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オファーとは?ビジネスやマーケティングにおける意味って?使い方・英語・関連語も徹底解説!

オファーとは『申し出る』こと!

先輩

CHEWY社のAさん引き抜きの話、正式にオファーしたらしいわよ。同業者として話したことあるけど、かなり優秀よ。
え~~!ボク、仕事なくなっちゃいますよ~。

新人

先輩

いや、そんな心配する前に「もっと頑張ります!」って言えないわけ?!
ビジネスシーンはもちろんのこと、日常においても『オファー』はよく見聞きするカタカナ用語。主に『申し出る』の意味で使われます。しかし、分野によっては違う意味合いになることがあるため、知っておかなければ会話がかみ合いません。

今回は、『オファー』の意味だけでなく、英語でも同じ意味で通じるのか、どんな関連語があるかなどにも触れながら解説。ビジネスシーンでオファーという言葉が登場したときに備えて、しっかりと学んでいってください。

オファーの意味をチェック!

言葉の意味を取り違えてそのまま行動に移したら、場合によっては大変な問題を起こすこともあります。自信をもって『オファー』という言葉を使えるよう、カタカナ用語の意味だけでなく、もとになっている英語の意味もあわせてチェックしましょう。

カタカナ語のオファーの意味

ビジネスで使うオファーは、『申し出る』『申し込む』を指しており、売買契約時や人事用語として使われることが多いです。何かを申し入れたり、申し出たりするときに使います。

オファーの類語

オファーには『申し出る』『申し込む』の意味がありますが、ほかにもこんな言葉で言い換えが可能です。

オファーの類語(言い換え表現)
・持ちかける
・提案
・申し入れる
・買って出る など

オファーというカタカナ語を使いたくないときは、このように日本語で表現すると無難です。

オファーの英語は『offer』

オファーは英語で『offer』と表記します。英語の『offer』は、次のような意味をもつ単語です。

【動詞】
■申し出る
■提示する
■ささげる
■示す など

【名詞】
■申し入れ
■申し出
■提案
■指値 など

英語の場合は、動詞と名詞がありますが、いずれも申し出る、申し出などの意味になります。

そして、英文の中ではこのように使います。

■offer~at half price(~を半額で提供する)
■offer~at a low price(~を低価格で提供する)
■a fob offer(求人)
■offer advice(忠告する)
■offer a challenge(挑戦する) など

分野ごとに異なるオファーの意味

基本的には『申し出る』の意味で使われるオファー。しかし、分野によっては違う意味になる場合があります。基本的な意味を頭に浮かべながら、各分野での違いを比較してみましょう。

①:ビジネス

ビジネスの中でオファーがよく使われるのは、契約や見積など、何かを提示したり、返事を求めたりする場面です。

たとえば、売り込む側が条件を提示する場合には、『条件をオファーする』となります。また、買い手側の条件に回答を求める場合は『回答をオファー』するとなります。

②:マーケティング・広告

マーケティングや広告の分野では、オファーをするのは売り手側。消費者に対し、「この購入条件を満たせれば、こんな特典がありますよ」と条件を提示することをいいます。いくつか例をあげてみましょう。

■公式サイトから購入すると5%OFF
■定期契約すると定価の10%引き
■公式サイトで購入するとポイントがたまる

販売促進に関わることなので、マーケティング分野の用語のように感じますね。これらの情報はチラシや雑誌などで宣伝するため、広告分野でも使われています。

②:就職・転職

就職・転職の分野では、『採用にあたり条件などを提示すること』をオファーといいます。主な内容としては、給与、雇用形態、就業時間などですね。

雇用する側は、『経歴』『転職理由』『退職理由』などを参考に合否を決めます。求職者はオファーを見て、自分が求める条件に見合っているかを判断します。

オファーとスカウトの違いは?

スカウトとは、有望な人材を探したり勧誘したりすることをいいます。そして、勧誘した人材に対し、条件を提示する段階が『オファー』です。要するに、勧誘(=スカウト)して、条件提示(=オファー)をすることになります。

厳密には、オファーとスカウトの意味に違いはあります。たとえば、リクナビ、マイナビなどの転職サイトでも『オファー』と『スカウト』のニュアンスが異なりますので、それらのサービス内で定義されている内容をしっかりチェックしましょう。

③:FX用語としてのオファー

FXとは、通貨を売買して利益を出す取引のこと。そして、FX用語のオファーは『売り手が示す価格』を指します。それに対し、買い手が示す価格は『ビット』というので、豆知識として覚えておくと便利です。

[ビジネス版]オファーの使い方・例文

オファーは比較的広く知られているカタカナ用語ですが、使い方に迷う人は多いはず。これを機に正しい使い方を明確にし、自信をもって会話できるようにしておきましょう

例文1

上司

A社との売買契約だけど、最初の面談ではこの条件でオファーを出してみてくれるか?
例文2

先輩

夏のキャンペーンのオファーだけど、『3個購入で15%オフ』だっけ?『定期契約で初回に1個プレゼント』だっけ?
例文3
転職サイトでA社とB社からオファーがきたが、B社を選ぶことにした。

オファーの関連語

オファーは分野ごとに使い方や意味合いもさまざまですが、関連語もいろいろあります。ここでは、特に転職を考える際に覚えておいたほうがいい言葉を紹介しておきます。

オファーレター

オファーレターは、日本語でいうと『内定通知書』。入社試験や面接を受けた求職者の中から、採用を決定した人に対して内定を伝える書面を指す言葉です。その後、多くの企業がオファーレターを渡した人に対し、最終的な確認をする面談を行います。この面談を『オファー面談』といいます。

カウンターオファー

今勤めている会社を辞めたいと思ったときには、『退職希望』を申し出ます。しかし、企業側が「この人に辞めてもらったら困る!」という場合には、「この条件を出すので残ってもらえないか」と引き止めます。カウンターオファーとは『退職希望者に提示する条件』を指しています。

[番外編]メルカリのオファー機能って?

今話題のフリマサイトのメルカリには、『オファー機能』というものがあります。これは、出品者に対して値引をお願いする機能で、出品者が承諾すれば、オファー価格で取引をすることができる仕組みです。実際に利用する際は規定にしっかり目を通すようにしてください[efn_note]参考:メルカリ|オファー機能[/efn_note]。

オファーの意味を理解し、分野に応じて正しく使おう!

オファーはよく耳にするカタカナ用語ですが、分野によって意味合いはさまざまです。ここで紹介した内容をきちんとマスターし、どんな場面でも正しく使えるようにしておきましょう