カンニングは、日本と海外で意味が違う!
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日本ではテストの不正などに使われる「カンニング」という言葉。実は、海外では「不正」という意味では通じませんので、違いを確認しておきましょう!
カンニングの意味をチェック
カンニングの意味で注意してほしいのは、日本語と英語の意味が異なることです。それぞれの意味をみていきましょう。
日本語版のカンニング
まず、日本語ではよく学生時代に聞く言葉ですね。意味は「試験で不正をすること」。学校における大罪です。人の解答を覗き見たり、消しゴムや手にメモをしておいたり、カンニングペーパーを作ったり…今ではインターネットを駆使したカンニングもあるようです。
英語版のカンニング
しかし、英語圏では、「cunning:悪賢い、悪知恵が働く」という意味。「He is cunning. 」と言ったところで、「カンニングを行おうとしている」という意味はなく、「彼は悪知恵が働く」という意味になります。
英語では、テストでズルをする行為は「cheatまたはcheating:不正、いんちき」と表現します。日本語で「チート」と言うと、ゲームやアニメの中のキャラクターの能力が突出しすぎている場合などに使いますが、英語圏でもネットスラングとして「チートキャラ」と使うこともあるようです。
カンニングの使い方・例文
カンニングの使用例をいくつかみていきましょう。
「What’s the hell?! そんな、悪賢いダケナノニ厳しいネ…。」
「えっ…不正じゃん。確かにcunningなヤツだったけど…。」
「いや、お笑い芸人な。」
試験・テストにおけるカンニングの実態
初めに述べたようなカンニングペーパーや人の解答を覗き見るカンニングは、今や昔のカンニング。現代のカンニングでは質が変わってきているそうです。
一時期知恵袋で問題をそのまま質問するという行為も話題になりましたね。2017年の大学入試センター試験では、過去10年ワースト記録・12人の不正行為が報告されました。
その実態は、スマートフォンに教科書の画像を保存し、問題冊子に隠しながら使用していたり、電卓をこっそり使用していたり。なぜバレないと思ったのかというようなカンニングもあります。
スマートフォンなど情報媒体の小型化に伴い、学校側も対策を強化しています。京都大学では、スマートフォンよりさらに小型のスマートウォッチによる不正をなくすために、全ての時計の使用を禁止。試験会場には1000万円以上を投じた電波時計を配置しました。センター試験でも、2015年から「腕時計型端末の使用を禁止」という新たな注意が加えられています。
カンニングの夢が意味するものって…!?
カンニングをする夢を見たことはあるでしょうか。夢占いの中には、カンニングに関するものがあるようです。カンニングに関する夢占いは「邪な心」や「不安な気持ち」や「罪悪感」の象徴。そして、いつもとは違う行動を夢の中で行った場合、本心や願望を表しているとされています。
いつもは絶対しないカンニングをしている夢を見たなら、「楽して点を取りたい」という思いが反映されているのかも。「いつもカンニングをしてるし、いつもと違う行動じゃないけど?」という人は、本当は罪悪感を抱いているのかもしれません。悔い改めましょう。
カンニングがばれたら大問題!正々堂々と勝負しよう
学生時代には誰もが勉強に苦しんだはず。大人になっても、資格試験や英語のテストなど、テストを受ける機会もあるでしょう。かといって、カンニングをしても知識が身につくわけでもないのに、後々大問題に発展するリスクがあります。良いことは何もありません!楽な道よりも正々堂々と勝負したいものですね!