グルーピングの意味とは?ビジネスにおける使い方や類語、英語を徹底解説

グルーピングとは『組み分けする』こと

上司

売り上げのデータ、細かく分けてくれているね。エリアごとにグルーピングしたデータも追加してくれるか?
グルーピング…。グループにすることでいいんですか?

新人

上司

そうそう、エリア別の合計も出してほしいって意味だよ。

グルーピングは、文字からも推測できるように『グループにする』という意味です。わかりやすく表現すると『組み分けする』となります。

しかし、分野や場面によっては違う意味で使われることもあるため、きちんと理解しておく必要があります。

ここではグルーピングという言葉の意味や正しい使い方をしっかりマスターするだけでなく、関連語や英語の意味もあわせてチェックしておきましょう。

グルーピングの意味をチェック!

「グループにすること」で片づけられてしまいそうなグルーピング。使用シーンごとに、言葉の意味を明確にしておきましょう。

カタカナ用語のグルーピングとは?

グルーピングは、主に『グループごとに分類する』『組み分けする』の意味で使われます。しかし、『配置する』の意味ももっています。また、グルーピングは分野によってもニュアンスが異なるので、ここで代表的な使い方をいくつか紹介します。

グルーピングの意味①:ビジネス

メールのチェック、社内システムへの入力、伝票整理、在庫チェックなど、ビジネスではさまざまな作業をこなしています。一つの案件で、複数の作業が必要な場合も多いですが、一連の流れで処理すればとりあえず終わらせることは可能です。

しかし、仕事をするにあたっては、できる限り作業別にまとめて実行したほうが、効率がいいとされています。この『同じ作業はできるだけまとめて』という分類作業もグルーピングです。

グルーピングの意味②:IT・コンピュータ

エクセルなどの表計算ソフトにおいて、同じ項目でまとめたり、集計したりする作業をグルーピングと呼ぶことがあります。

また、横・縦と広い範囲に入力されている情報から、必要な部分のみを表示させる『グループ化』の機能があります。「グルーピングしておいて」と頼まれた場合、表計算ソフトの話なのか、文脈から推測しましょう。

そのほか、IT業界にはSQL*というプログラム言語があります。その中には『GROUP BY』『HAVING』など、グルーピングして集計する関数が存在します。
(SQL*:大量データを効率的に取得・更新・追加・削除ができるプログラム言語)

グルーピングの意味③:ダーツ

ダーツの世界におけるグルーピングは、同じターゲットを狙って投げた3本のダーツの集まり方を指します。

3本のダーツの距離が近ければ近いほど、スローイング精度が高いといえます。ダーツの上達を目指している人にとって、グルーピングを意識した練習は非常に重要です。

グルーピングの意味④:部屋の片づけ

日常においても、グルーピングは存在します。食器は食器棚へ、服はクローゼットへ、食品は冷蔵庫へなど、それぞれ組み分けしていますよね?これも一種のグルーピングです。

また、片付けでは、よく使うモノ別にグルーピングすると作業上効率がいいとされています

たとえば、洗濯するのにも、洗剤・柔軟剤・部分洗い洗剤・オシャレ着用洗剤・漂白剤など、さまざまなアイテムを使います。現在使っているモノを一つのグループとし、予備は別にまとめておくほうが、作業上の効率がいいわけです。

グルーピングの意味⑤:道路

道路におけるグルーピングは、路面の進行方向や、道路に対して直角に溝を掘る『グルーピング工法』という道路の作り方を表す言葉です。

進行方向に彫られる縦溝は、タイヤのスリップの予防や、大雨時には排水作用をもたらします。大量の雨水でタイヤが滑ることの予防にも効果があるとされています。

一方、道路に対し直角に彫られる横溝は、縦溝と同様に、大雨時に排水作用をもたらす効果や、摩擦抵抗で制動力を向上させる効果があるとされています。

グルーピングの英語は『grouping』

グルーピングを英語で表現すると『grouping』となります。もともとは動詞として使われる『group(集まる)』+『ing』をつけた現在分詞で、『grouping』となっています。

そして、『組み分けする』の意味をもつ、こんな熟語が存在します。

■political grouping(政治団体)
■social grouping(社会集団)
■manner of grouping(グループ分けの方法) など

このように、英語では集団や集まりを指す用語として使われることがあります。日本語と同じように、『組み分け』の意味で用いることも可能です。

グルーピングの類語

『組み分けする』を意味するカタカナ用語は、グルーピングのほかにも存在します。いったいどのように使い分ければいいのでしょうか。

カテゴライズ

カテゴライズとは、『カテゴリに分類すること』を指すカタカナ用語です。『カテゴリ』とは、玩具、衣料品、家具などのざっくりとした分類であり、どのように分類するか定義が決まっています。

つまり、『カテゴリごとに組み分けする(=グルーピングする)』ことが、カテゴライズになるわけです。

ソーティング

ソートとは、『特定の条件で並べ替える』を指します。ソーティングは、ソートを実行することを意味するカタカナ用語です。グルーピングでは、ただ分類されていればいいですが、ソーティングは順番に並ぶという条件が加わります。

[ビジネス版]グルーピングの使い方・例文

カタカナ用語が飛び交う現代において、あらゆる言葉の意味を理解するだけでも大変です。また、意味がわかっても会話で取り入れられなければマスターしているとはいえません。そこで、グルーピングという言葉をどのように使えばいいのか、例文を使って確認してみましょう。

例文1

この集計システム、エクセルで作業していたときよりも効率UPできているね。グルーピング化するのは、手作業になるんだよね。なんとかならない?
例文2

ショールームに置くカタログ、漠然と並べるんじゃなく、グルーピングしたほうがほしいものを探しやすいわね。
例文3
商品をグルーピングして表示させるように改修してから、ホームページのアクセス数が倍に伸びました。

グルーピングが重要なブレインストーミングって?

ブレインストーミングとは、新プロジェクト開始時などに、限られた時間で参加メンバーが自由に意見を述べ合うこと。『ブレスト』と略語で呼ばれることも多いです。

ブレストの中では、どんなアイデアでも自由に発言できるため、時間が進むにつれてさまざまなアイデアが集まっていきます。

しかし、漠然とアイデアが溜まっているだけではブレストの効果は発揮できません。出したアイデアを的確にグルーピングしてこそ、効果を最大限に引き出せることになります。

グルーピングが名前についた用語

日本で使われるカタカナ用語の中には、グルーピング〇〇といった形で使う関連語がいくつかあります。ビジネスシーンだけでなく日常の中にも存在するので、覚えておくと便利です。

グルーピングホルダー

コクヨから発売されている、複数のクリアホルダーをひとまとめにして保管できるようにした事務用品です。グルーピングという名称の通り、きれいに組み分けできそうですね。
参考 グルーピングホルダーKOKUYO

グルーピングタイム

タイムという植物の一種で、近づいてみるとたくさんの小さな花がグループを作って咲いているように見えるのが特徴です。

上手にグルーピングして効率よく仕事をしよう!

仕事をする上で、効率のよさはとても大切ですよね。人によって作業の進め方はさまざまですが、グルーピングは作業順を決めるために欠かせない要素。あなたも上手にグルーピングして、ぜひ作業効率をアップさせてください。