フィックスとは「固定」や「確定」のこと
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フィックスの意味や使い方を正しく理解し、社会人としてレベルアップしましょう!
フィックスの意味を解説
ビジネスでは、「確定」という意味で使われることが多いフィックス。もともとは、どのような意味をもつ言葉なのでしょうか?
日本語と英語で、意味に違いがあるのかも気になりますね。まずは、フィックスの意味をくわしくみてみましょう。
英語のフィックス(fix)はどんな意味?
フィックスは、英語表記すると「fix」。英語の「fix」は、たくさんの意味をもつ単語です。ここでは、「fix」の代表的な意味を紹介します。
・定着させる
・とどめる
・確固としたものにする
・明確にする
・決める
・正常な状態に戻す
・回復させる
・調整する
・解決する
英語の「fix」は、いい事柄だけでなく、「殺す・仕留める」や「買収する・八百長をする」など、悪い意味で使われることもあります。
日本語のフィックスとは?
日本語のフィックスは、次のような意味をもっています。
・定着させること
・日時、価格、場所などを確定すること
ビジネスにおけるフィックスの意味・使い方
ビジネス会話にフィックスが登場するときは、次の4つの意味になります。
・調整
・修正
・固定
①:確定
フィックスは、会議の内容や契約前の事柄など、未確定のものを最終確定させるときに使います。
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②:調整
フィックスは、スケジュールなどを調整するという意味でも使われます。
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③:修正
フィックスは、資料などの不備や製品の不具合を修正するという意味で使われる場合があります。修正したものをフィックスと呼ぶことも。
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④:固定
フィックスは、ものを固定するや、考え方などを固定し変更しない、というときにも使います。
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業界別にみるフィックスの意味・使い方
業界によっては、フィックスが特有の事柄を意味する言葉として、使われる場合があります。
一般的なフィックスの使用法とは違う、業界別の意味を確認しましょう。
①:IT業界
IT用語のフィックスは、「修正」という意味。
たとえば、ソフトウェアのバグを修正することを、「フィックスする」や「バグフィックス」といいます。
また、「バグを修正したもの」や、「バグを修正するため利用者に配布される、簡易ソフトウェア」もフィックスです。
しかし、IT業界でも、フィックスは、「確定」という意味で使われることがあります。フィックスが、業界用語の「修正」という意味で使用されているのか、それとも違うのか、迷うときには発言者に確認するほうが安全です。
②:建築、カメラ業界
建築やカメラの世界では、物が動かないようにしっかり「固定」することをフィックスといいます。
たとえば、建築用語の「フィックス窓」は、はめ殺しで開閉できない窓。
映像業界では、カメラと画像を動かないようにした固定撮影を、「フィックス」と呼んでいます。
[豆知識]女性のメイクアップに役立つ「フィックスミスト」
「フィックスミスト」は、メイクが崩れないようにフィックス(固定)してくれる、便利なメイクアップアイテムです。メイクした後の肌に、シュッとひと吹きスプレーするだけなので、使い方はとっても簡単。メイクをフィックスできるから、「フィックスミスト」とネーミングされたんですね。
また、ベースメイクの粉っぽさを緩和する効果や、肌の乾燥を和らげてくれる効果も期待できるそうですよ。
メイクもちの悪さや肌の乾燥に悩んでいる女性は、「フィックスミスト」を試してみてはいかがですか?
会社内・取引先とのやりとりで「フィックス」を使ってみよう
フィックスは、ビジネスでよく用いられるカタカナ語。会社内や取引先との会話で、さりげなくフィックスを使えたら、かっこいいですね。
仕事の関係者がフィックスを使用した場合、「確定」と「修正」のどちらか、あなたは解釈を迷うことがあるかもしれません。そんなときには、相手にフィックスの意味を確認すると、解釈を間違える心配がなくなりますよ。