ウィットとは「とんち」のこと!
上司
新人
上司
よく「ウィットに富んだ人」という表現がされることがあります。これは頭の回転が速く、気の利いた切り返しができる人のことをいいます。
ビジネスで成功している人は、「ウィットに富んだ人」が多いです。ウィットの意味や使い方を学び、社会人としてレベルアップしましょう!
ウィットの意味を解説
カタカナ語のウィットは、一休さんのとんちをイメージしてもらえば、どのようなものか意味を想像することができます。英語のウィットも、同じようなことを意味するのでしょうか?
英語のウィット(wit)はどんな意味?
ウィットは英語表記すると「wit」。「wit」には次のような意味があります。
・機転(とっさにいい考えを思いつく能力)
・知力
・とんち
・理解力
・知恵
・とんちが得意な人
・頭がよく、気が利く人
カタカナ語のウィットとは?
カタカナ語のウィットは、次のような意味をもつ言葉です。
・機知(臨機応変に反応できる鋭い知恵)
・機転(とっさにいい考えを思いつく能力)
・とんち
素早く知恵を働かせて物事を理解し、即座にくすりと笑いがとれる反応をする能力がウィットです。
【分野別】ウィットの使い方・会話例
ウィットは会話や文章、状況に臨機応変に対応して、うまい切り返しをすることや、それができる才能を意味するカタカナ語です。
しかし、少し異なる意味合いでウィットが用いられるケースも。次に紹介する例文は、それぞれ異なる使用法でウィットが使われていますよ。どのような使い方をしているか、注意しながら例文を読んでみてください。
ウィットに富む・ウィットに富んだ
新人
上司
ウィットを交える
上司
先輩
ウィット感がある
新人
上司
ウィットの類語
ウィットのように笑いを意味するカタカナ語は、ほかにもいくつかあります。それらの言葉と、ウィットにはどのような違いがあるのでしょうか?ウィットの類語についてみてみましょう。
ユーモア
ウィットとユーモアは、どちらも独特の返しで笑いをとることを意味します。しかし、ウィットとユーモアでは、笑いに込められた気持ちが違ってきます。
ユーモアは笑いで周囲を楽しませる気持ちが込められています。暖かい気持ちの入った笑いがユーモアです。
それに対して、ウィットに込められているのは鋭さ、皮肉、批判。単に明るく笑えるのがユーモアで、機転が利いた鋭い笑いはウィットになります。
エスプリ
エスプリは、ウィットをフランス語で表現するときに使われる単語。ウィットとエスプリの意味はほぼ同じです。
ヒューモー
ヒューモーは巧妙さや不合理さで笑いを取る話術のこと。
ウィットのような鋭さはなくても、笑いがとれる話術ならヒューモーになります。
シャレ
シャレはその場の状況に合っていて、かつ、気の利いた面白い文句のこと。
ウィットは気の利いた面白い切り返しができる才能を意味する場合が多いですが、シャレは笑いを取りにいく文言そのもののことをいいます。
具体例で考えるウィット
ウィットに富む人は、ビジネスでどのような会話をしているのでしょうか?ウィットの意味がわかったら、次はウィットに富んだ会話のやり方が気になってきますよね。
新人
取引先
新人
取引先
そんなときには、ウィットを使って、膠着した状況を破壊しましょう!少しクスッと笑えるようなセリフを交えるだけで、その場の空気を和らげることができます。おまけに、角を立てずに自分の不満も表明できるのがウィットの便利なところです。
ウィットに富んだジョークでビジネスをスムーズに進めよう!
ウィットは緊迫した状況に笑いを吹き込み、場の雰囲気を和ませることができる才能です。
ビジネスでは、無理難題を押しつけられたり、失礼な対応をされたりすることもありますよね。それらを全部受け入れていたら自分がパンクしてしまいます。かといって、正面切って相手と衝突ばかりしていたら、まとまるビジネスもすべてダメになって仕事になりません。
ウィットを身につけると、このような仕事上のピンチを上手く回避することができますよ。ウィットをビジネスに役立てていきましょう!