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ディールとはどんな意味?ビジネスや金融、M&Aなど分野別に使い方をご紹介

ディールとは「取引すること」

新人

ディールといえば、ゲームの「グラブル」ですよね。メリットが大きいけれど、トラブルにもなりやすい要注意なシステムなんですよ。
ゲーム好きの新人君らしいわね。ディールは、ゲームだけでなく、ニュースやビジネスでも使われる用語なのよ!

先輩

新人

仕事で使うなら、しっかり覚えなきゃいけないですね!
ディールは「取引すること」という意味のカタカナ語。英語圏ではよく使われる単語ですが、日本語では用いられる機会が少ない言葉でした。

しかし、最近、ニュースなどでよく「ディール」を耳にするようになっています。使用頻度が高くなっているディールについて、くわしく学んでみましょう!

豆知識として、ゲームのグラブルにおけるディールは、レアアイテムをもらえるシステムのこと。ゲームのバトルに参加したプレイヤーの中から、運がいい数人だけが、アイテムをゲットできます[efn_note]参考:今日からはじめるグラブル中級編 第10回「召喚石マルチとジ・オーダー・グランデ」|今日からはじめるグラブル[/efn_note]。

ディールの意味を解説

ニュースにおいて、ディールは「取引」を意味する言葉として使われることが多いです。ディールは、そのほかにどのような意味をもっているのでしょうか?

ディールの日本語と英語で意味に違いがあるのかについても、あわせて確認しておきましょう。

英語のディール(deal)はどんな意味?

ディールは英語表記すると「deal」。英語の「deal」には、次のような意味があります。

deal
・扱う
・関係する
・対処、対応する
・取引する
・売る
・分け与える

このように、何かを扱う、対処する、取引するなどの場面で英語の「deal」が使われています。自動詞の場合は、「deal with…」のように、後ろに「with」がつくことが多いです。

また、「deal」は、ビジネス会話でもよく使われます。次のようなフレーズを覚えておくと、役立ちますよ。

close a deal:取引をまとめる。契約する
It’s no big deal.:たいしたことじゃない
It’s a deal!:これで決まりだ!それで手を打とう!

上司

ちなみに、フランス語のディール(dire)は、「言う」という意味だよ。意味が全く違うから、気をつけてね!

日本語のディールとは?

日本語のディールは、次のような意味をもつ言葉です。

ディール
・取引すること
・売買
日本語のディールと英語の「deal」は、似たような意味で使われます。

日本語のディールといえば、「取引」「売買」という意味で用いられることが大半です。基本的にはこの意味さえ知っておけば問題ないでしょう。しかし、稀に「分ける」「配る」という意味で使用することもあります。

ビジネス・政治におけるディールの意味と使い方

ビジネス・政治の世界でも、ディールという言葉が浸透してきました。ディールの意味や使い方を学び、社会人としてレベルアップしましょう!

ディールが用いられるシーン

まずは、ディールが用いられるシーンの確認です。いろいろな場所で、ディールが使われていますよ。

・ビジネス
・法律事務所
・会計事務所
・国際的なビジネスの取り決め交渉
・貿易交渉
・外交交渉

法律事務所や会計事務所は、企業のビジネスを支えてくれる専門家集団です。企業間のディールでは、そのような専門家の力を借りることもあります。

ディールの使い方・例文

ビジネスでのディールの代表的な意味は、取引・売買。実際にどのようなシチュエーションで使用できるか、例文でイメージしてみましょう。

例文1

新人

商用車が新しくなるんですか?
そうなんだ。社長が、ディーラーといいディールができたって喜んでいたよ。

上司

例文2

先輩

交渉が難航しているみたいですね。
こちらの提示した条件、相手の反応がよくないんだ。ディールが成立するかどうか、微妙な状況だよ。

上司

例文3

先輩

実業界の大物、〇〇さんが、うちの重役に就任するんですね。すごいビッグディール
何をいっているんだよ。かわりに、会社創業者の△△さんが、退くことになったんだ。過去最悪のディールじゃないか!

上司

「ビッグディール」や「過去最悪のディール」は、ニュース関係の話題でもよく使われています。知っておくとボキャブラリーが広がるでしょう。

【分野別】ディールのくわしい意味

分野によっては、ディールが特有の意味で使われることもあります。それぞれの分野におけるディールの使用法を学び、知識を深めましょう。

金融機関でのディールの意味

銀行などの金融機関において、ディールは取引をするという意味

金融機関には、金融ディーラーと呼ばれる人がいます。金融ディーラーは、顧客が金融機関に預けた資産を元手に売買(=ディール)を繰り返し、利益をあげるのが仕事です。

何を扱うかによって、金融ディーラーの名称が変わります。

・外国為替なら外国為替ディーラー
・債券ならボンドディーラー
・外貨の賃借りならマネーディーラー など

これらの金融ディーラーが、資産の売買取引をすることをディールといいます。

M&Aでのディールの意味

M&Aとは、企業合併と買収のこと。M&Aでのディールは、取引という意味になります。

M&Aでは、一般的に、交渉開始から契約締結までの取引をディールといいます。M&Aのプロセスのうち、契約に絡む取引の部分をディールと呼んでいるわけですね。

M&A交渉開始前の検討・準備段階は、プレディール。契約締結後に行われる企業の統合段階は、ポストディールと呼ばれます。

先輩

M&A取引金額の規模を表す言葉として、ディールサイズが使われているわ。これも頻繁に使用される用語よ。
取引金額が、巨額な超大型M&A取引は、特に区別してメガディールと呼ぶよ。

上司

トランプのポーカーでのディールの意味

トランプゲームでのディールは、カードを配るという意味。また、カードが配られてから、その手札を使い切るまでの、連続するプレイもディールです。

ポーカーのディールには、もうひとつ別の意味があります。ゲームに残っているプレイヤーが合意して、トーナメントを早く終わらせるのがディール。

この意味でのディールは、大きなトーナメントで使われます。ゲームに残ったプレイヤーが、ディールに合意した場合、各自のチップ保有枚数などによって賞金を分配。その後、勝者を決めるために、残りのゲームをプレーするのが普通です。

【豆知識】野菜のディールはさまざまな料理で活躍!

ディールは、魚料理で使われることが多いハーブ。ディルと呼ばれることもあります。

茎や葉は、すっきりとした香りとほのかな甘みが特徴。スモークサーモンと組み合わせたレシピは、絶品です。辛味のある種子は、スパイスとして使われています。

ディールを理解し、シチュエーションに合う意味を読み取ろう!

ビジネスでのディールは、取引・売買という意味で使われることが多いです。しかし、ディールが、分ける・配るという意味で頻繁に使用される場面もあります。社会人が、ビジネス用語の意味を取り違えたら恥ずかしいですよね。

シチュエーションに合わせて、ディールの意味を読み取れるようになりましょう!