スマートの意味は勘違いされやすい!賢い・細いの使い分けから関連語までチェック!

日本語のスマートの意味は勘違いされやすい!

日本語で「スマートな人だね」と言われたら、どんな意味だと解釈しますか?ひと昔前なら「スリム」一択でしたね。しかし、「賢い」「スタイリッシュ」など、スマートは意味が複数あるので勘違いしやすい言葉です。様々な意味を知っておきましょう。

スマートの意味をチェック

スマートと言えば、日本でも頻繁に使用されるカタカナ語。日本で使われる意味、英語の訳として知られる意味の2種類があり、いくつかの意味を持ちます。

①:賢い、頭がいい

英語のsmartと同じ使われ方です。「She is so smart.」は、「彼女はとても賢い」という意味ですね。ひと昔前ですと、上記の英語を聞いて「彼女はとてもスリムだ」と誤訳する人も多かったものですが、「スマートフォン」「スマートハウス」など、「賢い」の意味が浸透してきました。

例文
「彼女はとてもスマートなので、この問題も早期に解決してくれるだろう」

②:細い、スリム

この意味で使うスマートは、日本で生まれたカタカナ語。「スマートフォン」を誤解して、「僕は太ってるのにスマートフォン持ってるよ」というギャグを飛ばすおじさまもいましたが、もともと、英語のスマートには「細い」や「スリム」の意味はありません。特に年配の方々にとっては、スマート=スリムという意味で使う場合が多いので文脈を読む必要があるでしょう。

例文
「あなたって本当にスマートよね〜。いつも何食べてるの?草?」

③:スタイリッシュ

smartは、「sharp」のとがったイメージから主にイギリス英語でスタイリッシュ(洗練された、おしゃれな)という意味も持ちます。「He looks smart.」と言えば、「賢そうに見える」ではなく、「洗練されている、オシャレだ」という意味になります。

1つの単語で意味がたくさんあるのが英語の厄介なところですが、日本でもスマートをこのように使う人もいますので、覚えておきましょう。

例文
「日本人は学校に行くだけなのに何故かスマートな服装を好む」

④:コンピュータ化された、情報化された

IT業界では、「賢い」の意味から転じて、「コンピュータ化された」「情報化された」「高度な情報処理機能が加わった」などの意味でも用いられます。

例文
「こちらはスマートデバイスで処理します」

スマートフォンの「スマート」の意味は?

前項でも少し述べましたが、スマートフォンにも「スマート」が入っていますね。これは「賢い電話」はもちろん、「多機能な電話」「パソコンの機能を盛り込んだ電話」という意味も持ちます。中には「スタイリッシュな電話」という意味を含めて考える人もいるようです。

「スマート」は雑誌や自動車のネーミングにも

『スマート』という名の雑誌や自動車があるのはご存知でしょうか?こうしたネーミングは、やはりスタイリッシュという意味があるからなのかもしれません。身近な「スマート」が、smartの数ある意味のうちどれに当てはまるのか、考えるのも面白いかもしれませんね!

スマートの類語・関連語

スマートフォンのように、スマートが付く言葉は数多くあります。ここでスマートの類語や関連語を見ておきましょう。

スマートウォッチ

スマートウォッチは、スマートフォンの機能を持つ腕時計のこと。スマートフォンと同じ情報機器を内蔵しており、トレンドに敏感な若い人を中心に人気が出ています。「スマートウォッチの魅力は、スマホを出さなくても時間が分かるとこ!」という笑い話もありますが、便利なようです。

スマートスピーカー

スマートスピーカーとは、音声アシスタント機能を搭載したスピーカー型の家庭用端末。「OK Google」「Hey Siri」などの呼びかけをCMでも頻繁に見るように、音声による指示で音楽の再生や家電製品の操作、ネットサーフィンやオンラインショッピングなどが行えます。

スマートカジュアル

スマートカジュアルとは、フォーマルとカジュアルの間のドレスコード。高級レストランやパーティーなどでスマートカジュアルを求められることが多いです。ドレスコードに「スマートカジュアル」とある場合、境目が曖昧なので、適切な服装を調べてから向かうのが良いでしょう。

スマートコントラクト

スマートコントラクト(smart contract)は、直訳すると賢い契約。ここでのスマートとは、「自動化」です。つまり、スマートコントラクトとは、自動化された契約。分かりやすい例えは、自動販売機です。購入者は自動販売機を使うとき、お金を入れて飲みたいものを選択するだけで商品を手に入れることができます。

これは商品の卸元に対面することなく、販売契約を自動で済ませたということになります。昨今の自動化の流れにより、スマートコントラクトは増加傾向にあります。

スマートの意味を正しく理解しよう

スマートは、とにかく勘違いが生じやすい言葉です。日本人と外国人が英語ないし日本語で話しているときはもちろん、日本人同士でも世代や英語の知識量によって誤解が生まれることが多いもの。

正しく理解して使い、もし相手から正しい理解が得られないと想定されるなら別の言い方を考えましょう。smartを使いこなせれば、周りから「スマートな人だ」と一目置かれる存在になれるかもしれませんね。