakutenMobile
プリペイドの対義語
カタカナ用語のプリペイドの対義語としては、『後払い決済』を意味する『ポストペイ』が当てはまります。『ポストペイド』とも呼ばれているので、どちらを使っても間違いではありません。
一番わかりやすい例をあげるとすればクレジットカードでしょう。一般的に限度額は設定されていますが、月に何回使っても、決まった日にしか支払いは発生しませんよね?これがポストペイ方式というわけです。
しかし、英語圏で『後払い』を意味する言葉は『deferred payment』を使うのが一般的なので、マメ知識として覚えておくと便利です。
プリペイドと一緒に覚えたい『サブスクリプション』
サブスクリプションとは、もともと『予約購読』や『定期購読』を意味する言葉。定額料金を支払えば、一定期間対象のサービスなどが利用できるといった仕組みを指します。
たとえば、ソフトウェア会社が提供しているウイルス検知ソフトには、『1ヵ月』『3ヵ月』『6ヵ月』『1年』といったコースが設定されています。いずれのコースでも、その期間内であればサービスを受け続けられますが、これもサブスクリプションの一つです。
プリペイドの使い方・例文
ビジネスシーンだけでなく、日常生活の中でもよく使われる言葉です。どういった使い方でプリペイドが登場するのか、例文でチェックしておきましょう。
プリペイドカードのおすすめを一覧でチェック
キャッシュレス払いを導入する店舗が増える中、プリペイドカードを持つことを考えている人もいるでしょう。ここでは、おすすめのプリペイドカードを、いくつかピックアップしたので、比較しながら見てみましょう。
年会費 | 利用店舗 | チャージ方法 | その他 | |
LINE Payカード | 無料 | JCB加盟店 | 銀行、famiポートなど6種類 | LINEポイントが使える |
Vプリカ | 無料 | ネット店舗のみ | チャージなしでその都度購入。新カードとの合算可能 | セキュリティロック機能、有効期限あり |
Polletカード | 無料 | 国内外のVISA加盟店 | クレジットカード、銀行振込 | いろいろなポイントもチャージ可能 |
プリペイドの意味を理解し便利に使っていこう
プリペイドカードは、クレジットカードの審査には通りにくい人でも持つことができ、さらに使いすぎも防止できる便利なカードです。
言葉そのものの意味をきちんと理解するのはもちろんのこと、入手を検討しているカードがあるなら、特徴もしっかりチェックするようにしましょう。