センセーションは「人々をあっと言わせること」!
「センセーションを巻き起こす」というフレーズは、芸能やスポーツニュース、テレビコマーシャルなどでよく耳にします。また新聞や雑誌でも目にすることが多いですよね。センセーションは「人々をあっと言わせること」を意味します。今回はセンセーションについて詳しく見ていきましょう。
センセーションの意味
センセーションは人々の感情を強く揺り動かすような出来事という意味があります。驚かせたりショックを与えたりするということ。良い意味に対しても悪い意味に対しても使うことができます。活用ポイントとしては、個人や数人など狭い範囲ではなく、社会や国単位の大きな範囲に使われる言葉であるということ。影響の大きいテレビや雑誌などのマスメディアとは相性のいい言葉ですね。
英語では?
センセーションは英語名詞の「sensation」からきています。カタカナ語と同じような意味以外にも、「感覚」や「気持ち」という意味でも使用。
センセーショナルとの違いは?
センセーションと似ている言葉で「センセーショナル」というものがあります。英語にするとsensational。sensationは名詞であり、sensationalは形容詞です。「センセーショナルな事件」、「センセーショナルな曲」というように名詞を形容する使い方をします。センセーションとセットで覚えておきましょう。
センセーションの類語
センセーションは名詞なので巻き起こす、引き起こす、起こすなどの動詞と一緒に使われることが多いですよね。これらのフレーズを別の言葉で言い換えるとどのような表現があるのでしょうか。いくつかご紹介していきます。
一大旋風を巻き起こす
旋風(せんぷう)はつむじ風のこと。周りを巻き込む風に例えた表現で、「センセーションを巻き起こす」と同じように使用することができますね。
脚光を浴びる
脚光(きゃっこう)は舞台の下のライトのこと。舞台でライトを当てられる役者のように注目を集めるという意味ですね。
衝撃を与える
いい意味でも使えますが、悪い意味にも使える表現です。
センセーションの関連語
センセーションは様々なものやイベントの名前に使用されています。代表的なものをいくつか見ていきましょう。
フェス
ドレスコードが全身白というユニークな「Sensation」というフェスは有名です。世界各地で開催されており、日本でも2015年に開催されました。世界一美しいフェスと称されています。
カラーセラピー
センセーション・カラーセラピーはカナダ発の10色のアロマオイルを使ったカラーヒーリング。
せんせーションズ
Hey! Say! JUMPの山田涼介主演映画『暗殺教室』の主題歌を歌った正体不明のグループ。その後Hey! Say! JUMPであることが判明しています。
センセーションの使い方
センセーションについてわかったところで、実際の使い方を例文で見ていきましょう。センセーショナルを使った例文も併せてご紹介。
使い方3つの例文
例文①:ファッション業界にセンセーションを巻き起こす作品を発表した
例文②:日本が条約に反対したというニュースは世界中にセンセーションを起こした
例文③:そのセンセーショナルな事件は世論を変えた
使用上の注意
センセーションは社会や国など大きい単位に対して使うもの。基本的には個人や数人に対しては使いません。ただし、「そのニュースは我が家にセンセーションを引き起こした」というようにあえて使うことは可能でしょう。
センセーションとセンセーショナルの使い分けにも注意。前述したように名詞と形容詞なので、意味を考えて使い分けてください。「センセーションな事件」ではなく「センセーショナルな事件」。
センセーションを起こそう
センセーションは良くも悪くも人々の感情に訴えるような出来事を指します。日常会話でもビジネスシーンでもニュースや話題のもの、人物などを取り上げる際に使うことがありますよね。ビジネスシーンにセンセーションを起こすような一流のビジネスパーソンを目指しましょう。