ラインナップとは「顔ぶれ」という意味!
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新人
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ラインナップの意味や使い方をくわしくみていきましょう。
ちなみに、ラインナップゲームは誕生日順や名前のあいうえお順など、お題に応じて整列するレクリエーションです。
ラインナップの意味を解説
ラインナップはテレビなどでもよく耳にする言葉ですよね。日常的に用いられているため、あえてラインナップの日本語の意味を考えたことはないという方もいるかもしれませんね。
ラインナップは使用されるシチュエーションによって意味が変わってくる用語です。どのような意味でラインナップが使われているか正しく判断できるように、ラインナップの意味を確認しておきましょう。
英語のラインナップ(lineup)はどんな意味?
ラインナップは英語表記すると「lineup」。「lineup」には次のような意味があります。
・(特定の目的で集まった人や品物の)顔ぶれ、構成、 陣容
・(試合開始時の)整列
・(野球の)打順
・(テレビの)番組表、放送スケジュール
・イギリス英語:(ショーや試合に出演・出場する人の)顔ぶれ、陣容
・アメリカ英語:(警察が目撃者に面通ししてもらうために並ばせた)容疑者の列
・カナダ英語:(車や人が何かを)待っている行列
カタカナ語のラインナップとは?
ラインナップには次のような意味があります。
・野球の打順。バッティングオーダー
・スポーツの試合開始時に選手が整列すること
・番組などの内容。プログラム
英語の「lineup」と違い、カタカナ語のラインナップには待ち行列のような意味はありません。
ラインナップとラインアップ
カタカナ語のラインナップは「ラインアップ」ともいわれます。「ラインアップ」は「lineup」を英語のつづりのまま読んだときの発音、「ラインナップ」は英語圏の発音に近い形でカタカナに直したものです。日常生活で使う場合はどちらを使用しても間違いではありません。
しかし、報道機関やテレビ業界ではラインアップが使われることが多いです。
また、自動車業界では、メーカーによって取り扱っている車の顔ぶれを表現するときに、ラインアップを使ったり、ラインナップを用いたりいろいろな場合があります。
このように、ビジネスでは分野によって、ラインナップとラインアップのどちらを使用するか違います。自分の業界でどちらが多く使われているか見極めてラインナップ、ラインアップを用いることをおすすめします。
【分野別】仕事で役立つ!ラインナップの使い方・例文
ラインナップは複数の意味をもつ言葉です。シチュエーションに合う使い方を正しく選べるように、それぞれの分野でのラインナップの使い方を例文で勉強しましょう。
小売業・メーカーにおけるラインナップ
先輩
上司
先輩
映画やテレビ業界でのラインナップ
テレビ局上司
先輩
スポーツにおけるラインナップ
新人アナウンサー
先輩
スポーツでのラインナップは試合に出場する選手の顔ぶれを意味することもあれば、選手が試合前に整列していることを意味する場合もあります。野球では打順を指していることも。シチュエーションに合わせて意味を解釈してください。
上司
ラインナップの類語
さまざまな分野でよく使われるラインナップには、似た意味をもつ類語がたくさんあります。
ラインナップの類語には、カタカナ語も漢字の言葉もあります。使用される場はレストランやコンサートなどが挙げられます。バリエーション豊富な類語の中から、今回はカタカナ語を中心に紹介していきます。どのような言葉があるのかみてみましょう!
メニュー
メニューの意味は「料理の一覧」や「取り扱う項目の一覧」。予定されている事柄をわかりやすく一覧にまとめたものや、まとめられたその内容のこともメニューといいます。
IT分野でのメニューは、コンピューターのディスプレイに表示される、OSやソフトウェアで使える機能の操作項目一覧のこと。マウスやキーボードで使いたいメニューを選択して、機能を実行させます。
セットリスト
セットリストは、アーティストやバンドがコンサートで演奏する曲順を、一覧にして記載した文章のこと。コンサートのスケジュール表みたいなものですね。そこから意味が広がり、コンサートで演奏される曲順そのものもセットリストといわれます。
メンバー
メンバーは「集団を構成している人」「構成員」「一員」「参加者」「顔ぶれ」のことです。メンバーの「顔ぶれ」は、人にだけ使うのが一般的。そして、単なる顔ぶれというよりも「構成する一員」という側面が強くなります。この点がラインナップと違います。
レパートリー
レパートリーは、もともと音楽や演劇で使われる用語です。劇団や演奏家などが、いつでも観客に披露できるよう、常に準備している演目や曲目を意味します。
そこから意味が広がり、ある人が得意としていて、技量を発揮できる分野や範囲のことをレパートリーというようになりました。
先輩
【番外編】サーフィンにおけるラインナップ
サーフィン用語にもラインナップは使われています。サーフィンでのラインナップは何本もの波が連続してやってくる様子のこと。「あのラインナップに挑戦しよう!」のような言い方で用います。ラインナップはサーフィンでの注意喚起にも使用される用語です。
たとえば、「自分の力量に以上のラインナップには乗らないようにしてください」といわれたとして、その意味がわからなかったらどうなると思いますか?初心者が対応できないような大きすぎる波に挑戦してしまったとしたら、重大な事故につながる危険もあります。
サーフィンをする人は、注意書きの意味が理解できないと非常に危険なので、しっかり意味を覚えておきましょう。
商品にも人にも使える「ラインナップ」を知っておこう!
ラインナップは、ビジネスでは「顔ぶれ」という意味で用いられることが多いです。この「顔ぶれ」という意味は商品にも人にも使用できるので、ラインナップはとっても使い勝手がいい言葉ですよ。
シチュエーション別に使い分けされるそのほかの意味とあわせて覚えて、ビジネス会話にラインナップをどんどん使ってみましょう!