「お電話」は敬語?電話対応の際に使用可能な例文や英語表現を確認

「お電話」はビジネスシーンで使える敬語表現

新人

「お電話?」「電話?」ビジネスシーンではなんていうのが正解なんだろう・・・
ビジネスシーンでは「お電話」といったほうが丁寧でいいかもね!

先輩

新人

なるほど〜。あ!先輩、さきほどクライアントから“お電話”がありました

何気なく使っている人も多い「お電話」というフレーズは、ビジネスシーンで使える敬語表現です。敬語であるため目上の人や上司、取引先に対して使用しても失礼にあたりません。

「お電話」は、接頭語「お」を付けた丁寧な言葉遣いとして使用されていますが、敬語表現の中の「美化語」に該当する言葉です。

美化語とは・・・?
美化語とは、使う側が上品な表現として用いる敬語に分類される丁寧な用語です。主に日本独自の言葉である和語に対する「お」や漢語に対する「ご」が用いられ、上司や取引先など目上の人にも使える敬語表現となっています。

「お電話」の使い方

「お電話」が使われるシチュエーションは会社や職場など、上司や取引先への電話対応に用いられることが一般的です。実際に使われている場面を想定した「お電話」の使い方について解説します。

「お電話」を使用した例文

ビジネスシーンでの電話応対は上司やビジネスパートナー、あるいは問い合わせなど、失礼があってはならない場面がほとんどなので、敬語表現として「お電話」で対応することが一般的です。ここでは、お電話を使用した例文をいくつか紹介します。

お電話差し上げます

「差し上げる」とは「与える」という意味の謙譲語になります。こちらから折り返し電話をする場合などに使用されます。

「後ほど、お電話差し上げます。」

折り返しの電話が必要な時に相手に電話連絡をすることを伝える表現方法です。「あげる」という表現を不快に感じる人も少なくないため、「お電話させていただきます。」と言い換えた方がより丁寧になります。

お電話差し上げてもよろしいでしょうか

電話を掛け直す必要がある場合など、相手に対して失礼が無いよう許可を得る場合に使用します。

「差し支えなければ、お電話差し上げてもよろしいでしょうか?」

相手の都合に合わせたい時や事前に電話連絡する時に使用します。相手の許可を得る、こちら側がお願いする立場にある際の丁寧な敬語表現となります。

お電話させていただきます

こちらから電話を掛けることを相手に宣言する時に使用します。ただし、冗長に取られるケースもあるので、もっとシンプルに「お電話いたします」と表現する方がベターです。

「それでは、改めてお電話させていただきます。」

相手からの依頼や行動に対して自分の喜びを表現した使い方です。上司やクライアントからの電話応対として「こちらが行います」という手間を引き受ける自分の気持ちを示すのに効果的です。

お電話いたします

「する」の謙譲表現である「いたします」とすることで、より相手に対して丁寧に表現できます。

「承知しました。早急にお電話いたします。」

「電話をする」を目上の人や取引先の相手に対して丁重に伝える言葉です。

お電話させていただいてもよろしいでしょうか

「お電話しても良いですか?」と相手へ電話を掛ける許可を得るために丁寧な言葉で表現した使い方です。

「ご都合がよければ、お電話させていただいてもよろしいでしょうか?」

こちらが相手に電話を掛けることに対して謙譲語「させていただく」と、お願いを認めてもらうための丁寧語の「よろしいでしょうか?」を用いた表現です。

お電話しました

「電話した」ことを丁寧に表現しています。「する」の過去形は「した」なので、電話が済んでいることを伝える時に使用します。

「先日お電話しました○○ですが~」

「しました」は丁寧な表現ですが、これだけでは冷たい印象を与える恐れがあるので「いたしました」に言い換え、より丁寧に表現した方がベターです。

お電話いたしました

「する」の謙譲語である「いたす」を過去形にし、電話をしたことを伝えた敬語表現です。上司や取引先などの丁重に対応する相手に使用します。

「先ほどお電話いたしました、A株式会社の〇〇と申します」

との使い方もビジネスシーンでは一般的です。

お電話ありがとうございます/ありがとうございました

お客様や取引先など社外の人間や問い合わせの電話対応に使用します。

「お忙しいところお電話ありがとうございました。」
「本日はお問い合わせのお電話ありがとうございます。」

自分に電話を掛けてくれた相手への感謝の言葉を表現しています。自分のために「電話を掛ける」という手間をとらせたことに対するお礼の言葉としても使うことができます。

電話対応後のメールの仕方

ビジネスシーンでは電話対応後も確認やお礼のメールを改めて送る必要が出てきます。あらゆるシチュエーションで使える電話対応後のメールの仕方について紹介します。

電話したが不在だった場合のメール

「先ほどお電話でご連絡差し上げましたが、ご不在のようでしたのでメールにて失礼をいたします。」

こちらが一度電話連絡をしたが繋がらず、メールで連絡したことを伝える時に使用します。丁寧な文面にすることで「仕方なくメールをした」と受け取られないように表現しています。

電話対応後に送るメール

「先程(先日)はお電話にて失礼いたしました。改めましてご多忙の中ありがとうございました。」

電話応対後にメールする場合、前置きの挨拶として使用します。礼に始まり、礼に終わるのはビジネスマナーとして当たり前のことなので、まずはメールでも相手に対して感謝を伝えましょう

「お電話」に関する雑学

みなさんは日常会話やビジネスシーンで多用される「お電話」に関する雑学をご存知ですか?

会社や親族たちの集まるイベントなど、社会に出るとシチュエーションごとにルールやマナーが決まっています。

今回取りあげたのは、社会人になると参列する機会がグッと増える結婚式について。その中でも知っておきたい招待状に関するマナーの雑学をご紹介します。

結婚式招待状の返信ハガキでお電話の「お」は消す?

結婚式招待状の返信ハガキに書かれているお電話の「お」、この文字は必ず消すことが正解!なぜかというと「お」は漢字で書くと「御」となり、敬語表現となるからです。

そもそも結婚式の招待状は新郎新婦が列席者に宛てたハガキなので敬語表現を使用しています。そのままの状態で返してしまうと今度は参列する側の自分に対して敬語を使った状態となってしまいます。

恥ずかしい思いをしないためにも、結婚式招待状の返信ハガキに記載されているお電話の「お」は二重線、もしくは寿の字で消すと覚えておきましょう。

「お電話」を使用した英語表現

「お電話」を使用した英語表現を例文と共に確認しておきましょう。

・Thank you for your call.
⇒お電話ありがとうございます。
・Thank you for calling me.
⇒お電話ありがとうございました。
・I am looking forward to you call.
⇒お電話お待ちしております。
・It is as I mentioned by phone.
⇒お電話でお話しした通りです。

英語表現も覚えておくと安心です。

「お電話」を使った表現をマスターしよう!

接頭語につける「お」は丁寧な敬語表現として日常会話やビジネスシーンでも使われている美化語です。今回の記事で正しい知識を身に着け、「お電話」を使った表現をマスターしましょう