確かなプログラミングを学ぶなら>

リザルトの意味とは?ビジネスではどう使う?分野ごとの使い方や英語の意味もわかりやすく解説

リザルトとは『結果・業績・成績』のこと

先輩

あなた、今月はリザルトが悪かったみたいね。
いつもと同じように営業活動してたつもりなんですけど…。

新人

先輩

来月は挽回させないと、ボーナスに響くわよ。
ゲームをする人は、ゲーム画面で『リザルト』という言葉を目にしたことがあるかもしれません。しかし、このカタカナ用語はゲームだけでなく、ビジネス、スポーツなど、『結果』『業績』が問われる分野で広く登場します

『リザルト』の意味をしっかり理解できるよう、英語や類語も含め、わかりやすくまとめているので、ぜひじっくり読んでみてください。

リザルトの意味をチェック

リザルトはさまざまな分野で登場しますが、それぞれでニュアンスが異なります。どんな場面で登場しても理解できるよう、ここでは各分野での意味について解説します。

リザルトの意味①:ビジネス

一般的なビジネスシーンでは、何かを行ったあとの『結果』『業績』などの意味でリザルトが使われます。

販売実績、市場調査の結果、従業員への聞き取り調査結果など、リザルトはビジネスでも登場しています。

リザルトの意味②:IT

IT分野においてのリザルトは、こちらの赤枠部分。つまり、GoogleやYahoo!などで検索した結果の画面で、タイトルの下についている記事の説明文を指します。

リザルトの意味③:保険

自動車保険、生命保険など、保険業界でのリザルトは、保険会社が支払った保険金の割合を指し、『保険成績』と呼ばれることもあります。

保険会社の対応や契約内容から、保険会社の見直しをする人もいるでしょう。そのような場合、『過去に保険金を支払うような事例があったか』『保険金を支払う事例において、いくら保険金を受け取ったか』を調査しますが、その結果が『リザルト』になるわけです。

リザルトの意味④:スポーツ

スポーツの世界でのリザルトは、主に『結果』を指します。たとえば、競泳の場合、全選手がゴールしたあと、順位、名前、タイムなどが表示されます。これがリザルトです。さらに、リアルタイムに報告される『速報』は、『リザルト速報』と呼ばれています。

また、自転車競技のロードレースの中には、数日に渡って行う競技があり、山岳ポイントへの着順や所要時間など、競技種別に結果が出ます。そして、それぞれ『山岳リザルト』『スプリントリザルト』などの名前で呼ばれており、総合成績は『総合リザルト』となります。

なお、有名な自転車競技アニメ『弱虫ペダル』のインターハイで3日間のロードレースが行われています。しかし、アニメの中のルールは実際とは異なるので、本来のルールもチェックしておいたほうがいいでしょう。

そのほかにも関連語として『ノーリザルト』があります。主に、クリケットなどで試合が行われなかった場合に、『試合をしていないので結果がありません』の意味で使われています。

リザルトの意味④:ゲーム

ゲームの中でのリザルトは、『結果』の意味で使われますが、特にアクションゲームやシューティングゲームでよく登場します。たとえば、一つのステージをクリアした場合、最後にクリア時間やミスをした回数などが結果として画面に表示されます。これを『リザルト画面』といいます。

リザルトの英語は『result』

リザルトのスペルは『result』で、次の意味をもつ英単語です。

■(結果的に)生じる
■結果
■成り行き
■業績
■実績
■成果 など

そして、熟語としてはこのような使い方をします。

■result achieved to date(これまでに達成された結果)
■result based on~(~に基づいた結果)
■result example(結果事例) など

なお、英語ではほかにも『effect』『outcome』など、『結果』を表す単語があります。

[ビジネス版]リザルトの使い方・例文

IT、スポーツ、ゲームなど、さまざまな分野で使われる『リザルト』ですが、ビジネスシーンではどのような使い方をするのでしょうか。わかりやすい例文を用意したので、場面を想像しながら確認してみてください。

例文1

昨日、Webで公開した記事のリザルトでアクセス数伸びるかしら…
例文2

この月次報告書、月間販売額のリザルトが載ってないよ。明日までに修正できるか?
例文3

当社製品についてのアンケート、見込みよりもたくさんの人が回答してくれてたけど、リザルトはまとまった?

リザルトの類語・言い換え表現

リザルトを日本語に言い換えると『結果』『業績』『成績』になりますが、同じような意味をもつカタカナ用語もいくつかあります。それぞれをわかりやすく解説しているので、どのように使い分けるのかイメージしながら読んでみてください。

アウトカム

リザルトは、主に何か行動を起こした結果を表します。それに対し、製造して作り上げられた『物理的な結果』、会議の結果や考えた結果など『論理的な結果』については『アウトカム(outcome)』を使います。

エフェクト

『エフェクト(effect)』は、何か特定の原因や要因によってもたらされた『結果』を表します。たとえば、自然災害によってもたらされた『影響』、スイッチをこまめに切ることによる節電の『効果』といった結果には、『エフェクト』を使います。

コンセクエンス

行動を起こす上で得られる結果という意味では、リザルトと同じです。しかし、リザルトは、スポーツやゲームの結果のように、行動と結果が直接的に結びついているのに対し、コンセクエンス(consequence)は、いくつもの行動や状況が重なり合って行きついた結果に使います。

フルーツ

フルーツ(fruit)は、日常生活の中においては主に『果物』『果実』を指して使いますよね。しかし、英語のfruitには『収穫』『産物』の意味もあります。つまり、植物を育て上げた結果として得られた産物というわけです。

リザルトが出せるような仕事の仕方を目指そう

『結果』を意味するカタカナ用語は、リザルト以外にもいくつかあるため、違いをきちんと理解して使い分けるのは難しいかもしれません。しかし、なんとなくイメージはつかめたと思うので、ぜひ会話に取り入れてみてください。

また、仕事をしている上で、なんらかの結果を残せると達成感も大きく、「また次も頑張ろう!」という意欲もわいてきます。ぜひ、あなたもリザルトが出せるよう日々を過ごしてください。