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ハイリスクハイリターンとは?意味や使い方、英語って?仕事における具体例も解説

ハイリスクハイリターンとは「危険も得られるものも大きいこと」

新人

僕の一番好きなことわざは、石橋を叩いて渡るです。先輩が大事にしている格言はなんですか?
私はハイリスクハイリターンね!仕事も恋愛も、リスクの先に大きな勝利があるのよ!

先輩

新人

ハイリスクハイリターン・・・。僕が人生で一番敬遠するワードですね。

ハイリスクハイリターンは「損する危険が大きい代わりに、うまくいった場合は得られるものが大きい」という意味。

ビジネスだけでなく、プライベートでもよく登場するワードです。皆さんも、一度は耳にした経験があるのではないですか?

身近なカタカナ語ほど、正しく使えないと恥ずかしいもの。ハイリスクハイリターンについて、しっかり勉強しましょう!

ハイリスクハイリターンの意味を解説

ハイリスクハイリターンを日常的に使っているという方もいれば、なんとなくわかる気もするけど正しく説明できるか少々心配という方もいますよね。

まずは、ハイリスクハイリターンの意味を確認しましょう。

英語のハイリスクハイリターンはどんな意味?

ハイリスクハイリターンは、英語表記すると「high risk high return」。英語の「high risk high return」には、次のような意味があります。

high risk high return
損する危険性が高いものほど、大きな利益を得られること
・ハイリスクハイリターンの

「high risk」は、「危険性が高い」。「high return」が、「高利回り」という意味です。大きな危険は伴うけれど、得られるものも大きいということになります。

カタカナ語のハイリスクハイリターンとは?

カタカナ語のハイリスクハイリターンは、次のような意味をもつ言葉です。

ハイリスクハイリターン
大きな利益を手にできる可能性はあるが、損をしてしまう危険性も高いこと
・損する危険性が高いものほど、うまくいったときの利益は大きくなるだろうと期待する投資家の考え方

日本語のハイリスクハイリターンと英語の「high risk high return」は、ほぼ同じような意味ですね。

ハイリスクハイリターンを日本語に言い換えると?

カタカナ語が嫌われる社風の企業だったり、年配の方と話していたり、ハイリスクハイリターンという言葉を使いにくいシチュエーションもありますよね。そんなときには、次のようなことわざが使用できますよ。

ハイリスクハイリターンの言い換え表現
・虎穴に入らずんば虎子を得ず
・枝先に行かねば熟柿は食えぬ
・危ない橋も一度は渡れ
・諸刃の剣

状況や相手に合わせて、表現を変えられるビジネスマンはかっこいいですよね。日頃から語彙を増やしておきましょう!

ビジネスにおけるハイリスクハイリターンの例

ビジネスでは、どんな状況がハイリスクハイリターンになるのか、気になりますよね。あえてハイリスクハイリターンを選ぶもよし、避けて安全パイを選択するもよし。次の例に目を通して、今後の方針を考える参考にしてください。

例①:流行在庫をキープする事業

流行を読んで選んだ品を在庫としてキープするビジネスは、うまくブームに乗れれば商品がたくさん売れて大儲けできる可能性があります。

しかし、失敗すると売れない在庫ばかりが増えて、にっちもさっちもいかなくなる恐れ大!キープする在庫が多くなればなるほど、リスクは大きくなりますよ

例②:初期投資が必要な起業

大きな初期投資が必要な起業は、かなり覚悟がいる人生の一大決心ですよね。

起業すれば、仕事内容の多くを自分で自由に決められるようになります。成功したあかつきには、好きな仕事をして高収入ゲットできるので、夢が膨らむ選択といえます。

しかし、失敗すると借金だけが残ってしまう場合もあります。初期投資が大きいほど、ハイリスクになるといえます。

例③:賃金、離職率ともに高い企業への就職

高額な生涯賃金は魅力的ですが、社員の離職率も高い会社だった場合、その企業へ就職することはかなりデンジャラスな選択になりがちです。

次々と実績を上げて、がっぽり稼いで、勝ち組に一直線!うまくいけば、そんな未来も夢ではなさそう。

しかし、高額な賃金はそれ相応の成果に対する報酬です。必然的に実績重視の社風な企業であるケースが多く、社員の感じるプレッシャーも大きくなります。

社員の入れ替わりが激しい職場で生き残れるか、よく検討したうえで選択しないと、すぐに後悔する羽目になってしまうかもしれません。

特に、平均勤続年数5年以下で離職率が高い企業は、ハイリスクハイリターンといえるのではないでしょうか

仕事に投資、恋愛でも!いろいろ使える関連語

ハイリスクハイリターンには、似たような言い回しの関連語がいくつもあります。字面はそっくりですが、意味はそれぞれ異なるので注意が必要。

勘違いしないように、それぞれの意味を正しく覚えましょう。

言葉 意味
ローリスクハイリターン 小さなリスクで、大きな利益を期待できる
ローリスクミドルリターン 小さなリスクで、中くらいの利益を期待できる
ミドルリスクミドルリターン 中くらいのリスクで、中くらいの利益を期待できる
ローリスクローリターン 小さなリスクで、期待できる利益も小さい
ハイリスクローリターン 大きなリスクがあるのに、小さな利益しか期待できない

ハイリスクハイリターンや上記の関連語は、投資信託など投資関係では、リスクとリターンのバランスを示す言葉になっています。ビジネスや恋愛では、手を出すべき案件かどうか判断するワードとして使うのが一般的です。

ハイリスクハイリターンの使い方・例文

ハイリスクハイリターンと聞くと、ギャンブルをイメージする方もいますよね。必ずうまくいく方法がないという点で、ギャンブルとビジネスは似ているのかもしれません。

ハイリスクハイリターンがビジネスでどのように使われているのか、例文でイメージしてみましょう。

例文1

社長

商品開発がうまくいっていないようだね。我が社のオリジナル素材で新しい分野に挑戦するのは、ハイリスクハイリターンな選択だったかなぁ。
残念ながら、女性の人気を狙ったかわいい系の商品は、ボツになりました。でも、うちのオリジナル素材は最高ですよ。

部長

社長

そうだよね!ハイリスクハイリターンを恐れず、挑戦を続けよう!
例文2

新人

ハイリスクハイリターンで、ほとんど勝ち目のない交渉ですよ。本当にやるんですか?
ちゃんとリスクを小さくする手立ては、考えてあるよ。まるっきり見込みがないわけじゃないから、前向きに頑張ろう!

上司

ビジネスにはハイリスクハイリターンな方法が必要になる場合も

必勝法が存在しないのが、ビジネスです。そして、大きなリターンを望むなら、それ相応のリスクを背負わなければなりません。

リスクを避けて、安全な方法ばかりを選んでいたら、そこそこの結果しか返ってこないでしょう。ビッグビジネスをしたいなら、時にはハイリスクハイリターンな選択が必要になります。

でも、勝負するなら、そこに勝算があるかどうかをしっかり見極めてから!正確な状況判断にもとづく挑戦をしてください。